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1章
42 オオエド探索② 服屋「ひねずみ」
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引き続きオオエドの街を歩く翔達
「ねえ、つぎはここに入ってみません?」
聖が指さした場所は木製の看板に「ひねずみ」と書かれ、のれんに服と記されたお店だった。のれんをくぐり店内に入ると様々な色や柄が描かれているメルトホルンでは見たことがない服がたくさん展示されていた。
翔達が興味深く店内を見ているとひとりの女性が近づいてきた。
「いらっしゃいませ。服屋「ひねずみ」にようこそ。どのような品をお探しでしょうか?」
「あの~、俺達旅行でこの国に初めて来たんですけど、服をみさしてもらっていいですか?」
「あら、それはそれは、いったいどこから行らしたんどす?」
「メルトホルン共和国からです」
「それはそれは偉い遠くから行らしたんどすな。それならオオエドのワ服は珍しいどすやろ。説明いたしますわ」
女性の店員はある一角まで翔達を連れてきた。そしてワ服を一つ持ち説明し始めた。
「こちらはワ服の一つで着物とゆうんどす。着物にも種類がおりまして、こちらは振袖といいます。このような袖のついた一枚の布を帯で縛り固定した形となります。布にも帯にも様々な柄の種類があるのでご覧になってください」
「こちらは浴衣と言います。振袖とは布の生地が違い、全体的に軽量化されており動きやすくなっております。」
そこの一角には赤や黒、青、または青と白のボーダーライン(しましま)な色の生地に星やハートなどの模様、あじさいやひまわりなどの花、リスやねこなどの動物、天馬や龍などの幻獣種、変わったところでやかんや剣、杖などの柄をあしらった着物や帯が置かれていた。
定員さんのおっしゃる通り、振袖と浴衣を触ってみると、振袖は手触りがよく丈夫なミスリルシルクワームで縫われた織物を使用しており、こちらの浴衣は軽くて伸縮性のあるバブルアルケミーの糸で縫われた織物で作られていた。さらに羊毛でできたモコモコな生地や魔獣の皮でできた生地などもあった。
「次はこちらです」
翔達は店員の女性に別の一角に案内してもらった。
「こちらは男性用の袴と言われるワ服です。着物の下に着る重ね着の様な物となっております。こちらも着物の重ね着の一つ、羽織というものです。こちらは祭りでよく着られているはっぴと呼ばれるワ服です」
そこの一角には振袖や浴衣より一回り大きく生地が厚い羽織、織物を用いた独特のデザインの袴、半袖で動きやすいはっぴが置かれていた。
また別の一角では
「こちらの一角には靴の一種草履、足袋、アクセサリーの一種かんざし、そのほかにうちわなどが置いております」
オオエド特有の靴である草履、足袋、髪などに差す様々な形状のある棒状のアクセサリーかんざし、風を送り込むオオエド版の扇子うちわなどの小物が置かれていた。
一通り店内を見終わった後、女性の店員が
「皆さま着物は初めてでしょうから着付けお手伝いいたしましょうか?」
と提案してくれた。その提案に翔達は満場一致で
「「お願いします」」
20分後、全員が着替え終わり集まった。
「皆さんお似合いですよ」
「本当によく似合ってるね。それぞれの柄が雰囲気にマッチしてる」
「ありがとう。翔君もその着物あってるよ」
ここでそれぞれの容姿について説明しよう。まず翔、紺色の着物に灰色の袴、足元に足袋をはいている。このままオオエドの街に出れば違和感なく溶け込めるだろう。
つづいて女性陣、正に和服美人といっていい可憐さと力強さが感じられる。最初は真保、白色の生地にアヤメの花をあしらった着物、腰には水色の帯、足元には白い紐の下駄、頭には白鳥のかんざしを付けている。その着物姿は彼女の黒髪と相まって、調和している・
次に聖、淡い水色の生地に菫の花をあしらった着物、腰には黒の帯、足元には赤の紐の下駄、頭には金魚のかんざしを付けている。彼女の長髪の黒髪とも相まって清楚感が漂っている。
次にアリシア、黄緑の生地に松の樹をあしらった着物、腰には白の帯、足元には灰色の足袋、頭には木で作られた雀のかんざしを付けている。その色調は彼女の雰囲気と相まって、落ち着いた印象を与える。
次にミゼル、黒色の生地に青と赤の炎をあしらった着物、腰には黄色の帯、足元には白の足袋、頭には龍のかんざしを付けている。その組み合わせは挑戦的だが、彼女の雰囲気と相まって気品さと力強さを感じさせる
次にリーシャ、黄色の生地に緑と赤のリンゴをあしらった着物、腰には白の帯、足元には羽のついた下駄、頭にはイチゴのかんざしを付けている。彼女の雰囲気と相まって、ひとを安心づかせる印象をあたえる。
次にレオナ、茶色の生地にタンポポをあしらった着物、腰に赤の帯、足元には白の紐の下駄、頭には普通のかんざしを付けている。彼女の雰囲気と相まって、気品とやさしさを感じさせる。
最後にユーナ、白色の生地にひまわりの花をあしらった着物、腰には黒の帯、足元には赤の紐の下駄、頭にはつばさのかんざしを付けている。彼女の雰囲気と相まって、活発さと神々しさを印象づける。
「他の分も合わせて合計でどのくらい?」
「えーと、こちらになります」
「じゃあ、これで」
「ちょっと待って、翔。私たちも払うよ」
