91 / 117
2章
91 プレオ―オープン反省会
しおりを挟む
コレクトスターのプレオープン2日目が終わって翔宅1階のリビングにて翔達と各店舗の孤児院のリーダーであるイチカ、トム、カナ、マオが集まっていた。2日目は各国に【ゲート】を置いたままにして余裕のある時間に来てもらう普段の営業スタイルにした。そして今からはコレクトスターの反省会議である。そう、反省→対策は商業の基本である。
「じゃあ、まずは商店:星降る夜班レオナ、聖、イチカから」
会議の進行役は翔が務めており、まずはレオナたち3人に結果を聞く。
「会計、商品の補充、商品の説明は一通りうまくいったわね。後は人が多く来ても対応できるかかな?」
「そうですね。あとは商品をいれる籠みたいなものが欲しいですね。たくさん買いたいのに持てない人がいましたから」
彼等が思い浮かぶのは美の探求に余念がないとある女性やかわいい物が好きなとある女性が腕いっぱいにぬいぐるみを抱きこむ姿である。どこの世界でも美とカワイイは正義なのである。
「2日間やってみて私達子供達だけでも大丈夫そうです。でもこれ以上商品が増えるならもう少し人が欲しいですね。特にトラブル対応ができる人が」
イチカの言う通り人の数に関してはもう少しいるかもしれないと思っていた。ただ売り出す商品の特殊性により、まずは身内だけにして進めていこうよ考えたのだ。
「OK。大体わかった。定員の雇用についてはいい人がいないか探してみるよ。あとトラブルについては実際に起きてみないとわからないからその時に話し合おう。一応いくつかのパターンは考えているから大丈夫だと思うけど。じゃあ続いて鍛冶屋班アリシア、ミゼル、トム」
「こちらも順調でしたね。ただ今回は無かったけどこれから武器を作ってくれという人がいそうなのが問題ですよね」
「あ~」
アリシアの言う通り、目利きの効く冒険者なら包丁などを見たら相当な腕の鍛冶師が作っているのがわかるだろう。また常にエルフ、ドワーフ、天族の鍛冶師がいるためとある会社が思い浮かぶかもしれない。そうなると彼らの武器を持つことは武器を持つ者にとって一種のステータスになるためしつこく頼んできたり、強硬手段に出るものがいるかもしれない。
「まあ、そこは大丈夫じゃない。並の冒険者なら追い出されそうだし。だって彼ら職人には権力者でも気に入らなければぶっ飛ばしてるし、精霊たちも手伝ってくれるだろうし。どうしようもなければ子供たちに連絡するように頼んでるし」
そう、彼ら職人たちは会社の規則で『自分で使うものは自分で採取して来い』があるため、冒険者としてはBランクほどの実力があるため並の冒険者は敵わないだろう。さらに子供達には翔達に連絡手段として通信用の栞をわたしていた。
「そうですね。でも職人の人たちにはどうしても持てない商品などは持ってもらえるし、いろいろ手伝ってもらえるので助かってます」
トムの言う通り子供達と鍛冶師たちの関係は良好である。商品の都合上どうしても大きい物もあり子供でも持ち運びが大変なものもあり、その時は手助けしてくれたり、人によっては結構商品の詳しいことを聞いてきたりするため、その説明も代わりにしてくれたりしてくれた。そのためこのままの状態で職人の人にもいてほしいと翔達に頼んできた。
翔はトムの頭を優しくなでながら答える。
「安心していいよ、トム。この体制で進めるから。何かあっても対応はできるからね。じゃあ最後に食堂班真保、ミーシャ、カナ、マオ」
「テーブルのシステムはうまくいってる。後は人がたくさん来た場合、きちんと調理→配膳→食器回収までできるかね。まあこれは経験によって養われる能力だからもう少し練習が必要ね」
「うっ、確かにそうですね」
真保の指摘に肩を落とすマオ。料理担当の子たちは一品一品の料理は規定時間内に作れるようになってはいた。ただいくつかの料理を続けて作ると少し要領が悪くなり、料理の完成が遅れてしまう用だ。それを今日のプレオープンで気づいた。ここについては真保達も気づいてなかったため、本格オープンまで孤児院の子供たちに協力してもらって練習しようと決まった。
「あと、美味しいけど知られてない料理が多いからそこの宣伝をどうするか考えたほうがいいですよね?」
