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第二部 海底を差す光
脳筋女は迷わない。
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まぁ…アレだ。
深く考えても仕方ない。
こういうことはストレートに話すに限る。
お茶に誘われたと信じている殿下はニコニコ顔だ。
「殿下、私が前世で義兄やスネイク、デミと関係をもっていたことは知ってますよね。」
殿下は少しだけ眉をひそめる。
「先日、義兄との前世が急によみがえりまして…
前世で私と義兄は夫婦で子供が二人いたんです。
でも、ルシファーにさらわれまして…助け出してもらった時には廃人状態でして…私が死んだ後…
義兄が自分の生命を捧げて私の幸せな来世を祈ってくれたんです。
ですから殿下、私はルシファーをやっつけなくてはいけません。
私の幸せな来世を願って生命を捧げてくれた義兄のためにも…
これから私は鍛えて鍛えて鍛えあげてルシファーをボコボコにするつもりです。」
殿下はうんうんと頷いている。
「私も鍛えて鍛えて鍛えあげてティナと一緒に戦うよ。
前世では私はすぐ死んでしまっていたから、役にたたなかったけど、現世はこうして生きているから、ティナの盾になれるよう頑張るよ。」
殿下は本当に聖人だ。
「ティナ…私は決めた。
子供は絶対に三人以上つくろう。」
???
「三人以上ですか?」
今一つ、殿下の意図が掴めない。
「その…兄上の殺されてしまったティナの子供達と私達の子供を合わせたら三人以上だろ?
ティナにも兄上にも来世があったんだ、きっと子供達にも来世があると思うんだ。」
ポリポリと頬を掻きながら話す殿下がとても愛しく思える。
「幸い私はこう見えて、お金もあるし、子供は何人いてもいいと思うんだ。
八咫烏の時に卵で産めば私が卵を抱けばいいし…」
んっ……?
卵を産む??
「私達は変化出来るのだから、無理な話ではないと思うんだ。
池の鴨は一度に五羽の子鴨を成したし…」
真剣に話す殿下が一瞬、鳩に見えた。
「殿下、公務の前にスネイクとの前世を思い出したいと思っています。」
殿下は私の手を握る。
「ティナ…無理はしなくてもいいんだよ。
一人で抱え込むより、一緒に抱え込む方が軽くなるはずだよ。
ティナ…君は嫌かも知れないけど…
側にいてもいいかな?
目障りなら鳩に変化して隠れているから…
辛い時は側に居てあげたいんだ。」
殿下が上着の胸ポケットからハンカチを取り出すと、私の下のまぶたにそっとふれる。
「大丈夫、私達は強いんだから、ティナを守りぬいて見せるから…
だから泣かないで……」
涙腺がきっと壊れてしまったのだろう。
「殿下がいけないんですよ。子供の話なんてするから…」
目の前で殺されていく我が子を守れなかった…
どんなに手を伸ばしても届かなかった。
二度と失いたくない。
これが本当の私の記憶ではなくても...
「殿下、見てて下さいね。
私、ルシファーよりも強くなりますから。」
脳筋女は悩まない。
決めたら前に進めばいいだけなのだから…
それにしても……
殿下、まさか鳩と八咫烏として子を成すつもりなのかしら……
鳥の交尾てどうするのかしら??
念のため今度、調べておかないと……
深く考えても仕方ない。
こういうことはストレートに話すに限る。
お茶に誘われたと信じている殿下はニコニコ顔だ。
「殿下、私が前世で義兄やスネイク、デミと関係をもっていたことは知ってますよね。」
殿下は少しだけ眉をひそめる。
「先日、義兄との前世が急によみがえりまして…
前世で私と義兄は夫婦で子供が二人いたんです。
でも、ルシファーにさらわれまして…助け出してもらった時には廃人状態でして…私が死んだ後…
義兄が自分の生命を捧げて私の幸せな来世を祈ってくれたんです。
ですから殿下、私はルシファーをやっつけなくてはいけません。
私の幸せな来世を願って生命を捧げてくれた義兄のためにも…
これから私は鍛えて鍛えて鍛えあげてルシファーをボコボコにするつもりです。」
殿下はうんうんと頷いている。
「私も鍛えて鍛えて鍛えあげてティナと一緒に戦うよ。
前世では私はすぐ死んでしまっていたから、役にたたなかったけど、現世はこうして生きているから、ティナの盾になれるよう頑張るよ。」
殿下は本当に聖人だ。
「ティナ…私は決めた。
子供は絶対に三人以上つくろう。」
???
「三人以上ですか?」
今一つ、殿下の意図が掴めない。
「その…兄上の殺されてしまったティナの子供達と私達の子供を合わせたら三人以上だろ?
ティナにも兄上にも来世があったんだ、きっと子供達にも来世があると思うんだ。」
ポリポリと頬を掻きながら話す殿下がとても愛しく思える。
「幸い私はこう見えて、お金もあるし、子供は何人いてもいいと思うんだ。
八咫烏の時に卵で産めば私が卵を抱けばいいし…」
んっ……?
卵を産む??
「私達は変化出来るのだから、無理な話ではないと思うんだ。
池の鴨は一度に五羽の子鴨を成したし…」
真剣に話す殿下が一瞬、鳩に見えた。
「殿下、公務の前にスネイクとの前世を思い出したいと思っています。」
殿下は私の手を握る。
「ティナ…無理はしなくてもいいんだよ。
一人で抱え込むより、一緒に抱え込む方が軽くなるはずだよ。
ティナ…君は嫌かも知れないけど…
側にいてもいいかな?
目障りなら鳩に変化して隠れているから…
辛い時は側に居てあげたいんだ。」
殿下が上着の胸ポケットからハンカチを取り出すと、私の下のまぶたにそっとふれる。
「大丈夫、私達は強いんだから、ティナを守りぬいて見せるから…
だから泣かないで……」
涙腺がきっと壊れてしまったのだろう。
「殿下がいけないんですよ。子供の話なんてするから…」
目の前で殺されていく我が子を守れなかった…
どんなに手を伸ばしても届かなかった。
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これが本当の私の記憶ではなくても...
「殿下、見てて下さいね。
私、ルシファーよりも強くなりますから。」
脳筋女は悩まない。
決めたら前に進めばいいだけなのだから…
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