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終わりのない始まり
拭えない過去と小さな願い
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夫が皇帝になってからも義父との関係は断ち切ることはできなかった。
私の心は義父を拒むのに身体は義父との情事を求めてしまう。
心だけでは満足できない自分の欲の深さに嫌気がさす。
この時点で気がつくべきだった。
どんなに違った道を辿ったとしても罪を償っていない者に幸せはおとずれないということを…
義父がルシファーの擬態だと知ったのはウリエルが娘を守るために聖なる光を使った時だった。
うっとりとした表情を浮かべ聖なる光を放つウリエルを見つめるルシファーの瞳には私が入り込む余地などなかった。
それくらい熱く甘いまなざしだった。
忘れかけていた闇が私の心に影をおとす。
セラフィム様もそしてルシファーもウリエルが放つ聖なる光に奪われてしまう。
何度も肌をあわせ、互いの体液を啜りあったルシファーが私に背をむけウリエルを見つめている。
私とウリエル、何がそんなに違うのだろうか?
「君はこんなに闇がいたことに気がつかなかったのか?」
夫が私にそうたずねた時、私はやっとことの重大さに気がついた。
天人として闇を祓っていたはずの私が闇に気づかないのはおかしい……
私はもはや天人ではないのかもしれない。
侯爵家が公爵へと爵位が上がり、馬車の襲撃で死んだと思われていた侯爵夫人が実は天人で闇を祓ったとなれば国民はウリエルとその娘であり、後の皇太子妃となるクリスティーナに称賛の声があがる。
闇が深くなる……
そして私は禁忌をまた犯す。
息子を依代にしたのだ。
夫に見捨てられたら私は行く場所がなくなる。
かつてから帝国を手に入れたがっていた敵国の娘を友好を深めるためと帝国へと留学させる。
ルシファーの手によって闇におとされた王女は息子へと毒牙をむける。
本来依代になった息子は快楽へと沈むはずなのに息子は耐え抜いたのだ。
クリスティーナへの愛だけを信じて……
結局、ウリエルの聖なる光で息子は闇から逃れ王女が闇として葬られた。
そしてあろうことかセラフィム様が地上へおりてきたのだ。
ウリエルとクリスティーナを助けるために……
最後にセラフィム様に会った時、セラフィム様は私にこう言ったのだ。
「ラファエル、いつになったら赦しを乞うつもりだ。」と……
背筋が凍った。
セラフィム様は私の犯した罪を全てを知っている…そう感じたからだ。
久しぶりに主に祈りを捧げた。
どうかセラフィム様の手で終わらせてくださいと…
私の心は義父を拒むのに身体は義父との情事を求めてしまう。
心だけでは満足できない自分の欲の深さに嫌気がさす。
この時点で気がつくべきだった。
どんなに違った道を辿ったとしても罪を償っていない者に幸せはおとずれないということを…
義父がルシファーの擬態だと知ったのはウリエルが娘を守るために聖なる光を使った時だった。
うっとりとした表情を浮かべ聖なる光を放つウリエルを見つめるルシファーの瞳には私が入り込む余地などなかった。
それくらい熱く甘いまなざしだった。
忘れかけていた闇が私の心に影をおとす。
セラフィム様もそしてルシファーもウリエルが放つ聖なる光に奪われてしまう。
何度も肌をあわせ、互いの体液を啜りあったルシファーが私に背をむけウリエルを見つめている。
私とウリエル、何がそんなに違うのだろうか?
「君はこんなに闇がいたことに気がつかなかったのか?」
夫が私にそうたずねた時、私はやっとことの重大さに気がついた。
天人として闇を祓っていたはずの私が闇に気づかないのはおかしい……
私はもはや天人ではないのかもしれない。
侯爵家が公爵へと爵位が上がり、馬車の襲撃で死んだと思われていた侯爵夫人が実は天人で闇を祓ったとなれば国民はウリエルとその娘であり、後の皇太子妃となるクリスティーナに称賛の声があがる。
闇が深くなる……
そして私は禁忌をまた犯す。
息子を依代にしたのだ。
夫に見捨てられたら私は行く場所がなくなる。
かつてから帝国を手に入れたがっていた敵国の娘を友好を深めるためと帝国へと留学させる。
ルシファーの手によって闇におとされた王女は息子へと毒牙をむける。
本来依代になった息子は快楽へと沈むはずなのに息子は耐え抜いたのだ。
クリスティーナへの愛だけを信じて……
結局、ウリエルの聖なる光で息子は闇から逃れ王女が闇として葬られた。
そしてあろうことかセラフィム様が地上へおりてきたのだ。
ウリエルとクリスティーナを助けるために……
最後にセラフィム様に会った時、セラフィム様は私にこう言ったのだ。
「ラファエル、いつになったら赦しを乞うつもりだ。」と……
背筋が凍った。
セラフィム様は私の犯した罪を全てを知っている…そう感じたからだ。
久しぶりに主に祈りを捧げた。
どうかセラフィム様の手で終わらせてくださいと…
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