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第三章 ドラゴニア
一つにつながる
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スネイクの腕の中、おじ様の言葉の意味がやっとわかった気がした。
本当に私がクリスティーナなんだわ…
頭が忘れていても心が体が覚えている…
時折見るふしだらな夢も、胸を裂くような辛い夢も、全てが自分が通り過ぎてきた一コマだと気がついた時、改めてルシファーへの怒りと何も出来なかった自分への憤りに身を焦がす。
『心も身体も弱すぎた』
おじ様の言葉が胸に突き刺さる。
私が死ぬことで世界が巻き戻る…
ならば強くなればいい。
通りすぎたどの時代にも悔いはない。
その都度愛する人は変わってはいたけど、きちんと愛し愛されていた。
だから今世こそ、最後まで生き残らなくては…
ズキンズキン
心臓の音がやけにうるさく感じる。
頭のスクリーンの中、エンドロールが流れる。
スネイクがボロボロになった私を抱きしめる。
「ごめん。見つけてあげられなくて…ごめん…助けてあげられなくて…幸せに…幸せにするって約束したのに……約束…守れなくて……」
既に温もりもなく冷えきった私の亡骸をスネイクは抱きしめる。
「うっ…私じゃ…温めてあげることも…でっ出来ないじゃないか…私では…」
スネイクが自らの首に刃をつらぬく。
「愛してます。この世の全てのものより…」
エンドロールが終わる。
あっ…嫌ぁっ…
エンドロールの私があの時の少女に重なる。
あの少女は前世の私と同じだ。
何も悪くない。
でも悪くないからこそ耐えられなかったのだ。
自分自身の現実が……
自分に起きた事が……
自分一人ではどうにも出来ない現実が追いつめたのだ。
私が死んだ後、
私を愛してくれた人達も
生命を自らの手で散らす。
私は…あの少女は…生命を散らすべきではなかった。
何故ならあの時の私にも、そして少女にも悲しみ嘆き涙を流してくれる愛すべき人がいるのだから...
「スネイク…つきあってくれて有り難う。
私…もう迷わないわ。」
スネイクの冷たい頬に軽く口づける。
「お嬢様……」
スネイクが私の頬を指でなぞる。
「スネイク…ここではない違う時では間違いなく私は誰よりもスネイクを愛していたわ。
でも今、この時は……」
スネイクが私の唇を長い人差し指で軽く押さえる。
「あの時も…そして今も…私にとっての想いは変わりません。
あなたが幸せであることが私の幸せです。」
スネイクは跪くと騎士としての忠誠を私に誓う。
月が太陽に追われるよう次の場所へとむかう
過去は過去だ。
どんなに愛し合った日々が胸に残ったとしても、そこにはもう戻ることは出来ないのだから…
宿に戻ると兄が私達を静かに迎える。
「終わりました……」
スネイクが兄に頭を下げると兄はスネイクの肩を優しくたたく。
「クリスティーナ、明日の朝ドラゴニアの城へむかう。今は少し休め……」
兄の言葉にうなずくと、
私は自分の部屋へとむかった。
本当に私がクリスティーナなんだわ…
頭が忘れていても心が体が覚えている…
時折見るふしだらな夢も、胸を裂くような辛い夢も、全てが自分が通り過ぎてきた一コマだと気がついた時、改めてルシファーへの怒りと何も出来なかった自分への憤りに身を焦がす。
『心も身体も弱すぎた』
おじ様の言葉が胸に突き刺さる。
私が死ぬことで世界が巻き戻る…
ならば強くなればいい。
通りすぎたどの時代にも悔いはない。
その都度愛する人は変わってはいたけど、きちんと愛し愛されていた。
だから今世こそ、最後まで生き残らなくては…
ズキンズキン
心臓の音がやけにうるさく感じる。
頭のスクリーンの中、エンドロールが流れる。
スネイクがボロボロになった私を抱きしめる。
「ごめん。見つけてあげられなくて…ごめん…助けてあげられなくて…幸せに…幸せにするって約束したのに……約束…守れなくて……」
既に温もりもなく冷えきった私の亡骸をスネイクは抱きしめる。
「うっ…私じゃ…温めてあげることも…でっ出来ないじゃないか…私では…」
スネイクが自らの首に刃をつらぬく。
「愛してます。この世の全てのものより…」
エンドロールが終わる。
あっ…嫌ぁっ…
エンドロールの私があの時の少女に重なる。
あの少女は前世の私と同じだ。
何も悪くない。
でも悪くないからこそ耐えられなかったのだ。
自分自身の現実が……
自分に起きた事が……
自分一人ではどうにも出来ない現実が追いつめたのだ。
私が死んだ後、
私を愛してくれた人達も
生命を自らの手で散らす。
私は…あの少女は…生命を散らすべきではなかった。
何故ならあの時の私にも、そして少女にも悲しみ嘆き涙を流してくれる愛すべき人がいるのだから...
「スネイク…つきあってくれて有り難う。
私…もう迷わないわ。」
スネイクの冷たい頬に軽く口づける。
「お嬢様……」
スネイクが私の頬を指でなぞる。
「スネイク…ここではない違う時では間違いなく私は誰よりもスネイクを愛していたわ。
でも今、この時は……」
スネイクが私の唇を長い人差し指で軽く押さえる。
「あの時も…そして今も…私にとっての想いは変わりません。
あなたが幸せであることが私の幸せです。」
スネイクは跪くと騎士としての忠誠を私に誓う。
月が太陽に追われるよう次の場所へとむかう
過去は過去だ。
どんなに愛し合った日々が胸に残ったとしても、そこにはもう戻ることは出来ないのだから…
宿に戻ると兄が私達を静かに迎える。
「終わりました……」
スネイクが兄に頭を下げると兄はスネイクの肩を優しくたたく。
「クリスティーナ、明日の朝ドラゴニアの城へむかう。今は少し休め……」
兄の言葉にうなずくと、
私は自分の部屋へとむかった。
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