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後日談 3
しおりを挟む「食事にしましょうか。作っておくので、その間にシャワーを浴びてきて下さい」
「え?いや、さすがに今日は帰りますよ。」
家の中に入ると、先にそう言われたため連日泊まるのは駄目だろうと返す。だが、シャノンはそんな僕を不思議そうに見てくる。
「ここからの方が職場にも近いのですから、ここから通っては?」
「いやいや、そんなわけにはいかないでしょう。まだ僕たちは……えーっと、そういうのじゃないんですから」
「そういうのになるんですよ。この家が気に入らないなら、新しく建てましょうか。どういう家がいいですか?」
「家!?いいよそんなの!ここ広いし十分だって!」
「ではしばらくはこの家でいいですね。手狭になったら考えましょうか。はい、レーテル。着替え持っていって下さいね」
と、話をすり替えられたと思ったら着替えを渡されて浴室に促された。流されているのは分かっているが、シャノンは今日も僕に泊まって欲しいらしい。あれ、さらっと同棲する流れになっている?とシャワーを浴びながら気付いたが、流されてみようと思ってしまった今、もうそれでもいいかという気もしてくるから不思議だ。ここに住むなら、荷物を取ってきて、家を引き払ってこないといけない。もしここを追い出されたりしたら……いや、そんなことになったらシャノンから慰謝料ぶんどってやる。……まぁ、そういう心配はないだろうとは思うけど。
「もうすぐ肉が焼けますよ。レーテル、おいで」
シャワーを浴びて出ると、シャノンが皿を並べていた。手を引かれて行くと、ソファに座るように促される。シャノンは後ろに立つと、僕の髪の毛を乾かし始めた。相変わらず気持ち良い。目を閉じて甘んじて受けていると、
「レーテル」
名前を呼ばれる。それに返事しようとした時、頬に当てられた手で顔を上げられ、額に柔らかい感触が。思わず目を開けると、優しく笑うシャノンが視界に入って固まる。
「そろそろ出来上がる頃ですね。食事にしましょうか」
するっと当てられていた手で頬を撫でると、シャノンはそう言って席に着くように促してきた。僕は、額に手を当ててポカンとする。今……。だが、シャノンは全く気にしている様子がないため、ちょっとムッとする。立ち上がって席に着くと、焼き上がった肉が乗った皿を置かれた。サラダやスープも出されて、美味しそうな匂いが漂う。
「やはり良い肉はどう焼いても美味しいですね」
「……ふふっ。適当に焼いたんですか」
シャノンの言葉に思わず笑う。余裕で完璧に何でもするような人が、肉を焼くのは適当らしい。アンバランスさに可笑しくなってしまった。それから話しながら食事を進める。気付けば夜も更けていった。
「いいですって、僕はソファで。体の大きさも十分ですし」
「大切な子をそんなところで寝させるわけにはいきませんよ」
「……っ、それは、そう、かもしれないけど」
シャノンもシャワーを浴びて、さて寝るかという時。ソファで寝ると言うシャノンに僕がそこで寝ると言うと、さらっと言葉に詰まることを返され、よく分からない返事をしてしまった。そうかもしれないって何だ……。そもそもソファも絶対良いやつだし、フカフカだし、僕が横になっても余るぐらい大きい。問題なく眠れるから構わないのに。だが、シャノンが寝るには窮屈だろう。だから僕が寝ると言っても譲らないため、どうしようかと考えていると、
「では一緒に寝ましょうか」
「へ?」
言うが早いか、シャノンは僕の手を引いて寝室に入るとベッドに寝かしてくる。
「ちょ、待って、いや、いいんだけど、でもちょっと待って……!」
シャノンが僕に覆い被さるようにベッドに上がってきて、焦ってそう言いながら後手をついて後退ろうとすると、シーツで手が滑って仰向けに寝転がってしまった。視界にシャノンが入ってきたかと思うと、ゆっくりと顔を近付けられる。思わず、ギュッと目を瞑ると、
「ふふ、意識してくれるのは嬉しいですが、さすがにまだ手は出しませんよ」
そう言われて、ハッとして目を開けた時、チュッと音を立てて額に唇を落とされる。目を見開く僕に、
「おやすみ、レーテル」
微笑んだシャノンは僕の上から退けると、ベッドから降りて寝室を出ていってしまった。力が抜けた僕は、仰向けのまま、熱くなった顔を腕で隠す。
「うぅー……。もう!」
バサッと布団を頭まで被って丸まる。調子が狂う。初めてじゃあるまいし、何をテンパっているんだ僕は……!落ち着こうとするも、シャノンの匂いがして全然落ち着かない。これじゃ、まるで抱きしめられているような……と思ってしまったのに気付いて、バッと布団から出た。駄目だ、こんなの落ち着くわけない!
