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光の海原
光の海原
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「・・・・・」
ラビッも義兄も私を見て固まっている。
「クリスティーナ、その格好は?」
義兄が驚くのもしょうがない。
今の私の格好を見たら…
騎士スタイルにハチマキ、そして……
「お嬢様…まさか
アクアミューズの城を壊すおつもりですか?」
大きなハンマーを担ぐ私にラビッの顔色は真っ青だ。
「お城は壊さないけど…
私を閉じ込めたあの場所だけはこの手でぶっ壊さないと、腹の虫がおさまらないのよ。」
そういうと私は地下室へとむかう。
裁きの薙刀を振り回すように念を入れて…
祭壇に祀られている女神像をぶっ壊す。
ガシャーン
女神像から黒い闇が広がる。
ずっと気に入らなかった。
浦島太郎も人魚姫も決してハッピーエンドとは言えない終わり方だった。
そしてこの救いの女神も…
ほら…ね。
ハンマーを放り投げ闇に向かって裁きの薙刀をふりおろす。
気配を感じたのかおじ様とソロネ様がとんでくる。
「ミカエルこれは?」
おじ様が尋ねてくる。
「これがこの国の闇の正体です。」
女神像から飛び出した闇が消えると海底が一気に光輝く。
「これは?」
ソロネ様が海底から輝き出す光に言葉を失う。
前世、選択授業で地学を学んだ時、講師が熱く語っていた。
『海底は地球最後のフロンティア』だと……
海底には沢山の資源が眠っている。
前世の夢を見た時、違和感があった。
何故、ここから地上への隠し通路を作ったのか?
閉じ込める為の場所に逃げ道などあるはずがない。
ならば、ここは……
おじ様の言葉を思い出した。
闇も魔も堕天人だとしたら、彼等は地上でどう生きていくのだろうか?
人より長い寿命を持ちながら天人としての力を封じられ、身よりもない地上でどう生計をたてていくのだろうか?
彼等が伝達者を狙ったのは各国の情報を聞き出すためだとしたら……
前世の記憶の中で隠し通路を使って地上へと何かを運んでいた集団がいたのを思い出したのだ。
「前世も多分、今もここが闇の資金源だと思われます。」
だから…私は薙刀をふるい地上への隠し通路の柱を斬り倒す。
ガラガラ……ドーン
大きな地響きと共に階段が崩れ落ちていく。
「おじ様、早く出ましょう。ここも崩れ落ちるはずです。」
地下から急いで地上へと出る。
辺り一面が地盤沈下したと思ったら一気に海底噴火があちらこちらでおこる。
一瞬の出来事だった。
あちらこちらで起きた海底噴火は海の真ん中に大陸をつくった。
大陸の名前はアクアミューズ。
おじ様が私のおでこを指ではじく。
「ミカエルと一緒に居ると生きた心地がしない。」
そう言うと私を抱き上げる。
「ミカエル、父が裁きの剣を何故ミカエルに渡したのか…わかった気がするよ。思いのまま行けばいい、それがミカエルなのだから…」
おじ様とソロネ様の計らいでこの事は私ではなくおじ様達がしたことになった。
「クリスティーナはよく寝てるな…」
オースティンは義妹の顔をのぞきこむ。
「最近、あまり眠れていなかったみたいなので…
お嬢様は本当に皇太子殿下と婚約を破棄するつもりなのでしょうか?」
ラビッがクリスティーナにブランケットをそっとかける。
「それはないと思うよ。
先程、法令が変わったそうだ。チャールズもやる時はやる男だからな。」
各国の代表がアクアミューズに居たこと、セラフィムの伝達がおりたことで「一夫一妻制度」が認められたのだ。
帝国への帰路の馬車の中
眠りこけるクリスティーナを見つめながらオースティンは願わずにはいられなかった。
クリスティーナの幸せを
ラビッも義兄も私を見て固まっている。
「クリスティーナ、その格好は?」
義兄が驚くのもしょうがない。
今の私の格好を見たら…
騎士スタイルにハチマキ、そして……
「お嬢様…まさか
アクアミューズの城を壊すおつもりですか?」
大きなハンマーを担ぐ私にラビッの顔色は真っ青だ。
「お城は壊さないけど…
私を閉じ込めたあの場所だけはこの手でぶっ壊さないと、腹の虫がおさまらないのよ。」
そういうと私は地下室へとむかう。
裁きの薙刀を振り回すように念を入れて…
祭壇に祀られている女神像をぶっ壊す。
ガシャーン
女神像から黒い闇が広がる。
ずっと気に入らなかった。
浦島太郎も人魚姫も決してハッピーエンドとは言えない終わり方だった。
そしてこの救いの女神も…
ほら…ね。
ハンマーを放り投げ闇に向かって裁きの薙刀をふりおろす。
気配を感じたのかおじ様とソロネ様がとんでくる。
「ミカエルこれは?」
おじ様が尋ねてくる。
「これがこの国の闇の正体です。」
女神像から飛び出した闇が消えると海底が一気に光輝く。
「これは?」
ソロネ様が海底から輝き出す光に言葉を失う。
前世、選択授業で地学を学んだ時、講師が熱く語っていた。
『海底は地球最後のフロンティア』だと……
海底には沢山の資源が眠っている。
前世の夢を見た時、違和感があった。
何故、ここから地上への隠し通路を作ったのか?
閉じ込める為の場所に逃げ道などあるはずがない。
ならば、ここは……
おじ様の言葉を思い出した。
闇も魔も堕天人だとしたら、彼等は地上でどう生きていくのだろうか?
人より長い寿命を持ちながら天人としての力を封じられ、身よりもない地上でどう生計をたてていくのだろうか?
彼等が伝達者を狙ったのは各国の情報を聞き出すためだとしたら……
前世の記憶の中で隠し通路を使って地上へと何かを運んでいた集団がいたのを思い出したのだ。
「前世も多分、今もここが闇の資金源だと思われます。」
だから…私は薙刀をふるい地上への隠し通路の柱を斬り倒す。
ガラガラ……ドーン
大きな地響きと共に階段が崩れ落ちていく。
「おじ様、早く出ましょう。ここも崩れ落ちるはずです。」
地下から急いで地上へと出る。
辺り一面が地盤沈下したと思ったら一気に海底噴火があちらこちらでおこる。
一瞬の出来事だった。
あちらこちらで起きた海底噴火は海の真ん中に大陸をつくった。
大陸の名前はアクアミューズ。
おじ様が私のおでこを指ではじく。
「ミカエルと一緒に居ると生きた心地がしない。」
そう言うと私を抱き上げる。
「ミカエル、父が裁きの剣を何故ミカエルに渡したのか…わかった気がするよ。思いのまま行けばいい、それがミカエルなのだから…」
おじ様とソロネ様の計らいでこの事は私ではなくおじ様達がしたことになった。
「クリスティーナはよく寝てるな…」
オースティンは義妹の顔をのぞきこむ。
「最近、あまり眠れていなかったみたいなので…
お嬢様は本当に皇太子殿下と婚約を破棄するつもりなのでしょうか?」
ラビッがクリスティーナにブランケットをそっとかける。
「それはないと思うよ。
先程、法令が変わったそうだ。チャールズもやる時はやる男だからな。」
各国の代表がアクアミューズに居たこと、セラフィムの伝達がおりたことで「一夫一妻制度」が認められたのだ。
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