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ドラゴニア
時間軸と次元
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「この世界がクリスティーナの死と共に巻き戻ることに気がついた時、初めのうちは死につながる要因を潰していったんだ。でも不思議なくらいクリスティーナはルシファーに捕まっては、自ら死を選ぶ。
どんなにやり直しても、私一人ではどうにも出来なくなって…
助けを求めたんだ。
クリスティーナの父親に……」
???
「父親って…母親役にですよね?
それに……」
今までの父は私に興味がなかったはずだ…それなのに…何故?
「ああ見えてリオン公爵は親バカだぞ。
むしろウリエルに問題があった…」
「ルシファーへの私怨ですか?」
おじ様が首を横にふりながら
「いやルシファーというよりはラファエルへの盲目的な信頼がよくなかった…娘よりラファエルを何度も何度も選ぶのだからな…」
前の母にとってラファエルは夫や娘より大切な存在だったのだろう…
「あのう…母親役が父だということはわかりました。では兄達は?」
「まだわからないか?」
おじ様が微笑む。
「もしかしたら…殿下ですか?」
「繰り返す世界の中で、ミカエルだけが何も変わらなかった。
救ってやりたいと思ったんだ。
ラファエルに殺されてしまう運命から…」
???
「おじ様、それはどういう意味ですか?
前世で殿下を殺したのは兄だわ…ラファエル様はそこにはいなかったわ。」
「ここと同じように薬で操られていたとしたら…
話の辻褄があうと思わないか?
それに下の兄はオースティンだ。
あれもあれの母親とラファエルが殺したようなものだからな…」
???
「じゃあ…あちらの世界では…
おじ様がお父さんで、父がお母さんで、殿下が上の兄で、お兄様が下の兄だったんですか?」
おじ様はコクンとうなずく。
えっ~!!
えっえ~!!
じゃあ…私は二度、殿下に恋をしたことになる。
「父や殿下、兄にはあちらの記憶はあるのですか?」
私の問いにおじ様は首を横にふる。
「こことあそこでは時間軸ではなく空間つまり次元が違うんだ。」
???
「時間軸に次元?」
頭にクエスチョンマークを浮かべた私におじ様が紙に一本のたて線を書く。
「時間軸とはつまりこのたて線のことだ。
この線上のいかなる地点にいてもたて線の上にいることは変わらない。
そして次元とは…」
おじ様がたて線の隣に同じようにたて線を引く。
「つまり、こことは違う世界だ。
私とミカエル以外は今もそこで生きている。
何故ならあそこでは彼等は母であり兄としての生しかないからだ。」
「じゃあ…ここにいる父とあちらの母は違う人なんですか?」
おじ様の言うことは私には難しくて理解できなかった。
おじ様の言葉を要約すると
今ではない前の時間軸の父と亡くなってしまった殿下、そして兄の魂を生命の泉を通して違う次元に送り、弱い私や殿下、兄を父と共に一から育て上げたということだ。
「待って…おじ様……
それだと『あだ花姫』は何なの?」
私の言葉におじ様が首をかしげる。
「『あだ花姫』とは何だ?」
どんなにやり直しても、私一人ではどうにも出来なくなって…
助けを求めたんだ。
クリスティーナの父親に……」
???
「父親って…母親役にですよね?
それに……」
今までの父は私に興味がなかったはずだ…それなのに…何故?
「ああ見えてリオン公爵は親バカだぞ。
むしろウリエルに問題があった…」
「ルシファーへの私怨ですか?」
おじ様が首を横にふりながら
「いやルシファーというよりはラファエルへの盲目的な信頼がよくなかった…娘よりラファエルを何度も何度も選ぶのだからな…」
前の母にとってラファエルは夫や娘より大切な存在だったのだろう…
「あのう…母親役が父だということはわかりました。では兄達は?」
「まだわからないか?」
おじ様が微笑む。
「もしかしたら…殿下ですか?」
「繰り返す世界の中で、ミカエルだけが何も変わらなかった。
救ってやりたいと思ったんだ。
ラファエルに殺されてしまう運命から…」
???
「おじ様、それはどういう意味ですか?
前世で殿下を殺したのは兄だわ…ラファエル様はそこにはいなかったわ。」
「ここと同じように薬で操られていたとしたら…
話の辻褄があうと思わないか?
それに下の兄はオースティンだ。
あれもあれの母親とラファエルが殺したようなものだからな…」
???
「じゃあ…あちらの世界では…
おじ様がお父さんで、父がお母さんで、殿下が上の兄で、お兄様が下の兄だったんですか?」
おじ様はコクンとうなずく。
えっ~!!
えっえ~!!
じゃあ…私は二度、殿下に恋をしたことになる。
「父や殿下、兄にはあちらの記憶はあるのですか?」
私の問いにおじ様は首を横にふる。
「こことあそこでは時間軸ではなく空間つまり次元が違うんだ。」
???
「時間軸に次元?」
頭にクエスチョンマークを浮かべた私におじ様が紙に一本のたて線を書く。
「時間軸とはつまりこのたて線のことだ。
この線上のいかなる地点にいてもたて線の上にいることは変わらない。
そして次元とは…」
おじ様がたて線の隣に同じようにたて線を引く。
「つまり、こことは違う世界だ。
私とミカエル以外は今もそこで生きている。
何故ならあそこでは彼等は母であり兄としての生しかないからだ。」
「じゃあ…ここにいる父とあちらの母は違う人なんですか?」
おじ様の言うことは私には難しくて理解できなかった。
おじ様の言葉を要約すると
今ではない前の時間軸の父と亡くなってしまった殿下、そして兄の魂を生命の泉を通して違う次元に送り、弱い私や殿下、兄を父と共に一から育て上げたということだ。
「待って…おじ様……
それだと『あだ花姫』は何なの?」
私の言葉におじ様が首をかしげる。
「『あだ花姫』とは何だ?」
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