あだ花姫は18禁ジャンルからジャンル替えしたいみたいです。

チョコパイ

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第1章 脳筋女は画策する。

脳筋女は直談判する。

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「いつから皆が獣人だと気がついた。」

うっ…
さすがライオン
殺気が怖いのなんのって

「馬車で襲われた時、
泣いてる私に小鳥がずっと
寄り添ってくれて、
どことなくお母様に
似ている気がして。」

「クリスティーナ…」

母が涙ぐむ。
 
獣人が侯爵邸を出る時
必ず空き殻の中に入る。
空き殻とは人の形をした
全身スーツみたいなものだ。

つまり馬車で襲われたのは
母の空き殻であって
死んだわけではなく、
母が空き殻を脱いだだけなのだ。

獣人が人に化けるのは
無益な争いを避けるためだ。
だから人として生まれた私に、自分達が獣人だと言えなかったのだ。

本来のクリスティーナは
ここから狂っていくのだが
原作回避の私は、
むしろ獣人として付き合える方が都合が良かった。

「お父様、私を鍛えてくれませんか?」

「??
鍛えるとは?」

「私は獣人ではありません。
か弱い人間です。
しかし侯爵家の後継として
皆を守らねばなりません。
独学ではやはり限界があります。
どうかお父様の弟子にして
もらえませんでしょうか?」

原作ではライオン父は強い。
強すぎるのだ。
もちろん、ライオンだから
大きな牙で噛み殺したり
鋭い爪で引き裂いたりするのだが、
それ以上に武術がすごいのだ。

「お前が後継だと、
確かお前は皇太子妃になると息巻いていたじゃないか?」

確かに原作にもそんな下りがあった。
だが、今は違う。

「まだ、幼かったのです。
小鳥の母ですら私を守るために戦ったのです。
それなのに私は泣いているだけで……
なので変わりたいのです。
母のように強い女性になりたいのです。」

「クリスティーナ」
母が私を抱きしめる。

「あなたお願いよ。
クリスティーナの希望を
かなえてあげて。」

ライオン父は母を溺愛してる。つまり母さえ押さえておけば……

「私は厳しいぞ。
それでもいいのだな?」

「はい。覚悟のうえです。」

「わかった。
明日の朝から
騎士団の訓練の参加を許そう。
そこで基礎を学んだら
私が師となり教えよう。」

「ありがとうございます。
がんばります。」

「ちなみにお前の目には
私はどう映るのだ?」

「お父様は格好いい黒ライオンですわ。
お母様は可愛らしいフワフワの白い小鳥です。
侍女はウサギ、専従騎士は黒豹です。」

「その…怖くないのか?
または気持ち悪くないのか?」

「??
どうして怖くて気持ち悪いのですか?
私には皆、素敵に見えますよ。」

「そうか…わかった。
行っていいぞ。」

ふんっ、ふんっ
日課の腕立て伏せをしながら
考える。
ふんっ、ふんっ
基礎訓練て何をするのかしら?
走り込みとか?筋力トレーニング?どちらにしても楽しみだわ…
ふんっ、ふんっ
あだ花姫は今日も今日とて脳筋であった。
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