4 / 36
第二候補 レオフィルドの手紙
しおりを挟むトラキネシア王国第三王子レオフィルド・ルシエン・トラキネシアは、シドラス公爵家長女アデル・ルービッヒに婚約を申し込みたい。
僕は、心の底からアデルを愛している。
何よりも僕は、大輪の花のような笑顔が好きだ。
とても強く、剣を持つ姿は美しい。
アデルならば、近衛兵になり僕の護衛ができるようになると思う。その腕がアデルにはあると僕は思う。
その上で、妻としてずっと側にいてくれたらどんなに嬉しいか。
僕が一生を共にする伴侶として望むのはアデルだけだ。
他の誰かじゃダメなんだ。僕は君がいいんだ。君しかいない。
この婚約は、王子としての命令ではない。
アデルの気持ちを無視して話を進めたくない。断る事もアデルの自由だ。
けれど、君の意思で僕の事を選んで欲しいと思っているよ。
僕と共に歩んで欲しい。良い返事を待っているよ。
◆◇◆
顔が熱くてたまらない。
こんなに愛を語られるとは思わなかった。恥ずかしい。
レオは恥ずかしくないのだろうか?
近衛兵になり、レオを守る。そうできたら嬉しい。
レオと結婚すれば、愛のある家庭を築けそうな気がする。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,334
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる