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暗闇の向こう側
親の心子知らず。
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「お前はあっちへ行ってなさい。」
父は私の肩をがチリと掴んでドアの外へと追い出す。
「仲間はずれだ~!!」
大声で叫ぶのに誰も相手にしてくれない。
ロマノフ公子を連れて、帰宅するとすぐにセラフィムおじ様が飛んでくる。
ロマノフ公子にしてみたら、ギンギンキラキラした神々しい火の鳥が頭の上に乗っかってくるのだから、驚いて腰を抜かすのは仕方ないことだ。
おじ様は光でロマノフ公子を包み込む。
温かくて優しい光が周囲を包み込む。
闇が静かに溶けていく。
ロマノフ公子はまるで幼子のように、声をあげて泣き始める。
おじ様が人へと姿を変え、ロマノフ公子を抱きしめる。
おぉぅ……
もう一枚の絵画でしかない。
尊い…尊すぎる。
ピッピッピピ
小鳥母様が私の耳元で騒ぐ。
きっと私の邪な気持ちがだだ漏れ状態なのだろう。
私は別にBLが好きなわけではない。
ただ美しいものは美しい
のだ。
おじ様がロマノフ公子を抱き抱えると、応接室へと運ぶ。
そして今にいたる。
「お嬢様、久しぶりに打ち合いしませんか?」
ドアに耳をつけて、盗み聞きしている私にスネイクが声をかける。
「スネイク、私に気をつかって途中で手を抜くんだもん。手を抜かないって約束してくれるなら、いいよ。」
苦笑いしているスネイクの手をつかんで、訓練所へとむかう。
「お嬢様、練習着に着替えて来て下さい。」
スネイクの言葉に
「制服だから汚れても大丈夫よ。時間がもったいないからこのままやりましょ。」
と、笑いかける。
もちろん制服の時は見せパン着用だから問題はないし、おじ様から貸してもらった裁きの剣も早く使ってみたかった。
ウォーミングアップをすませ、裁きの剣(薙刀)をかまえる。
半年前位からスネイクに打ち合いで勝てた事はなかった。
どうしても体格差がでてしまう。
上から打ち込まれると、防ぐので精一杯になってしまって攻撃まで手がまわらない。
がキーン、カキーン
ぶつかり合う薙刀と槍の音が訓練所に響き渡る。
ガシャーン
スネイクの槍の刃が私の首の前で止まる。
「参りました。」
息をきらせながら、その場で寝転ぶ。
「お嬢様、汚れてしまいますよ。」
スネイクが私を立たせようと跪く、
「なんで私にはロマノフ公子の話を聞かせてくれないのかしら。
私って信頼されていないのかしら?」
お嬢様が下唇を噛むのはいじけたり、拗ねている時の癖だ。
私達は公爵様から、お嬢様に会わせてはいけない危険人物の名を教えてもらっている。
ロマノフ公子はその中の一人だ。
だからお嬢様を遠ざけたのだろう。
「だいたいお父様は私のことを信じていないのよ。さっきだって、私を追い出したのよ。」
怒り狂うお嬢様を見つめながら、少しだけ公爵様が不憫に思えた。
父は私の肩をがチリと掴んでドアの外へと追い出す。
「仲間はずれだ~!!」
大声で叫ぶのに誰も相手にしてくれない。
ロマノフ公子を連れて、帰宅するとすぐにセラフィムおじ様が飛んでくる。
ロマノフ公子にしてみたら、ギンギンキラキラした神々しい火の鳥が頭の上に乗っかってくるのだから、驚いて腰を抜かすのは仕方ないことだ。
おじ様は光でロマノフ公子を包み込む。
温かくて優しい光が周囲を包み込む。
闇が静かに溶けていく。
ロマノフ公子はまるで幼子のように、声をあげて泣き始める。
おじ様が人へと姿を変え、ロマノフ公子を抱きしめる。
おぉぅ……
もう一枚の絵画でしかない。
尊い…尊すぎる。
ピッピッピピ
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きっと私の邪な気持ちがだだ漏れ状態なのだろう。
私は別にBLが好きなわけではない。
ただ美しいものは美しい
のだ。
おじ様がロマノフ公子を抱き抱えると、応接室へと運ぶ。
そして今にいたる。
「お嬢様、久しぶりに打ち合いしませんか?」
ドアに耳をつけて、盗み聞きしている私にスネイクが声をかける。
「スネイク、私に気をつかって途中で手を抜くんだもん。手を抜かないって約束してくれるなら、いいよ。」
苦笑いしているスネイクの手をつかんで、訓練所へとむかう。
「お嬢様、練習着に着替えて来て下さい。」
スネイクの言葉に
「制服だから汚れても大丈夫よ。時間がもったいないからこのままやりましょ。」
と、笑いかける。
もちろん制服の時は見せパン着用だから問題はないし、おじ様から貸してもらった裁きの剣も早く使ってみたかった。
ウォーミングアップをすませ、裁きの剣(薙刀)をかまえる。
半年前位からスネイクに打ち合いで勝てた事はなかった。
どうしても体格差がでてしまう。
上から打ち込まれると、防ぐので精一杯になってしまって攻撃まで手がまわらない。
がキーン、カキーン
ぶつかり合う薙刀と槍の音が訓練所に響き渡る。
ガシャーン
スネイクの槍の刃が私の首の前で止まる。
「参りました。」
息をきらせながら、その場で寝転ぶ。
「お嬢様、汚れてしまいますよ。」
スネイクが私を立たせようと跪く、
「なんで私にはロマノフ公子の話を聞かせてくれないのかしら。
私って信頼されていないのかしら?」
お嬢様が下唇を噛むのはいじけたり、拗ねている時の癖だ。
私達は公爵様から、お嬢様に会わせてはいけない危険人物の名を教えてもらっている。
ロマノフ公子はその中の一人だ。
だからお嬢様を遠ざけたのだろう。
「だいたいお父様は私のことを信じていないのよ。さっきだって、私を追い出したのよ。」
怒り狂うお嬢様を見つめながら、少しだけ公爵様が不憫に思えた。
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