ベッドから出て傍にあった椅子に座る。しばらくして、そろそろと寝室を出た。シャノンはもう寝ているだろうと、足音を立てずにそっと歩く。キッチンに行って水を飲むと、そっとソファに近付いた。僅かに上下しているソファの上の塊に、寝ているな、と確認。顔はソファの背側を向いているため見えないが、動かないため眠っているのだろう。
傍にしゃがみ込むと、サラサラしているシャノンの髪の毛を指で梳く。いつもは縛っているため、あまり見られるものじゃないからちょっと新鮮だ。
「……優越感、だなこれ」
あの宰相様が僕を好きで、こんな無防備に寝て好きに触られているなんて。他の人はきっとこんなことできないに違いない。そう思うと、そんな人の特別になったようで、優越感が湧いてくる。こんな考えをしてしまう時点で、僕は本当の意味で可愛くなれないんだろうな。こてんと頭をソファに乗せて、シャノンの髪に指を通しサラサラと落とす。
「……僕の可愛いは、人工物だからなぁ」
自分の容姿の可愛さは分かっているが、中身の可愛さはどうしようもない。ユンは僕を羨ましいと言うけれど、僕は純粋で何もしなくても容姿も中身も可愛いユンの方が圧倒的に良いと思う。ふふ、シャノンはユンに会ったことがないのかもしれないな。もしユンの方がいいって言われたら、それはちょっと、嫌だなぁ……。目を閉じて色々考えていると、眠くなってくる。あぁ、ベッドに戻らないと……と思っている内に、だんだんと意識が薄れていった。
ーーーシャノンside
……全く、この子は。どうしてやりましょうかね。
喉が渇いたのか、キッチンで水を飲んでいる様子だったが、何を思ったのかこちらに近付いてきて私の傍に座った。何をする気なのかと寝たふりをしていると、楽しそうに私の髪に指を通し始めたレーテルに口角が上がりそうになる。そのうち、近い距離にレーテルを感じたかと思うと、動きが緩やかになってついに止まった。そっと起き上がると、私が寝転び頭があったすぐ近くに、レーテルが頭を預けて眠っていた。
……本当に、こう可愛いことばかりされては困るのですがね。
そっと抱き上げて、ベッドへと運ぶ。レーテルは、可愛く振る舞っていなければ可愛いと思われないと考えているところがある。さっきの発言は、そこからきているのだろう。悲観的な様子ではなかったため、割って入ることはしなかったが。何をしていても可愛いに決まっているのに、どうもその辺りの自覚だけ欠落しているようだ。そういう風に振る舞っている時に近寄ってくるやつらが多かったためだろうが、こうして突拍子もなく可愛いことをしてくるのだからたまらくなる。
ベッドに寝かせると、そのまま私も横になる。レーテルを抱え込むとスッポリと腕の中に収まるため笑みが溢れる。すると、少し唸りながらすり寄ってきて、ぴったりと抱き着くと安心したように穏やかな寝息が聞こえてきた。思わず額に手を当てて、この状況をどうするか考えるが、離せるわけもなく。少し傍にいたいだけだったが、こうなっては仕方ないと口角を上げると、そのまま抱き締め目を閉じたのだった。
ーーーー
「……んん」
温かく、良い匂いに包まれている感覚に気持ち良くなる。日差しが眩しくて、もぐるようにしてその温かいものに擦り寄り、ギュッと抱き着く。眠い……。
「……無防備な時の破壊力が凄まじいですね。レーテル、朝ですよ。起きないのですか?」
「おきてる……」
夢見心地のまま、問われることに答えて温かいものに顔を押し付け光を遮ろうとすると、優しく頭を撫でられる感覚に再び眠りの世界にいこうとする僕。
「……レーテル、さすがに私も我慢の限界なんですが」
「ふふ、しゃのんが、がまんだって」
ほどよい眠気と温かさの中で、聞こえた言葉にくふくふ笑うと、僕の頭を撫でていた手が止まってた。んん?と頭を止まった手に押し付けると、突然、温かいものに包まれたまま体を起こされる。浮遊感にびっくりしてパチっと目が開き、眠気が吹っ飛んだ。そして、目の前には、真顔のシャノン。あれ、どういう状況?
「レーテル、起きましたか?」
「う、ん。おはよう……?」
抱き締められたまま、顔を上げて疑問符をつけたまま挨拶をする僕に目を細めると、シャノンは後頭部に回している手をスルッと首までおろしてきた。それにゾクッとすると、
「……はぁ」
ため息をついたシャノンはそのまま手を離し、腕を解いた。それにポカンとする僕に、ベッドから降りたシャノンは、
「レーテル、今まで誰かと朝を共にしたことは?」
「え、朝?……あ、お泊まり会を、ユンとしたこととが……」
「……ユンさんですか。はぁ、どこまでいってもユンさんが立ちはだかってくるんですね」
「え、何?朝が何?僕何かしたの!?」
呟くように吐き出したシャノンの言葉が聞こえなくて、何をしでかしたんだと焦る僕に、シャノンは着替えて来て下さいねと言って寝室を出て行ってしまった。えぇ、何したの僕……。なんだか、呆れられたような気がするんだけど、とモヤモヤしながら着替える。寝室を出ると、シャノンはいつも通りで、さっきのは何だったんだ?と首を傾げた。
「レーテル、やっぱり先に婚姻届を出しましょう。王が保証人になってくれるとのことなので」
「は!?」
だが、朝食を食べている時にとんでもないことを言われて思考が止まる。
「指輪はまだなので、式は後日にしましょう」
「ま、待って、どうしていきなりそうなるの!?」
「我慢できそうにないからです」
「何が!?」
「冷めますよ、早く食べましょう」
突然の決心は何!?全くそういう雰囲気じゃなかったし、我慢って、え?手を出すとかそういうこと?いや、でもそんな素振りはなかったから違う……?え、じゃあ何?
