あだ花姫は18禁ジャンルからジャンル替えしたいみたいです。

チョコパイ

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It's you.

そうだ釣りにいこう。

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「お父様、お母様
こちらからしかけてみませんか?」

私の提案に両親の目が点になる。

「しかけるって何をだ?」

私は父と母、そして義兄に紙を渡す。

「釣りに行くのです。
もちろん獲物は……」

三人が私を見つめる。

「堕天人です。」

母の目つきが変わる。

「今は兄も留守にしてるし、何かあったら……」

「お母様、
だからしかけるのです。
多分、おじ様がここに居ないことは堕天人達も知っています。
向こうも安心しきっているでしょう…

それに……
今回は皇族には内密にしたいのです。」

私の言葉に皆が息をのむ。

「ずっと腑に落ちなかったんです。
前世の記憶を辿っても…ここ帝国だけだったのです。
何度も闇が生まれるのは…教会も建て直したのに…伝達者も変えたのに…でっ、思ったのです。
闇が生まれて一番得するのは誰なのか?」

三人の顔が変わる

「帝国……」

ロマノフ公国は今は帝国の傘下となり、アクアミューズも帝国の傘下に入る準備をしている。

「帝国で唯一、聖なる光の洗礼を受けていない場所があるんです。」

私の言葉に義兄が…

「皇帝の間……」

サスペンスドラマのセオリーだ。

利益を一番得るものが犯人だと……

「皇帝なら次はここを狙うと思うのです。」

私は地図を指差す。

「確かに…一夫一妻制度で側室を娶ることが出来なくなった。
安定した鉱石や燃料をえるためなら……」

父が目頭をおさえる。

「クリスティーナ、
これをしたら皇帝を敵にまわすことになる。
そうなると殿下とのことは完全に終わる。
それでいいのか?」

父の手が私の手を優しくつつみこむ。

「もちろんです。
誰かの不幸の上に立つ幸せならないのと同じです。

それに私が愛するに値する男ならば帝国を裏切ろうとも正義を貫くはずだわ。

私の好きな殿下ならそうするはずです。」

婚約破棄から何の連絡すら寄越さない馬鹿殿下だけど…あの時交わした唇の熱さは本物だと信じたい。

「おじ様はいないのですが、実は天界からお手伝いに来てくれる友人は何名かいます。」

私の言葉に三人とも唖然とする。

「ではでは…ご紹介します。」

窓辺にはキラキラと光輝く、

白鳥(メフィストフェレス)。
カワセミ(アザゼル)
ツバメ(ベリアル)

三羽を見たとたん母は小鳥になって窓辺へと向かう。

嬉しそうに歌う姿に父は目尻を下げっぱなしだ。

母は今から一番の親友である皇后(ラファエル)を大義のためとは言え欺くことになる。

そして、父は皇帝と…
義兄は元家族を……

不安がないと言ったら嘘になる。
でも釣り上げてみなければ獲物はわからない。

ドラゴニアには私と義兄、ベリアル、スネイクが…

帝国の皇帝の間には父と母、メフィストフェレス、アザゼルが……

作戦会議をしながらメフィストフェレスとラビッを鉢合わせる。

案の定、ラビッはメフィストフェレスに一目惚れ
したみたいだ。

そしてメフィストフェレスもモフモフの耳と尻尾に心奪われたみたいだ。

三日後、私達はドラゴニアに向けてたつ。

先発として義兄とスネイク、数名の騎士団がデミの家門の商会の一員としてドラゴニアへと向かった。

手を貸してくれたデミには感謝しかない。

殿下からの便りはいまだないままだった。
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