12 / 15
12
しおりを挟む
伊藤が進学ではなく就職することに決まったことを、明義はある日夕ご飯の時に知らされた。
すでに、下宿の先生と伊藤の父親の間でも何度か話し合いが持たれたようであった。
明義は、自分も進路を決める時になったら、こんな風に下宿の先生から干渉されるのか、と考えただけで、めんどくさいなあ、と思った。
そんな訳で、三月までいるとばかり思い込んでいた伊藤は、十月いっぱいで下宿から出ていった。
十一月の初旬のある月曜日の朝、お決まりの朝のスキンシップで、剣もほろろに先生が追い返された後、留美子は明義にメモを渡した。
明義は、部屋に戻ってそのメモを見た。
「今日は、下宿に戻って昼食を食べてください」「このメモは直ぐにトイレに捨ててください」
明義は、鞄の準備をしてから、トイレに入った。
玄関に向う前に、念のため、ダイニング・テーブルを覗いたが、いつも通り明義の弁当箱はあり、彼はそれを持って下宿を出た。
四時間目の授業は、数学だったが、明義は気も漫ろだった。
正直、決心するまでには時間がかかった明義だった。
最終的には、突然鳴った就業のチャイムが彼の背中を押したのかもしれなかった。
明義は、弾かれるように席を立った。
下宿に戻って、玄関の扉を開けようとしたが、鍵が掛かっていた。
明義はインタフォンを押して、少し待った。
やがて、内側から鍵が開く音がしたので、明義は、引戸を最小限に引き、中に滑り込んだ。
留美子がすかさず扉に鍵を掛けた。
二人はともにダイニングに入っていった。
「ちょっと待って、今お茶入れるから」
明義は弁当箱を鞄から出して食べる準備をした。
「ごめん、明義くん」
明義は、当然、学校の途中で呼び出したことを留美子が謝ったのだと思った。
「後で合鍵渡して置くね」「はい、どうぞ」「私はもう食べたから」
明義は、弁当を開け食べ始めた。
「明義くんの弁当だけ作らないと」「怪しまれるから」
留美子は、明義が弁当を食べるのを楽しそうに眺めていた。
「明義くん、いつも残さないで食べるから」「いい子よねえ」「今日も残さず、食べてね」
そう言うと、留美子は席を立って行った。
弁当の後、明義は居間に入っていったが、留美子は居なかった。
結局、留美子は洗面所に居た。
一糸纏わずに、鏡に向かい歯を磨いていた。
留美子の肌が、明かり取りから刺す太陽光に照らされて、白さが強調されて見えた。
留美子が振り向くと、大きくて、先だけが少し上向きの乳房が見えた。
彼女は、口をすすぐと直ぐに明義の唇を貪りながら、器用に明義の学生服を脱がしていった。
そして、洗濯機に両腕を付き、後ろから明義を招き入れた。
「この間みたいに激しくして」
留美子の動きに合わせて、明義が動き始めた。
留美子の言いなりになったつもりはなかった明義だが、自然に激しい動きになっていった。
「そう、そうよ、いいわっ」
留美子は、この間の夜よりも大きなあえぎ声を上げた。
留美子の尻の弾力のある柔らかさ。
明義は、その初めて味わう感触に衝撃を覚えていた。
「今日は安全日だけど」「あ、あっ」「出す時は、私の口に出してみて」
明義はもう少しそうしていたかったので、動きを逆に遅くしてみたが、それは逆効果だった。
動きが遅くなったことで、明義のペニスは留美子の中の粘着のある感触を余計に感じてしまうことになった。
明義は耐え切れず、体を離すと、素早く振り返りしゃがんだ留美子の口にペニスを差し入れ、直ぐに射精した。
学校に戻る自転車の上で、明義は、別の一線を越えてしまったことを自覚した。
しかし、不思議と後悔はなかった。
興味の方がはるかに上回っていたということだろう。
先生と子供たちの外泊がなくても、このような形で、二人の情事は保たれることになった。
すでに、下宿の先生と伊藤の父親の間でも何度か話し合いが持たれたようであった。
明義は、自分も進路を決める時になったら、こんな風に下宿の先生から干渉されるのか、と考えただけで、めんどくさいなあ、と思った。
そんな訳で、三月までいるとばかり思い込んでいた伊藤は、十月いっぱいで下宿から出ていった。
