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It's you.
ノアの方舟
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「終わらない……」
机に突っ伏してギブアップのポーズをとる。
「二ヶ月も学園を休んでいたのだから仕方ないだろう…卒業するためにもほらもうひと頑張り……」
デミがイチゴのタルトを机に置く。
学園の出席日数がたりない分、レポート提出で補うことになったのだけれど……
「お尻が椅子にくっつきそう……」
私の言葉にデミが笑う。
「ほらほら…ティーの好きなイチゴのタルトでも食べてがんばらないと…」
デミがタルトを口に運んでくれる。
「まるで釣りをしてる気分になるよ。」
釣り…釣り……
!!!
「デミ、どうして闇は闇を見つけることが出来たのかしら?
釣りって、あらかじめ魚の釣れるポイントに釣糸を投げるでしょ?
じゃあ、闇はこの世界のどこで闇が生まれるってわかるのかしら?」
私はノート端に絵を書く。
「教会がキーポイントなのよね…
それも伝達者と堕天人…」
デミがノートに書き込みながら
「案外、これって天界の内輪揉めに地上がまきこまれてるんじゃないのかな?」
ノートには
『主派VS堕天人』と書かれている。
「じゃあ、前世で多種属の子供を作らされたのはノアの方舟的なものかしら
?」
新たな世界の住民として…
じゃあ…闇は世界を壊すのが目的なのかしら?
「ノアの方舟?
それはなんなんだい?」
デミが尋ねてくる。
「ノアの方舟は簡単に言えば世界をリセットした後の世界の祖となる、あらゆる種族の番を乗せた船のことよ。
前世の私は様々な種族の子を産んだの…
ルシファーは堕天人や闇の世界を作るつもりなのかしら…」
デミが私の手を握る。
あっ…余計な一言を言ったわ。
「デミ、前世のことよ。
今ではないし、未来でもないわ。」
デミの手の温もりが前世の記憶とリンクする。
「今度はちゃんと守ってみせる。
何よりティーに幸せになって欲しいんだ。」
帝国に戻ってきた時、皇帝から婚約の白紙を言い渡された。
「一夫一妻制度」によって、皇太子の結婚相手は帝国にとって誰一番、帝国にとって利益をうむかを考えなければいけなくなったからだ。
不思議と気持ちは凪いでいた。
オルカとの悲惨な前世を思い出した事で、愛だけでは乗り越えられない現実と、永遠に続く想いなどないと教えてくれたからだ。
「デミ……私は幸せだよ。それは前世、デミと結ばれた私にも言えることよ。」
デミの手を握り返す。
「こうやって一緒にレポート手伝ってくれて、大好物まで差し入れしてくれる大親友が側にいるんだもん。
私って幸せ者だなぁ…」
私の言葉にデミが笑う。
「殿下のあきらめの悪さは有名だから…きっと大丈夫だよ。
最悪、殿下が駄目だったら私が嫁にもらってあげるから…」
デミの言葉を笑って受け流しながら窓の外を見つめる。
心のどこかで白い鳩が居ることを願って
机に突っ伏してギブアップのポーズをとる。
「二ヶ月も学園を休んでいたのだから仕方ないだろう…卒業するためにもほらもうひと頑張り……」
デミがイチゴのタルトを机に置く。
学園の出席日数がたりない分、レポート提出で補うことになったのだけれど……
「お尻が椅子にくっつきそう……」
私の言葉にデミが笑う。
「ほらほら…ティーの好きなイチゴのタルトでも食べてがんばらないと…」
デミがタルトを口に運んでくれる。
「まるで釣りをしてる気分になるよ。」
釣り…釣り……
!!!
「デミ、どうして闇は闇を見つけることが出来たのかしら?
釣りって、あらかじめ魚の釣れるポイントに釣糸を投げるでしょ?
じゃあ、闇はこの世界のどこで闇が生まれるってわかるのかしら?」
私はノート端に絵を書く。
「教会がキーポイントなのよね…
それも伝達者と堕天人…」
デミがノートに書き込みながら
「案外、これって天界の内輪揉めに地上がまきこまれてるんじゃないのかな?」
ノートには
『主派VS堕天人』と書かれている。
「じゃあ、前世で多種属の子供を作らされたのはノアの方舟的なものかしら
?」
新たな世界の住民として…
じゃあ…闇は世界を壊すのが目的なのかしら?
「ノアの方舟?
それはなんなんだい?」
デミが尋ねてくる。
「ノアの方舟は簡単に言えば世界をリセットした後の世界の祖となる、あらゆる種族の番を乗せた船のことよ。
前世の私は様々な種族の子を産んだの…
ルシファーは堕天人や闇の世界を作るつもりなのかしら…」
デミが私の手を握る。
あっ…余計な一言を言ったわ。
「デミ、前世のことよ。
今ではないし、未来でもないわ。」
デミの手の温もりが前世の記憶とリンクする。
「今度はちゃんと守ってみせる。
何よりティーに幸せになって欲しいんだ。」
帝国に戻ってきた時、皇帝から婚約の白紙を言い渡された。
「一夫一妻制度」によって、皇太子の結婚相手は帝国にとって誰一番、帝国にとって利益をうむかを考えなければいけなくなったからだ。
不思議と気持ちは凪いでいた。
オルカとの悲惨な前世を思い出した事で、愛だけでは乗り越えられない現実と、永遠に続く想いなどないと教えてくれたからだ。
「デミ……私は幸せだよ。それは前世、デミと結ばれた私にも言えることよ。」
デミの手を握り返す。
「こうやって一緒にレポート手伝ってくれて、大好物まで差し入れしてくれる大親友が側にいるんだもん。
私って幸せ者だなぁ…」
私の言葉にデミが笑う。
「殿下のあきらめの悪さは有名だから…きっと大丈夫だよ。
最悪、殿下が駄目だったら私が嫁にもらってあげるから…」
デミの言葉を笑って受け流しながら窓の外を見つめる。
心のどこかで白い鳩が居ることを願って
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