あだ花姫は18禁ジャンルからジャンル替えしたいみたいです。

チョコパイ

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新たなる脅威

裁きの剣

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~天界~

「お父様、お願いがございます。私に…いえ、私の娘に裁きの剣をお貸し下さい。」

光輝く玉座には父が慈しむ眼でこちらを見つめている。

「ウリエル、元気だったか?」

父は誰にでも寛大で寛容だ。
どんなに裏切られようとも、どれだけ傷つけられようとも許しをあたえる。

「裁きの剣なんて物騒なものをどうするのだ?」

かつて父が下した寛大で寛容な裁きが娘を苦しめていると思うと、自然と声が荒げる。

「アイツが娘を凌辱するのです。何度も何度も……」

涙がとめどなくあふれる。

「今、十三回目の巻き戻し中です。私の力ではこれが最後の巻き戻しになります。娘を守りたいのです。親の罪を娘が背負うことはないのです。」

父が玉座からこちらへと歩み寄る。

「ウリエル…アイツとは
ルシファーのことか?」

父の大きな手が私の頭を優しく包み込む。

「…………」

父の顔色が少しだけかわる。

「ルシファーは私ではなく娘に手を出すのです。
恨むなら私を恨めばいいのに。」

大声で泣きながら父にすがりつく。

「わかった。
一度、娘を連れて帰ってきなさい。
ところで娘の神子名は何て言うのだ?」

「ミカエルです。」
 
父の顔色が青くなる。

「ミカエル…」

「はい。神子として光を授かった時、娘の額にミカエルと文字が浮かびました。
下界ではクリスティーナと名づけました。」

「セラフィムをここへ。」

父の命により姿を見せた兄は私を見て、顔をほころばせる。

父は兄に何か話すと
兄は静かにうなずいた。

「ウリエル、久しぶりだね。じゃあ一緒に行こっか?ルシファーを倒しに」

「お兄様……」

「父がお許しになったよ。
ルシファーについては、ミカエルに一任するそうだ。」

「お父様……」

いつもの穏やかな父は光の中へと消えていく。

「終わったら、娘を連れておいで。」

「お父様、ありがとう。」

兄が私の肩を抱く。

「ウリエルの知っている限りの話を教えてくれないかな?」

~リオン公爵家~

「お嬢様、本当に申し訳ございませんでした。」

パンジーが深々と頭を下げる。

「私こそ、パンジーの気持ちを考えなくてごめんなさい。」

オースティン兄様がスネイクをよぶ。

「後は二人できちんと話しあいなさい。」

「クリスティーナ、まずは二人だけにしてあげなさい。」

兄に手をひかれ部屋の外へと出る。

「クリスティーナ、どちらにしろパンジーは領地に戻される。
それはクリスティーナが悪いわけではない。
あくまでも、パンジーとスネイクの問題だと言うことだけは忘れちゃ駄目だぞ。」

つながれた兄の手が温かくて、胸が熱くなった。
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