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第9章 モナ・リザ新たなるタイトルに向けて
全く信憑性のない、あてにならない証明
しおりを挟む先ず、この内容を再確認…
モナリザのモデルがジョコンダだとする証拠が文書として見つかったという報道は、2008年1月にあった。
ドイツのハイデルベルク大学図書館にて発見された文書、
それによると、1503年に、レオナルドは、リザ・デル・ジョコンドを制作中という内容、が存在する。
この文章が存在することにより、あたかも、モナ・リザはジョコンダ夫人であることの一つの証明のように取り上げられているが、あくまでも見落としてはいけないのが「制作中」という記載。
当時制作中であったことに間違いはないが、「レオナルドは、リザ・デル・ジョコンドの絵を完成させた」という話ではないという、認識を忘れてはならない。
制作中ということならば、途中で制作を断念とか、実際には完成しなかった場合も、十分に考えうる。
そう、最終的に、ジョコンダ夫人の絵をレオナルドが完成したか否か、肝心なことが不明なのである。
よって、ルーブルのモナ・リザが、ジョコンダ夫人であるという証明には繋がらない。
また、アイルワースのモナ・リザが、ジョコンダ夫人であるという証明も、不確かな証明である。
【YOMIURI ONLINEより転載】
ドイツのハイデルベルク大学図書館は14日、パリ・ルーブル美術館にあるレオナルド・ダ・ビンチの世界的名画「モナリザ」のモデルが、フィレンツェの富裕な商人フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻であることを示す証拠が、同図書館の蔵書で発見されたと明らかにした。
同図書館の発表などによると、ダ・ビンチの知人でもあったフィレンツェ市の役人が1503年10月に蔵書に、「ダ・ビンチが3枚の絵の制作をしている」と書き込んであった。書き込みによると、そのうちの1枚がデル・ジョコンドの妻リザ・デル・ジョコンドの肖像だと明記していた。モナリザは、ちょうどこの時期に描かれたとされる。
モナリザのモデルは、1550年に出版された芸術家列伝の記述を元に、デル・ジョコンドの妻とされてきたが、疑問視する意見も強く、他の女性の肖像や、ダ・ビンチの自画像との説まであった。同図書館は、今回の発見で、モナリザのモデルをめぐる疑問は解消された、としている。
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