「いいって、ここではかっこつけさせてよ」
「おつりはこちらになります。またのご来店お持ちしとります」
「ねえ、つぎはここに入ってみません?」
聖が指さした場所は木製の看板に「ひねずみ」と書かれ、のれんに服と記されたお店だった。のれんをくぐり店内に入ると様々な色や柄が描かれているメルトホルンでは見たことがない服がたくさん展示されていた。
翔達が興味深く店内を見ているとひとりの女性が近づいてきた。
「いらっしゃいませ。服屋「ひねずみ」にようこそ。どのような品をお探しでしょうか?」
「あの~、俺達旅行でこの国に初めて来たんですけど、服をみさしてもらっていいですか?」
「あら、それはそれは、いったいどこから行らしたんどす?」
「メルトホルン共和国からです」
「それはそれは偉い遠くから行らしたんどすな。それならオオエドのワ服は珍しいどすやろ。説明いたしますわ」
女性の店員はある一角まで翔達を連れてきた。そしてワ服を一つ持ち説明し始めた。
「こちらはワ服の一つで着物とゆうんどす。着物にも種類がおりまして、こちらは振袖といいます。このような袖のついた一枚の布を帯で縛り固定した形となります。布にも帯にも様々な柄の種類があるのでご覧になってください」
「こちらは浴衣と言います。振袖とは布の生地が違い、全体的に軽量化されており動きやすくなっております。」
そこの一角には赤や黒、青、または青と白のボーダーライン(しましま)な色の生地に星やハートなどの模様、あじさいやひまわりなどの花、リスやねこなどの動物、天馬や龍などの幻獣種、変わったところでやかんや剣、杖などの柄をあしらった着物や帯が置かれていた。
定員さんのおっしゃる通り、振袖と浴衣を触ってみると、振袖は手触りがよく丈夫なミスリルシルクワームで縫われた織物を使用しており、こちらの浴衣は軽くて伸縮性のあるバブルアルケミーの糸で縫われた織物で作られていた。さらに羊毛でできたモコモコな生地や魔獣の皮でできた生地などもあった。
「次はこちらです」
翔達は店員の女性に別の一角に案内してもらった。
「こちらは男性用の袴と言われるワ服です。着物の下に着る重ね着の様な物となっております。こちらも着物の重ね着の一つ、羽織というものです。こちらは祭りでよく着られているはっぴと呼ばれるワ服です」
そこの一角には振袖や浴衣より一回り大きく生地が厚い羽織、織物を用いた独特のデザインの袴、半袖で動きやすいはっぴが置かれていた。
また別の一角では
「こちらの一角には靴の一種草履、足袋、アクセサリーの一種かんざし、そのほかにうちわなどが置いております」
オオエド特有の靴である草履、足袋、髪などに差す様々な形状のある棒状のアクセサリーかんざし、風を送り込むオオエド版の扇子うちわなどの小物が置かれていた。
一通り店内を見終わった後、女性の店員が
「皆さま着物は初めてでしょうから着付けお手伝いいたしましょうか?」
と提案してくれた。その提案に翔達は満場一致で
「「お願いします」」
20分後、全員が着替え終わり集まった。
「皆さんお似合いですよ」
「本当によく似合ってるね。それぞれの柄が雰囲気にマッチしてる」
「ありがとう。翔君もその着物あってるよ」
ここでそれぞれの容姿について説明しよう。まず翔、紺色の着物に灰色の袴、足元に足袋をはいている。このままオオエドの街に出れば違和感なく溶け込めるだろう。
つづいて女性陣、正に和服美人といっていい可憐さと力強さが感じられる。最初は真保、白色の生地にアヤメの花をあしらった着物、腰には水色の帯、足元には白い紐の下駄、頭には白鳥のかんざしを付けている。その着物姿は彼女の黒髪と相まって、調和している・
次に聖、淡い水色の生地に菫の花をあしらった着物、腰には黒の帯、足元には赤の紐の下駄、頭には金魚のかんざしを付けている。彼女の長髪の黒髪とも相まって清楚感が漂っている。
次にアリシア、黄緑の生地に松の樹をあしらった着物、腰には白の帯、足元には灰色の足袋、頭には木で作られた雀のかんざしを付けている。その色調は彼女の雰囲気と相まって、落ち着いた印象を与える。
次にミゼル、黒色の生地に青と赤の炎をあしらった着物、腰には黄色の帯、足元には白の足袋、頭には龍のかんざしを付けている。その組み合わせは挑戦的だが、彼女の雰囲気と相まって気品さと力強さを感じさせる
次にリーシャ、黄色の生地に緑と赤のリンゴをあしらった着物、腰には白の帯、足元には羽のついた下駄、頭にはイチゴのかんざしを付けている。彼女の雰囲気と相まって、ひとを安心づかせる印象をあたえる。
次にレオナ、茶色の生地にタンポポをあしらった着物、腰に赤の帯、足元には白の紐の下駄、頭には普通のかんざしを付けている。彼女の雰囲気と相まって、気品とやさしさを感じさせる。
最後にユーナ、白色の生地にひまわりの花をあしらった着物、腰には黒の帯、足元には赤の紐の下駄、頭にはつばさのかんざしを付けている。彼女の雰囲気と相まって、活発さと神々しさを印象づける。
「他の分も合わせて合計でどのくらい?」
「えーと、こちらになります」
「じゃあ、これで」
「ちょっと待って、翔。私たちも払うよ」
「いいって、ここではかっこつけさせてよ」
「おつりはこちらになります。またのご来店お持ちしとります」
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