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It's you.
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殿下は馬鹿だ。
だから長生きできないんだ。
そしてクリスティーナも馬鹿だ。
愛だけに頼らず自分の足で立てば良かったんだ。
クリスティーナでも岩瀨有希子でもない私なら…
「おじ様、私達これから釣りに行くんです。
大きなお魚を釣りあげに…それで私は帰ります。あるべき場所へ…」
おじ様ならこの言葉の意味がわかるだろう。
殿下のことは大好きだ。
でも私はクリスティーナではない。
あれだけ愛に満ちていた両親ですら、今世まで笑顔の下には愛を裏切り、相手を憎んでいたのだ。
愛だけを頼りにここに残るのは私には出来ない。
オルカの時みたいに惨めな思いはしたくない。
「ミカエル、そう答えを急ぐのは良くない。
ガブリエルと話し合ってから決めなさい。」
おじ様は諭すように私に語りかける。
「わかりました。」
母が私に何か言おうとしているが気づかぬふりして席を立つ。
たかがエロゲだと思っていた。
現実ではないのだから、刺激的で官能的なものを好む人もいる。
美久がそうだった。
愛がわからないと言った美久の言葉が今ならわかる。
愛などわからないままでいい…
実の子供を恨み、裏切り闇への依代にするような世界なら滅びればいい。
私は帰るんだ。
ここでの暮らしを捨てて
大好きな両親のもとへ…
血など繋がっていなくとも私を愛してくれる家族のもとへ、
今なら兄達に愛を求めたりしない。
だからうまくいくはずだ。
あんなに輝いて見えた愛が影をおとす。
「クリスティーナ、
クリスティーナ!!」
父が私の肩を叩く。
「お父様?」
父が私を力強く抱きしめる。
「すまなかった……
私が不甲斐ないばかりに…だがこれだけは信じて欲しい。
クリスティーナを愛しているということを…」
私は知っている。
ルシファーから私を救い出す為に父が夫と共に心血注いで私を探し出してくれていたことを…
「知ってますわ…お父様」
父の背中に手をまわす。
「私も忘れないでくれないか?」
おじ様が微笑む。
「一緒に最後まで戦い抜こう。
ミカエル…私はミカエルを愛している。
だから…迷うな。」
二人に挟まれるように抱きしめられる。
私は馬鹿だ。
父の愛をおじ様の愛を…
「クリスティーナ……」
母が泣きながら私のもとへととんでくる。
母の愛を疑うなんて…
オルカとのたった一度の過ちに裏切りにとらわれて…
大切なものを見失うところだった。
私はただ愚直に愛していこう。
私のために手をさしのべてくれる人を…
二日後、私は大きな魚を釣りに帝国を飛び立った。
だから長生きできないんだ。
そしてクリスティーナも馬鹿だ。
愛だけに頼らず自分の足で立てば良かったんだ。
クリスティーナでも岩瀨有希子でもない私なら…
「おじ様、私達これから釣りに行くんです。
大きなお魚を釣りあげに…それで私は帰ります。あるべき場所へ…」
おじ様ならこの言葉の意味がわかるだろう。
殿下のことは大好きだ。
でも私はクリスティーナではない。
あれだけ愛に満ちていた両親ですら、今世まで笑顔の下には愛を裏切り、相手を憎んでいたのだ。
愛だけを頼りにここに残るのは私には出来ない。
オルカの時みたいに惨めな思いはしたくない。
「ミカエル、そう答えを急ぐのは良くない。
ガブリエルと話し合ってから決めなさい。」
おじ様は諭すように私に語りかける。
「わかりました。」
母が私に何か言おうとしているが気づかぬふりして席を立つ。
たかがエロゲだと思っていた。
現実ではないのだから、刺激的で官能的なものを好む人もいる。
美久がそうだった。
愛がわからないと言った美久の言葉が今ならわかる。
愛などわからないままでいい…
実の子供を恨み、裏切り闇への依代にするような世界なら滅びればいい。
私は帰るんだ。
ここでの暮らしを捨てて
大好きな両親のもとへ…
血など繋がっていなくとも私を愛してくれる家族のもとへ、
今なら兄達に愛を求めたりしない。
だからうまくいくはずだ。
あんなに輝いて見えた愛が影をおとす。
「クリスティーナ、
クリスティーナ!!」
父が私の肩を叩く。
「お父様?」
父が私を力強く抱きしめる。
「すまなかった……
私が不甲斐ないばかりに…だがこれだけは信じて欲しい。
クリスティーナを愛しているということを…」
私は知っている。
ルシファーから私を救い出す為に父が夫と共に心血注いで私を探し出してくれていたことを…
「知ってますわ…お父様」
父の背中に手をまわす。
「私も忘れないでくれないか?」
おじ様が微笑む。
「一緒に最後まで戦い抜こう。
ミカエル…私はミカエルを愛している。
だから…迷うな。」
二人に挟まれるように抱きしめられる。
私は馬鹿だ。
父の愛をおじ様の愛を…
「クリスティーナ……」
母が泣きながら私のもとへととんでくる。
母の愛を疑うなんて…
オルカとのたった一度の過ちに裏切りにとらわれて…
大切なものを見失うところだった。
私はただ愚直に愛していこう。
私のために手をさしのべてくれる人を…
二日後、私は大きな魚を釣りに帝国を飛び立った。
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