"平凡は正義"が私の信条です。

彩霞

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前置き

第四話

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「ユリウスーー!!」

そう言いながら勢い良く部屋に入る。

すると勉強をしていたのか机に向かっていたユリウスは、ビクリと肩を揺らした。そしてこちらを向いて、

「うるさいですよフローリア。静かに入ってきて下さい。」 

と言ってきた。フローリアにはわかってたが、流石にここまで反応が薄いと心を抉られる。

「ごめんねユリウス。ところでほらみてよ!!」

フローリアは、染めたばかりの髪の毛をユリウスに見せる。
ほんとに綺麗に染まったなと思う。
実を言うと黒髪は結構気に入っていた。もともと黒髪黒目の庶民であったから。
でもフローリアは平凡に過ごすことの方が大切である。
髪は女の命と言うけれど、フローリアは髪の毛より自分の平凡だよ。

「蜂蜜色だね。」

「」

うん。確かにそうである。
もう少し何か反応ないのかなぁとか思いながらフローリアは拗ねた表情をした。


「ごめんごめん。フローリア凄く似合ってるよ。でもどうして急に?」

ユリウスが笑った。

「ユリウスの蜂蜜色がいいと思ったから!」

「ふーん。あ、フローリアそろそろ勉強の時間じゃないのか?」

「うん。そうなんだよね。ユリウスは今何してるの?」

「セレンニースの歴史」

ほらとユリウスが紙を見せてくれる。

やっぱすごい。ユリウスは。紙にびっしりセレンニースの歴史についてが書いてある。

言っておくが、フローリア達まだ5歳だ。

まぁフローリアもそれくらいはするだろう。

平凡がかかってますから。

目指せ六歳までに魔力のコントロールを完璧に。


フローリアにならできる!

やればできる子!Y D K!














・・・・何てね


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