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第三章 ドラゴニア
再会
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「今は王としてアクアミューズを立て直す大事な時期でしょ!!
オルカ。」
私の言葉を遮るように兄がオルカの前に立つ。
「クリスティーナ。
オルカ殿も私やスネイク同様にクリスティーナと過ごした前世を思い出したそうだ。」
オルカを見つめる。
怒りがこみあげる。
「ならば余計に私の前に立つべきではないわ…」
苛立ちと悲しみが入り交じったぐちゃぐちゃな感情が爆発する。
オルカがその場で膝をつく。
「君を失ってから全ての真相を知ったんだ……」
オルカの涙が地面に吸いこまれていく。
「君が死んだ後、アクアミューズはドラゴニアの属国となり歓楽国として、国は滅びたんだ。
愚かな私のせいで魚人達は性奴隷として各地に売り飛ばされ酷い仕打ちを受けたんだ……
それもこれも私が愚かだったから…
知らなかったんだ。
父が私の事を憎んでいるなんて…
寝室に焚かれる香がまさか性的興奮を促す毒だと…
ミューズをミューズだけを愛していたはずなのに……
私は…私は……」
性的興奮を促すお香。
つまり前世でも今でもドラゴニアはこのお香を使って……
「オルカはどうしてここに?」
私の言葉に答えたのは泣きじゃくるオルカではなく兄だった。
「オルカ殿が言うには、解毒する木の実がドラゴニアの山に自生しているそうだ。オルカ殿はその木の実を探しにここまで来たそうだが、一緒に来た護衛達は皆、あのお香で……」
お香といえば…
「お兄様やスネイクは大丈夫だったの?」
二人を見つめる。
「私もスネイクも耐性があるからね。」
耐性?
「それって?オルカ様も耐性があったから無事だったんですか?」
兄が顔を赤らめる。
スネイクを見ると同じように顔を赤らめている。
「私もスネイクもオルカ殿も…前世でその……」
兄の真っ赤な顔を見て何を言おうとしているか何となくわかった。
つまり前世でクリスティーナと関係をもった人はこのお香に対して耐性があるということだ。
そう言えばおじ様もベリアル様もお香に対して何の影響も出ていない事に気がつく。
もしかしたら…天人には効かないのかしら?
どちらにしても木の実を探さないと…
話を聞いていたおじ様が
「ベリアル、もうすぐここに救いの手が来る。
君は彼等とオルカと共に木の実を探してくれ。
それと香に対して耐性がある二人は被害者の救出に力を貸してくれないか?
それとミカエル…ここから先は火山の麓にある首都へと入る。
ここよりも酷いことになっている可能性もあるがそれでも行くかい?」
不安がないわけではない。
でも、避けて通れないこともわかっている。
「もちろん行きます。
まずはこのお香をどうにかしてから、この手で必ずルシファーをぶった斬ります。」
私の言葉に皆が苦笑いを浮かべる。
私は知らなかった。
ドラゴニアの抱える闇の根深さを…
オルカ。」
私の言葉を遮るように兄がオルカの前に立つ。
「クリスティーナ。
オルカ殿も私やスネイク同様にクリスティーナと過ごした前世を思い出したそうだ。」
オルカを見つめる。
怒りがこみあげる。
「ならば余計に私の前に立つべきではないわ…」
苛立ちと悲しみが入り交じったぐちゃぐちゃな感情が爆発する。
オルカがその場で膝をつく。
「君を失ってから全ての真相を知ったんだ……」
オルカの涙が地面に吸いこまれていく。
「君が死んだ後、アクアミューズはドラゴニアの属国となり歓楽国として、国は滅びたんだ。
愚かな私のせいで魚人達は性奴隷として各地に売り飛ばされ酷い仕打ちを受けたんだ……
それもこれも私が愚かだったから…
知らなかったんだ。
父が私の事を憎んでいるなんて…
寝室に焚かれる香がまさか性的興奮を促す毒だと…
ミューズをミューズだけを愛していたはずなのに……
私は…私は……」
性的興奮を促すお香。
つまり前世でも今でもドラゴニアはこのお香を使って……
「オルカはどうしてここに?」
私の言葉に答えたのは泣きじゃくるオルカではなく兄だった。
「オルカ殿が言うには、解毒する木の実がドラゴニアの山に自生しているそうだ。オルカ殿はその木の実を探しにここまで来たそうだが、一緒に来た護衛達は皆、あのお香で……」
お香といえば…
「お兄様やスネイクは大丈夫だったの?」
二人を見つめる。
「私もスネイクも耐性があるからね。」
耐性?
「それって?オルカ様も耐性があったから無事だったんですか?」
兄が顔を赤らめる。
スネイクを見ると同じように顔を赤らめている。
「私もスネイクもオルカ殿も…前世でその……」
兄の真っ赤な顔を見て何を言おうとしているか何となくわかった。
つまり前世でクリスティーナと関係をもった人はこのお香に対して耐性があるということだ。
そう言えばおじ様もベリアル様もお香に対して何の影響も出ていない事に気がつく。
もしかしたら…天人には効かないのかしら?
どちらにしても木の実を探さないと…
話を聞いていたおじ様が
「ベリアル、もうすぐここに救いの手が来る。
君は彼等とオルカと共に木の実を探してくれ。
それと香に対して耐性がある二人は被害者の救出に力を貸してくれないか?
それとミカエル…ここから先は火山の麓にある首都へと入る。
ここよりも酷いことになっている可能性もあるがそれでも行くかい?」
不安がないわけではない。
でも、避けて通れないこともわかっている。
「もちろん行きます。
まずはこのお香をどうにかしてから、この手で必ずルシファーをぶった斬ります。」
私の言葉に皆が苦笑いを浮かべる。
私は知らなかった。
ドラゴニアの抱える闇の根深さを…
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