とカナが疑問に思ったことを話すと
「そこは考えがあるから大丈夫。まあ改善点も見つかったけど大体は大成功だね、プレオ―オープンは。よし、本格オープンは1か月後それまで少しでもいいお店になるように頑張ろう」
「「おーー」」
そして時間は進む。コレクト・スター本オープンまで残り15日。翔達やルートたちによりコレクト・スターの宣伝は進んでいった。さらに今日首都メルトホルン広場にて一台の屋台が現れた。その屋台には2本ののぼりが刺さってあった。登りには『近日オープンコレクト・スターの食堂:黄昏の彗星出張販売』『お題は銅貨1枚なくなり次第即終了!本日は異国の料理;おにぎりとお味噌汁』と書かれていた。
最初広場の人は怪しんでいたが屋台内に翔がいたこととその安さに1人また1人と近づき購入していった。最初に購入した物の手には紙で包まれた白い三角形の物体と紙のコップに入れられた茶色いスープが握られていた。早速購入者が翔に教えられた通り、白い物体を少量口にくわえ、茶色いスープを飲んでみた。数秒後、購入者は急いでそれらを食べると再び屋台に向かい購入し始めた。まるで他のものには食べさせんというように。その光景を見てよほどうまいのだと思った他の人々は一斉に屋台に近づいていった。そして一時間後
「本日の営業はここまでです。明日も同じ時間で来ますのでよろしくお願いします」
と翔が説明し屋台を引き上げ帰っていった。その様子を料理が食べれなかった人たちは残念そうな目で見送り、明日は絶対買おうと誓うのだった。そして翌日、コレクト・スターの屋台はあらわれた。それも三台。そして翔の
「営業始めます」
の掛け声とともに群がる人々。どうやら昨日の段階で噂が広まったみたいだ。その中には王城勤務のメイド長がいたとかいないとか・・・
「じゃあ、まずは商店:星降る夜班レオナ、聖、イチカから」
会議の進行役は翔が務めており、まずはレオナたち3人に結果を聞く。
「会計、商品の補充、商品の説明は一通りうまくいったわね。後は人が多く来ても対応できるかかな?」
「そうですね。あとは商品をいれる籠みたいなものが欲しいですね。たくさん買いたいのに持てない人がいましたから」
彼等が思い浮かぶのは美の探求に余念がないとある女性やかわいい物が好きなとある女性が腕いっぱいにぬいぐるみを抱きこむ姿である。どこの世界でも美とカワイイは正義なのである。
「2日間やってみて私達子供達だけでも大丈夫そうです。でもこれ以上商品が増えるならもう少し人が欲しいですね。特にトラブル対応ができる人が」
イチカの言う通り人の数に関してはもう少しいるかもしれないと思っていた。ただ売り出す商品の特殊性により、まずは身内だけにして進めていこうよ考えたのだ。
「OK。大体わかった。定員の雇用についてはいい人がいないか探してみるよ。あとトラブルについては実際に起きてみないとわからないからその時に話し合おう。一応いくつかのパターンは考えているから大丈夫だと思うけど。じゃあ続いて鍛冶屋班アリシア、ミゼル、トム」
「こちらも順調でしたね。ただ今回は無かったけどこれから武器を作ってくれという人がいそうなのが問題ですよね」
「あ~」
アリシアの言う通り、目利きの効く冒険者なら包丁などを見たら相当な腕の鍛冶師が作っているのがわかるだろう。また常にエルフ、ドワーフ、天族の鍛冶師がいるためとある会社が思い浮かぶかもしれない。そうなると彼らの武器を持つことは武器を持つ者にとって一種のステータスになるためしつこく頼んできたり、強硬手段に出るものがいるかもしれない。
「まあ、そこは大丈夫じゃない。並の冒険者なら追い出されそうだし。だって彼ら職人には権力者でも気に入らなければぶっ飛ばしてるし、精霊たちも手伝ってくれるだろうし。どうしようもなければ子供たちに連絡するように頼んでるし」
そう、彼ら職人たちは会社の規則で『自分で使うものは自分で採取して来い』があるため、冒険者としてはBランクほどの実力があるため並の冒険者は敵わないだろう。さらに子供達には翔達に連絡手段として通信用の栞をわたしていた。