混乱しまくっている僕は、促されるまま用意して職場に一緒に向かわされる。仕事をしつつ、え、あれ本気?と常に頭の隅にあるシャノンの言葉。集中できないまま時間が過ぎていき、気がつけば昼休憩。ふらふらと食堂に行くと、ユンの姿が。
「ユン!」
思わずユンに抱き着くと、驚きながらも嬉しそうに名前を呼んで抱き締め返してくれる。あぁ、可愛い。ユン可愛い、好き。
「ふふ、どうしたのレーテル。お腹空いたの?」
「んー、うん、色々考えてばっかりでお腹空いた。一緒に食べよ!」
にこにこと嬉しそうなユンに、僕も嬉しくなる。よし、今は何も考えずにユンとご飯を食べよう!と注文した後、一緒に座ろうとした時。周囲が何やらざわざわと騒がしくなった。なんだろう、と見渡そうとすると、
「レーテル、一緒しても?」
知った声が聞こえたかと思うと、後ろからお腹に回された腕で引き寄せられ、持っていたお盆をスッと取られる。
「え、しゃ、んん、ゴホン。宰相様、どうしてここに……」
「文官たちに、君はここだと聞いたので。……紹介していただいても?」
ハッとして、ユンを見るとポカンとしている。えっと、とユンに話そうとすると、
「宰相様……?うん?レーテル……?」
あぁ、混乱している、見て分かるくらい混乱している。
「ふふ、一先ず座りましょうか」
そんなユンを見ながら、シャノンは微笑んでそう言った。……笑った?いや、まぁ、可愛いユンを見て頬が緩むのは仕方ないけど、うん、僕もそうだし……。なんだか腑に落ちない自分に首を傾げていると、さっさとシャノンに席に着かされた。ユンも促されて座り、シャノンは僕の隣へ。
「あの、宰相様は、その、レーテルと……?」
「えぇ。ユンさんのことはレーテルからよく聞いています。これからも友人としてよろしくお願いしますね」
「は、はい」
萎縮してしまっているユンに慌てて、ご飯食べよう!と声を掛ける。さっさと食べてシャノンをここから連れ出そうと決意した僕。
「レーテル、美味しいですか?」
「へ、う、うん、美味しいけど……」
「ふふ、ついていますよ」
急いで食べようとしたからか、口の端に何かついたらしく。言われて、拭おうとすると、それより先にシャノンの指が掠める。そして、そのまま自分の口へ……!?
「ちょっ……!」
信じられない、何してるのこんなところで!顔が熱くなってしまい、シャノンに物申そうとするも言葉が出てこない。いや、どうして満足気なんだあなたは……!
「宰相様、レーテル。ユンを連れて行っても?」
いつの間にか、カイト隊長がいてそう聞かれ、僕が何か言う前にシャノンが「どうぞ。ユンさん、ではまた」と勝手に返事をして、ユンは戸惑いながらもカイト隊長に手を引かれて行ってしまった。醜態を見られなくてよくなったけれど、一体何がしたいんだとシャノンを見る。
「挨拶しておきたかっただけですよ」
なんでもないように言われるが、何か含んだようなシャノンの顔に、僕は表情が険しくなる。
「ユンに何かしたら、シャノンでも……」
「君が思っているようなことは何もないですよ。はぁ、君は結構鈍感ですね」
僕が震える唇で言うと、シャノンは困ったように笑ってそう返してきた。鈍感?僕が?自分でもよく気がつくし、周りを見ることができていると思っているけど、とムッとすると、
「ただの嫉妬ですよ。君の特別の、ユンさんに」
顔を寄せてきたシャノンが耳元でそう言った。え、と目を見開くと、
「……君の特別になりたい男がここにいることをお忘れなく」
そう続けたシャノンは意地悪気に微笑みながらも、真剣な目に僕は息を飲む。
「ふふ、ゆっくり食べるといいですよ。その分、君と一緒にいられます」
嬉しそうに言うシャノンに、さすがにゆっくり食べる精神は持ち合わせているはずもなく。熱くなった顔のまま、僕は必死に残りのご飯をかきこんだのだった。
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