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第2章 異世界と交易しよう
第51話 クラスカーストのことを考えよう
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どうやら僕はクラスカーストに影響を与える存在と認識されてしまったようだ。ほどほどの距離感の友だちが欲しいとは思っているが、クラスカーストで上に行こうとか、そういう気はあまりない。
それに実際のところ僕を入れたところでカーストが上がるなんてことはないだろう。せいぜい檜山への牽制になる程度だ。いや、それが欲しいのかも知れないけれど、逆に煽る結果になるということも考えられる。
それに僕はアーリアとの二重生活に忙しい。現代日本では勉強を授業に追いつかせなければならないし、アーリアでは生活を安定させなければならない。少なくとも今はクラスカーストに関わっているような余裕は無い。
「今村さんは僕はどうしたらいいと思う?」
「柊クンの好きにすればいいじゃん。グループに誘われてそこで楽しくやっていけると思ったら参加すればいいし、そうでなかったら断ってもいいんだしさ」
「そうだね。ただ今はちょっと余裕が無くてね」
「中間テスト全然分かんなかったんだって? ヤバいじゃん」
「うん。ヤバい。授業の遅れを取り戻すまで補習漬けだし」
「まあ、柊クンに余裕が無いのはみんな分かってるって。だからまだ声がかかってないんだよ。様子見ってのもあるだろうけど」
「なるほど」
その後、僕の歌う順番がやってきて、森本くんに負けず劣らず音程を外しまくった僕は皆に笑われる。だけどそれは好意的な笑いだ。決して僕を馬鹿にした笑いではない。
それから席替えをしたり、また歌ったり話したりしながら3時間はあっという間に過ぎた。分かったのは吉田くんのグループは僕に探りを入れるために誘ったのだと言うことだ。
探り、とは言ってもそんなに悪い意味ではない。これまで取るに足りなかった僕という存在が彼らの目に入ったということだ。それで興味を持った、という感じだった。
「あー、歌った歌った」
精算を済ませて僕らはカラオケ屋の外に出た。
「俺らは帰るけど、柊はどっち?」
近鉄大和八木駅から電車に乗るには、京都線、大阪線、橿原神宮駅まで行って南大阪線、あるいはJR畝傍駅から桜井線のパターンがある。僕の場合は京都線で学校がある方向に戻るパターンだ。
「そう言えば自転車押してたな」
僕が帰る駅を伝えると加藤くんが頷く。僕は自転車通学なので元の駅に戻って、自転車で帰宅しなければならない。
「じゃあ私たちが同じ方向ね」
小野さん、森本くんが京都線の京都方面行きの電車に乗るようだ。
「ごめん、僕はちょっと八木で用事があるから」
別に小野さんに苦手意識を持っているわけではない。せっかく八木駅前まで出てきたのだから、100円ショップやスーパーを覗いていこうと思っただけのことだ。
「そう、じゃあ仕方ないわね。それじゃまた学校で」
「今日は誘ってくれてありがとう。また学校で」
僕は手を振って彼らと別れる。さあ、意識を切り替えよう。アーリアで売れるものを探すんだ。
それに実際のところ僕を入れたところでカーストが上がるなんてことはないだろう。せいぜい檜山への牽制になる程度だ。いや、それが欲しいのかも知れないけれど、逆に煽る結果になるということも考えられる。
それに僕はアーリアとの二重生活に忙しい。現代日本では勉強を授業に追いつかせなければならないし、アーリアでは生活を安定させなければならない。少なくとも今はクラスカーストに関わっているような余裕は無い。
「今村さんは僕はどうしたらいいと思う?」
「柊クンの好きにすればいいじゃん。グループに誘われてそこで楽しくやっていけると思ったら参加すればいいし、そうでなかったら断ってもいいんだしさ」
「そうだね。ただ今はちょっと余裕が無くてね」
「中間テスト全然分かんなかったんだって? ヤバいじゃん」
「うん。ヤバい。授業の遅れを取り戻すまで補習漬けだし」
「まあ、柊クンに余裕が無いのはみんな分かってるって。だからまだ声がかかってないんだよ。様子見ってのもあるだろうけど」
「なるほど」
その後、僕の歌う順番がやってきて、森本くんに負けず劣らず音程を外しまくった僕は皆に笑われる。だけどそれは好意的な笑いだ。決して僕を馬鹿にした笑いではない。
それから席替えをしたり、また歌ったり話したりしながら3時間はあっという間に過ぎた。分かったのは吉田くんのグループは僕に探りを入れるために誘ったのだと言うことだ。
探り、とは言ってもそんなに悪い意味ではない。これまで取るに足りなかった僕という存在が彼らの目に入ったということだ。それで興味を持った、という感じだった。
「あー、歌った歌った」
精算を済ませて僕らはカラオケ屋の外に出た。
「俺らは帰るけど、柊はどっち?」
近鉄大和八木駅から電車に乗るには、京都線、大阪線、橿原神宮駅まで行って南大阪線、あるいはJR畝傍駅から桜井線のパターンがある。僕の場合は京都線で学校がある方向に戻るパターンだ。
「そう言えば自転車押してたな」
僕が帰る駅を伝えると加藤くんが頷く。僕は自転車通学なので元の駅に戻って、自転車で帰宅しなければならない。
「じゃあ私たちが同じ方向ね」
小野さん、森本くんが京都線の京都方面行きの電車に乗るようだ。
「ごめん、僕はちょっと八木で用事があるから」
別に小野さんに苦手意識を持っているわけではない。せっかく八木駅前まで出てきたのだから、100円ショップやスーパーを覗いていこうと思っただけのことだ。
「そう、じゃあ仕方ないわね。それじゃまた学校で」
「今日は誘ってくれてありがとう。また学校で」
僕は手を振って彼らと別れる。さあ、意識を切り替えよう。アーリアで売れるものを探すんだ。
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