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真贋、光と闇
【芸術の真価を見極める】 その大切なことを、人類から奪う行為は、叱責に値する。
しおりを挟む弟子の作品だから…と悪口を言っているのではない。
歴代の研究者が、守り抜いていたこと、その秩序を、今回の件で崩してしまった。
その過ちが如何に重大であるかを訴える目的で、絵画の技術的なミスやあやまりを指摘している。
サルバトール・ムンディを真作と認めたことで『音楽家の肖像』他一同レオナルド派の絵画を、なし崩し的に、レオナルド作と認めざるを得なかった。
何度も指摘したが、レオナルドの筆致が認められながらも、
歴代の研究者は、
【音楽家の肖像を、レオナルドの真作と、決して扱わなかった。】
それは、レオナルドの尊厳を保つ為、
決して超えてはならない一線だったのだ。
音楽家の肖像は、絵を綺麗に修正され、ミラノ時代のダ・ヴィンチの傑作だと評価された。
大部分が弟子の筆致だったので、
音楽家の肖像の主な製作者は、
弟子だったにも関わらず、
それは、歴代の研究者達の総意だったにも関わらず、
その作品は、
レオナルド作と認められた。
それだけではない。
その作品は、
稚拙な作品 からレオナルドの傑作へと評価がグレードアップする。
【レオナルド作か否かで、
評価が変わる】
そういう問題ではない。
【芸術の真価を見極める】
その大切なことを、人類から奪う行為は、叱責に値すると、
そのことを、訴えているのだ。
※ 途中から、文章が偉そうになってすみません。
時々、天から言葉が降りてくるので、文章が偉そうになることを、ご理解下さい。
応援ありがとうございます!
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