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サルバトール・ムンディに関する疑惑取りまとめ
道理で違和感を感じたのか。 ②
しおりを挟む髭は、確か《修復の時に消した》と、解説にあった。
所有が美術館蔵ではなく、
個人蔵だったから、ある時期に
異様な髭が書き加えられたのだろうと説明されていた。
(修復者は、髭の部分を、丁寧に消したとも説明にあり。)
レオナルドのサルバトール・ムンディに基づく版画や、
現存する他のサルバトール・ムンディの絵との比較検証により明らかなことだが、
【髭は、レオナルドの下絵の時期から、あったのでは?】
と予想する。
何故、髭を消さなければならなかったのか?
丁度髭があったと思われる部分が、
ぼ~っとした描写になっている。
イエスの顔が、亡霊のように見え、
顎や首の部分に違和感を感じた理由の一つは、
【消された髭】にあった。
それにしても、何故、髭は消されたのか?
髭は、その絵に相応しくないと思ったのか?
それとも、髭の描写が下手だったから、ラロックの聖母同様に、
下手な部分を隠そうとしたのか?
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