十一月の初旬のある月曜日の朝、お決まりの朝のスキンシップで、剣もほろろに先生が追い返された後、留美子は明義にメモを渡した。
明義は、部屋に戻ってそのメモを見た。
「今日は、下宿に戻って昼食を食べてください」「このメモは直ぐにトイレに捨ててください」
明義は、鞄の準備をしてから、トイレに入った。
玄関に向う前に、念のため、ダイニング・テーブルを覗いたが、いつも通り明義の弁当箱はあり、彼はそれを持って下宿を出た。
四時間目の授業は、数学だったが、明義は気も漫ろだった。
正直、決心するまでには時間がかかった明義だった。
最終的には、突然鳴った就業のチャイムが彼の背中を押したのかもしれなかった。
明義は、弾かれるように席を立った。
下宿に戻って、玄関の扉を開けようとしたが、鍵が掛かっていた。
明義はインタフォンを押して、少し待った。
やがて、内側から鍵が開く音がしたので、明義は、引戸を最小限に引き、中に滑り込んだ。
留美子がすかさず扉に鍵を掛けた。
二人はともにダイニングに入っていった。
「ちょっと待って、今お茶入れるから」
明義は弁当箱を鞄から出して食べる準備をした。
「ごめん、明義くん」
明義は、当然、学校の途中で呼び出したことを留美子が謝ったのだと思った。
「後で合鍵渡して置くね」「はい、どうぞ」「私はもう食べたから」
明義は、弁当を開け食べ始めた。
「明義くんの弁当だけ作らないと」「怪しまれるから」
留美子は、明義が弁当を食べるのを楽しそうに眺めていた。
「明義くん、いつも残さないで食べるから」「いい子よねえ」「今日も残さず、食べてね」
そう言うと、留美子は席を立って行った。
弁当の後、明義は居間に入っていったが、留美子は居なかった。
結局、留美子は洗面所に居た。
一糸纏わずに、鏡に向かい歯を磨いていた。
留美子の肌が、明かり取りから刺す太陽光に照らされて、白さが強調されて見えた。
留美子が振り向くと、大きくて、先だけが少し上向きの乳房が見えた。
彼女は、口をすすぐと直ぐに明義の唇を貪りながら、器用に明義の学生服を脱がしていった。
そして、洗濯機に両腕を付き、後ろから明義を招き入れた。
「この間みたいに激しくして」
留美子の動きに合わせて、明義が動き始めた。
留美子の言いなりになったつもりはなかった明義だが、自然に激しい動きになっていった。
「そう、そうよ、いいわっ」
留美子は、この間の夜よりも大きなあえぎ声を上げた。
留美子の尻の弾力のある柔らかさ。
明義は、その初めて味わう感触に衝撃を覚えていた。
「今日は安全日だけど」「あ、あっ」「出す時は、私の口に出してみて」
明義はもう少しそうしていたかったので、動きを逆に遅くしてみたが、それは逆効果だった。
動きが遅くなったことで、明義のペニスは留美子の中の粘着のある感触を余計に感じてしまうことになった。
明義は耐え切れず、体を離すと、素早く振り返りしゃがんだ留美子の口にペニスを差し入れ、直ぐに射精した。
学校に戻る自転車の上で、明義は、別の一線を越えてしまったことを自覚した。
しかし、不思議と後悔はなかった。
興味の方がはるかに上回っていたということだろう。
先生と子供たちの外泊がなくても、このような形で、二人の情事は保たれることになった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
会社員の青年と清掃員の老婆の超越した愛
MisakiNonagase
恋愛
二十六歳のレンが働くオフィスビルには、清掃員として七十歳のカズコも従事している。カズコは愛嬌のある笑顔と真面目な仕事ぶりで誰からも好かれていた。ある日の仕事帰りにレンがよく行く立ち飲み屋に入ると、カズコもいた。清掃員の青い作業服姿しか見たことのなかったレンは、ごく普通の装いだったがカズコの姿が輝いて見えた。それから少しづつ話すようになり、二人は年の差を越えて恋を育んでいくストーリーです。不倫は情事かもしれないが、この二人には情状という言葉がふさわしい。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる