22 / 201
学園編
とりあえず手合わせしましょ!!
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「今日は誘ってくれて有り難う。」
第二皇子が頭を下げる。
ウォーミングアップが終わると、お互いに向き合う。
「第二皇子にお願いがあります。私が勝ったら私のお願いを聞いて下さいませんか?」
「わかった。では、私が勝ったらクリスティーナ、私の願いを聞いてくれ。」
「もちろんです。
では、戦闘方式でお願いします。」
第二皇子の槍捌きは、とても実直だ。
これが彼の本質だろう。
お手本通りの槍捌き、
それはまるで空手の形だ。
決められた動きは、鋭く、重く、そして正確だ。
ただし、これでは実戦では
通用しない。
なぜなら実戦は相手を倒す為に武器を振りかざすものだから、
私は第二皇子の槍を蹴りあげると、そのまま第二皇子の首に足をからめて、押し倒す。
「ぬわぁ…」
第二皇子の顎をつかむ。
「私の勝ちですね。
約束通り、今日から侯爵家で暮らしてもらいます。」
「クリスティーナ!!」
背後から皇太子が私を抱くように、第二皇子から引き離す。
「君は私の婚約者だと言うことを忘れてはいないかい?」
「それは殿下にも言えますわ。今、私と第二皇子の戦闘中です。邪魔をするならこの場から出ていって下さいませんか?」
「クリスティーナ!!」
「殿下、過去は過去です。
今の私は殿下の婚約者です。そして、殿下は私の婚約者です。」
過去の十二回のやり直しの中で、十回も第二皇子と関係があったと聞いてから、皇太子の第二皇子への警戒が強くなった。
「すまない。
つい焼きもちを妬いてしまったよ。
兄上、口を出してしまい申し訳なかった。」
「私なんかが
侯爵家に世話になってもいいのだろうか?」
「もちろんです。皇帝には許可はとってあります。
しばらくの間はここで一緒に生活してもらいます。」
「ちなみに理由を聞かせてもらえないだろうか?」
私は皇太子を見つめる。
皇太子は少し考えてからうなずく。
私は皇太子と第二皇子、パンジー、そしてスネイクに近くに来るようお願いすると呪文を唱える。
「第二皇子、あなたのお母様は多分もう人ではありません。」
私の言葉に第二皇子が目を見開く。
でも、そこには動揺も悲しみも見られない…
「やっぱりご存知だったんですね。」
「なんとなくね……
でも、はっきり言われると……」
第二皇子の瞳から涙がこぼれ落ちる。
胸が苦しくなる。
気がつくと第二皇子を胸に抱いていた。
どんなに強がって見せても、まだ17歳だ。
あの皇城の中で、第二皇子にとっての家族は間違いなく母親だけだろう。
それなのにその母親すら失うのかもしれないのだから…。
「大丈夫、私達が側にいますよ。」
第二皇子の背中をトントンと軽くたたく。
クリスティーナは気がつかない。
皇太子の苦し気な顔を
スネイクの悲痛な表情を
「スネイク、今から手合わせいいかしら?」
「はい。是非…」
久しぶりにスネイクと打ち合う。
スネイクの槍はとてもトリッキーだ。
どれが本筋なのかわからない。
昔、母に太刀筋にその人の人柄がわかると教えられた。
スネイクはまさに太刀筋通りだと思う。
感情がないように見えて
実はとても熱い。
私より早く訓練所にいるし、私と同じぐらい居残り練習もする。
「あっ…」
汗で薙刀が滑り落ちる。
スネイクの槍の柄の部分が私の腹部に直撃する。
身体が宙を舞う。
あばら骨が折れたかしら?
良かった顔じゃなくて、地面に身体が打ち付けられる。
「クリスティーナ…」
「お嬢様」
視界が狭くなっていった。
第二皇子が頭を下げる。
ウォーミングアップが終わると、お互いに向き合う。
「第二皇子にお願いがあります。私が勝ったら私のお願いを聞いて下さいませんか?」
「わかった。では、私が勝ったらクリスティーナ、私の願いを聞いてくれ。」
「もちろんです。
では、戦闘方式でお願いします。」
第二皇子の槍捌きは、とても実直だ。
これが彼の本質だろう。
お手本通りの槍捌き、
それはまるで空手の形だ。
決められた動きは、鋭く、重く、そして正確だ。
ただし、これでは実戦では
通用しない。
なぜなら実戦は相手を倒す為に武器を振りかざすものだから、
私は第二皇子の槍を蹴りあげると、そのまま第二皇子の首に足をからめて、押し倒す。
「ぬわぁ…」
第二皇子の顎をつかむ。
「私の勝ちですね。
約束通り、今日から侯爵家で暮らしてもらいます。」
「クリスティーナ!!」
背後から皇太子が私を抱くように、第二皇子から引き離す。
「君は私の婚約者だと言うことを忘れてはいないかい?」
「それは殿下にも言えますわ。今、私と第二皇子の戦闘中です。邪魔をするならこの場から出ていって下さいませんか?」
「クリスティーナ!!」
「殿下、過去は過去です。
今の私は殿下の婚約者です。そして、殿下は私の婚約者です。」
過去の十二回のやり直しの中で、十回も第二皇子と関係があったと聞いてから、皇太子の第二皇子への警戒が強くなった。
「すまない。
つい焼きもちを妬いてしまったよ。
兄上、口を出してしまい申し訳なかった。」
「私なんかが
侯爵家に世話になってもいいのだろうか?」
「もちろんです。皇帝には許可はとってあります。
しばらくの間はここで一緒に生活してもらいます。」
「ちなみに理由を聞かせてもらえないだろうか?」
私は皇太子を見つめる。
皇太子は少し考えてからうなずく。
私は皇太子と第二皇子、パンジー、そしてスネイクに近くに来るようお願いすると呪文を唱える。
「第二皇子、あなたのお母様は多分もう人ではありません。」
私の言葉に第二皇子が目を見開く。
でも、そこには動揺も悲しみも見られない…
「やっぱりご存知だったんですね。」
「なんとなくね……
でも、はっきり言われると……」
第二皇子の瞳から涙がこぼれ落ちる。
胸が苦しくなる。
気がつくと第二皇子を胸に抱いていた。
どんなに強がって見せても、まだ17歳だ。
あの皇城の中で、第二皇子にとっての家族は間違いなく母親だけだろう。
それなのにその母親すら失うのかもしれないのだから…。
「大丈夫、私達が側にいますよ。」
第二皇子の背中をトントンと軽くたたく。
クリスティーナは気がつかない。
皇太子の苦し気な顔を
スネイクの悲痛な表情を
「スネイク、今から手合わせいいかしら?」
「はい。是非…」
久しぶりにスネイクと打ち合う。
スネイクの槍はとてもトリッキーだ。
どれが本筋なのかわからない。
昔、母に太刀筋にその人の人柄がわかると教えられた。
スネイクはまさに太刀筋通りだと思う。
感情がないように見えて
実はとても熱い。
私より早く訓練所にいるし、私と同じぐらい居残り練習もする。
「あっ…」
汗で薙刀が滑り落ちる。
スネイクの槍の柄の部分が私の腹部に直撃する。
身体が宙を舞う。
あばら骨が折れたかしら?
良かった顔じゃなくて、地面に身体が打ち付けられる。
「クリスティーナ…」
「お嬢様」
視界が狭くなっていった。
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