あだ花姫は18禁ジャンルからジャンル替えしたいみたいです。

チョコパイ

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第六章 押してダメなら更に押せ

捨ててしまえばいい

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「ダンテ、まずは全部包み隠さずぶちまけましょう。」

おじ様に大見得をきって治療させますと言ってしまった以上、何か初めてみないと…

そこで考えたのが題して

「泥人形を踏み潰せ」だ。

公爵家の所有する畑に川から水を引き泥畑になる。

後は騎士団員にも手伝ってもらいながら泥畑中に泥人形を作った。

「ダンテ、見てて下さい。」

私はパンツを膝上まで上げて腕まくりして、泥畑の中へ入っていく。

ヌチャッヌチャ…
素足に泥の感触が心地良い。

すぅ……
大きく息を吸いこみ
はぁ……
息を吐き出していく。

そして鼓膜が破けるぐらいの大声で

「男に負けない筋肉が欲しい!!」

と、叫ぶと

グシャン

足元の泥人形を踏み潰す。

「さぁ、次はダンテの番ですよ。クレイジーに叫んで壊しちゃって下さい。」

戸惑いながら泥畑へと足を踏み入れるダンテ。

ふぅ……

「私はただ死にたくなかっただけだ!!
私のせいじゃない!!」

グワッシャ…
踏み潰される泥人形。

「心の中のモヤモヤを全部吐き出しちゃってください。」

私の言葉に戸惑うダンテ。

「殿下のバカヤロー、私は私なのに、女の子なんだから、女の子、女の子…口うるさいんだよ。私は私だぁ!!」

グシャン
泥人形がこわれる。

「父上、何故息子を主様に捧げたのですか?何故助けてくれなかったのですか?」

グワッシャン

「主様とねたくなんかなかったのに!!」

グワッシャン

「私は主様の性奴隷なんかじゃない!!」

グワッシャン

「女なんか抱きたくないし、男なんかに抱かれたくない!!」

グワッシャン

泣き叫びながら壊していく泥人形。
ダンテの叫びはとても悲しくて辛いものばかりだった。

主様への貢ぎ物として、父親に売られ、幼い頃から主に体も心も犯され、初恋の女の子と主の命により、抱きあうところを主に見せ、初恋の女の子の目の前で主に犯される。時には父親と睦あい、主と父親に犯される。

声がかすれ、涙が枯れ
ダンテは立ちつくす。

私はダンテの隣にいくとその場にゴロンと横になる。
泥が私の体を優しく包みこむ。

「捨ててしまいましょう。助けてくれない父親も、
心を体を蝕む主も……
そして今まで堪え忍ぶことしかできなかった自分自身も…」

ダンテが私の隣に寝転ぶ。

「捨ててもいいのでしょうか?」

「もちろん。捨てていいのです。
手離すことで楽になれるのなら手離すに限ります。」

泥の中、暗くなるまで語り合った。
夕闇の中、二人で笑いながら泥まみれで帰宅した。

私達の様子を母とおじ様が見ていたことを知ったのは、ラビッに叱られながら湯浴みを終えた後だった。

鬼の形相をした母に耳を引っ張られて父親の執務室へ、そして腕上げの罰をうけ……

「ティナ、君は女の子……」

はぁ……またこの件を繰り返す。

最近の殿下はどこか母に似てきている気がする。
私は殿下の首に手をまわして抱きつくと

「私は女の子ではありません。私は私です。
知らない誰かと比べないで下さい。」

そう言うと殿下の頬にキスをする。

「殿下は私は今の私が好きです。殿下は?」

顔を赤らめる殿下。

「ティナはずるいよ。
私がティナに夢中なことを知っているくせに…」

そう笑うと私の頬にキスを仕返しした。

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