「そうですね。でも職人の人たちにはどうしても持てない商品などは持ってもらえるし、いろいろ手伝ってもらえるので助かってます」
トムの言う通り子供達と鍛冶師たちの関係は良好である。商品の都合上どうしても大きい物もあり子供でも持ち運びが大変なものもあり、その時は手助けしてくれたり、人によっては結構商品の詳しいことを聞いてきたりするため、その説明も代わりにしてくれたりしてくれた。そのためこのままの状態で職人の人にもいてほしいと翔達に頼んできた。
翔はトムの頭を優しくなでながら答える。
「安心していいよ、トム。この体制で進めるから。何かあっても対応はできるからね。じゃあ最後に食堂班真保、ミーシャ、カナ、マオ」
「テーブルのシステムはうまくいってる。後は人がたくさん来た場合、きちんと調理→配膳→食器回収までできるかね。まあこれは経験によって養われる能力だからもう少し練習が必要ね」
「うっ、確かにそうですね」
真保の指摘に肩を落とすマオ。料理担当の子たちは一品一品の料理は規定時間内に作れるようになってはいた。ただいくつかの料理を続けて作ると少し要領が悪くなり、料理の完成が遅れてしまう用だ。それを今日のプレオープンで気づいた。ここについては真保達も気づいてなかったため、本格オープンまで孤児院の子供たちに協力してもらって練習しようと決まった。
「あと、美味しいけど知られてない料理が多いからそこの宣伝をどうするか考えたほうがいいですよね?」
とカナが疑問に思ったことを話すと
「そこは考えがあるから大丈夫。まあ改善点も見つかったけど大体は大成功だね、プレオ―オープンは。よし、本格オープンは1か月後それまで少しでもいいお店になるように頑張ろう」
「「おーー」」
そして時間は進む。コレクト・スター本オープンまで残り15日。翔達やルートたちによりコレクト・スターの宣伝は進んでいった。さらに今日首都メルトホルン広場にて一台の屋台が現れた。その屋台には2本ののぼりが刺さってあった。登りには『近日オープンコレクト・スターの食堂:黄昏の彗星出張販売』『お題は銅貨1枚なくなり次第即終了!本日は異国の料理;おにぎりとお味噌汁』と書かれていた。
最初広場の人は怪しんでいたが屋台内に翔がいたこととその安さに1人また1人と近づき購入していった。最初に購入した物の手には紙で包まれた白い三角形の物体と紙のコップに入れられた茶色いスープが握られていた。早速購入者が翔に教えられた通り、白い物体を少量口にくわえ、茶色いスープを飲んでみた。数秒後、購入者は急いでそれらを食べると再び屋台に向かい購入し始めた。まるで他のものには食べさせんというように。その光景を見てよほどうまいのだと思った他の人々は一斉に屋台に近づいていった。そして一時間後
「本日の営業はここまでです。明日も同じ時間で来ますのでよろしくお願いします」
と翔が説明し屋台を引き上げ帰っていった。その様子を料理が食べれなかった人たちは残念そうな目で見送り、明日は絶対買おうと誓うのだった。そして翌日、コレクト・スターの屋台はあらわれた。それも三台。そして翔の
「営業始めます」
の掛け声とともに群がる人々。どうやら昨日の段階で噂が広まったみたいだ。その中には王城勤務のメイド長がいたとかいないとか・・・
0
あなたにおすすめの小説
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。
異世界で貧乏神を守護神に選ぶのは間違っているのだろうか?
石のやっさん
ファンタジー
異世界への転移、僕にはもう祝福を受けた女神様が居ます!
主人公の黒木翼はクラスでは浮いた存在だった。
黒木はある理由から人との関りを最小限に押さえ生活していた。
そんなある日の事、クラス全員が異世界召喚に巻き込まれる。
全員が女神からジョブやチートを貰うなか、黒木はあえて断り、何も貰わずに異世界に行く事にした。
その理由は、彼にはもう『貧乏神』の守護神が居たからだ。
この物語は、貧乏神に恋する少年と少年を愛する貧乏神が異世界で暮す物語。
貧乏神の解釈が独自解釈ですので、その辺りはお許し下さい。
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる