あだ花姫は18禁ジャンルからジャンル替えしたいみたいです。

チョコパイ

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第三章 ドラゴニア

悪癖

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ぐちゅぐちゅっ……

強い快感の波が押し寄せる。

「ティナ……ティナ…」

殿下に揺さぶられながら自分のものとは思えない甘ったるい声がもれる。

「あっいっいん…あっあっ…」

殿下が出入りする度に繋がった部分からジュッジュッといやらしい音が響く。

昼間、あんなものを見てしまったからか体の奥がまるで熱病にかかったみたいに熱く燻る。

頭では駄目だと戒めながらも体は敏感に反応する。

膨れあがったクリトリスを人差し指で刺激しながらもう片方の手でツンと起った乳首をつまむ。

頭のスクリーンの中の殿下に抱かれながら己の興奮をしずめていく。

「いっいん…でっ殿下…」

ドロッと愛液があふれでるとビクビクと体が震える。

夢から醒めた後の何とも言えない虚しさが火照った体の熱を一気に冷やす。

私とあの女の子は何が違うのだろう?

殿下との情事を夢に見て自ら慰める私と、薬に操られ自ら快楽を求める女の子…

どちらも性に操られていることには変わりない。

性器を濡らしながら股を擦り合わせる姿は私も女の子も何も変わらない。

はしたない行為だと知りながらも一人遊びをやめられなくなったのは岩瀬有希子の頃、兄が恋人と口づけを交わしている姿を見てからだ。

私が兄の彼女だったら…
空想の中の兄と何度交わったのだろう。

そして今は殿下との情事を思い描く…

久しぶりの宿屋での夜は森での夜営と違って緊張から解き放たれたせいか人恋しくさせる。

こんな私を知ったら純粋培養の殿下はどう思うのだろうか…

お互い口づけだけで真っ赤になってしまうのに…
一人ならこんなに大胆になれるのに…

いざ殿下の前に立つと馬鹿みたいに奥手になる。

汚れた下着を洗うとベッドに体を沈める。

「ここからは正義と悪で分けられる問題ではなくなってくる。」

おじ様の言葉の意味が重くのしかかる。

誰もあの女の子を罰することは出来ないだろう。
そしてあの女の子を抱いた男達も…

何故なら彼等は薬で操られていたから……

あのお香は誰が何のために作ったのだろう。

確かアヘン戦争って…
あれってイギリスが自国の赤字を埋めるためにインドからアヘンを清(中国)に売りつけて…
清がそれを止めようとして戦争になったんだっけ?

じゃあ…この場合はどうなるのだろう?

被害者はこの国の民として、供給元は?黒幕はルシファーだとしても、何故こんなことをしたのかしら?

おじ様は確か「雌雄同体」が関係しているって言ってたっけ……

眠気が静かに私のまぶたを重くする。

聖壁で閉ざされたこの場所は街の喧騒も喘ぎ声も何も聞こえない。

念のために八咫烏に変化し深い眠りへと落ちていく。

大好きな殿下の顔を思い浮かべて……
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