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自室に戻り、お仕着せを脱いでクローゼットを開ける。
奥から赤い箱と布面積の少ない下着を取り出す。思い出がこの下着なんてと何度も切なく思ったものだ。
もし子供が出来ていても、絶対に父親との思い出の品として渡せない。
丁寧に畳んでいた時、扉が勢い良く開いた。
そこには、水を滴らせた全裸のニコラス様が居た。
「クロエ!」
血走った目をした全裸の男に抱き着かれ、ぐにょりとしたブツがお腹に当たる。
「こら待てニコラス!……おっと、失礼!」
追いかけて来たスタン様が部屋に飛びこんで来ようとして、一瞬で身を翻しまた廊下へと消えた。
「クロエ!クロエ!また僕を置いて行ったのかと!」
姿は見えないけどスタン様が入り口から服を投げてよこした。
「お取込みの所悪いけど、お二人さん服着てから話したら?」
しまった!私も下着姿だった!
「ちょっとニコラス様離れて下さい。ほら服を着ましょう」
スタン様の投げてくれた服を拾う。下着は無いけど仕方ない。ブツさえ隠れればいい。
「クロエ、いなくならない?手はつないだままがいい」
小さい子かと突っ込みたくなるけど、とにかく早くブツを隠さないと。
四苦八苦しながら片手でお仕着せを着た。
ニコラス様の体を拭いて服を着せる。大人しいブツは初めて見る。
「クロエ、ファスナーに陰毛が挟まるよ」
全裸男が細かいこと言うなと怒鳴りたかったが、確かに挟まると痛そうだ。
仕方なく卑猥パンツを出してきた。
「なんでここにこれが?」
「ここにあるからあるんです。洗ってあるのでこれで我慢してください」
穿かせてみてしみじみ思う。ほんと卑猥。色々出てる。
少しでもファスナーに対して防御力を上げようと、布を引っ張り、はみ出ている部分を押し込む。
「あ、クロエ。んんっ、気持ちいい。もっと触って。あれから出してないんだ。もうクロエの中でしか出したくない」
ダメだ。大きくなって来た。見た目的には強そうになったけど、露出が増えて防御力は下がった気がする。
こんなパンツでも無いよりましと自分を納得させて、頬に赤みが差し始めたニコラス様にズボンとシャツも着せる。
どうやらスタン様の服のようで少し大きいが貸してくれただけでありがたい。
「もうお終い?触ってくれないの?僕の事が嫌いになっちゃた?やっぱり下手だった?」
口を閉じていてください!そんな意図で触ったんじゃないです。
「おーい、お二人さん着たか?」
スタン様には聞こえていない事を祈ろう……まぁ扉までの距離を考えると口が堅い事を祈ったほうが現実的かもしれない。
「はい、大丈夫です。お持たせして申し訳ございません」
ひょっこりと顔だけ覗かせたスタン様と……マーガレット様と公爵夫人。
皆様お揃いで……いつからそこに?
「そいつのそこ」
スタン様がニヤニヤしながらニコラス様の卑猥パンツに包まれた場所を指す。
「さっき風呂に入れた時、ちんこに傷は無かったのに血がついてた。僕は騎士だから時間が経っていても血だと分かるんだよね」
とどめの爆弾を落として口笛を吹きながら去って行った――――
【マーガレット様……】
奥から赤い箱と布面積の少ない下着を取り出す。思い出がこの下着なんてと何度も切なく思ったものだ。
もし子供が出来ていても、絶対に父親との思い出の品として渡せない。
丁寧に畳んでいた時、扉が勢い良く開いた。
そこには、水を滴らせた全裸のニコラス様が居た。
「クロエ!」
血走った目をした全裸の男に抱き着かれ、ぐにょりとしたブツがお腹に当たる。
「こら待てニコラス!……おっと、失礼!」
追いかけて来たスタン様が部屋に飛びこんで来ようとして、一瞬で身を翻しまた廊下へと消えた。
「クロエ!クロエ!また僕を置いて行ったのかと!」
姿は見えないけどスタン様が入り口から服を投げてよこした。
「お取込みの所悪いけど、お二人さん服着てから話したら?」
しまった!私も下着姿だった!
「ちょっとニコラス様離れて下さい。ほら服を着ましょう」
スタン様の投げてくれた服を拾う。下着は無いけど仕方ない。ブツさえ隠れればいい。
「クロエ、いなくならない?手はつないだままがいい」
小さい子かと突っ込みたくなるけど、とにかく早くブツを隠さないと。
四苦八苦しながら片手でお仕着せを着た。
ニコラス様の体を拭いて服を着せる。大人しいブツは初めて見る。
「クロエ、ファスナーに陰毛が挟まるよ」
全裸男が細かいこと言うなと怒鳴りたかったが、確かに挟まると痛そうだ。
仕方なく卑猥パンツを出してきた。
「なんでここにこれが?」
「ここにあるからあるんです。洗ってあるのでこれで我慢してください」
穿かせてみてしみじみ思う。ほんと卑猥。色々出てる。
少しでもファスナーに対して防御力を上げようと、布を引っ張り、はみ出ている部分を押し込む。
「あ、クロエ。んんっ、気持ちいい。もっと触って。あれから出してないんだ。もうクロエの中でしか出したくない」
ダメだ。大きくなって来た。見た目的には強そうになったけど、露出が増えて防御力は下がった気がする。
こんなパンツでも無いよりましと自分を納得させて、頬に赤みが差し始めたニコラス様にズボンとシャツも着せる。
どうやらスタン様の服のようで少し大きいが貸してくれただけでありがたい。
「もうお終い?触ってくれないの?僕の事が嫌いになっちゃた?やっぱり下手だった?」
口を閉じていてください!そんな意図で触ったんじゃないです。
「おーい、お二人さん着たか?」
スタン様には聞こえていない事を祈ろう……まぁ扉までの距離を考えると口が堅い事を祈ったほうが現実的かもしれない。
「はい、大丈夫です。お持たせして申し訳ございません」
ひょっこりと顔だけ覗かせたスタン様と……マーガレット様と公爵夫人。
皆様お揃いで……いつからそこに?
「そいつのそこ」
スタン様がニヤニヤしながらニコラス様の卑猥パンツに包まれた場所を指す。
「さっき風呂に入れた時、ちんこに傷は無かったのに血がついてた。僕は騎士だから時間が経っていても血だと分かるんだよね」
とどめの爆弾を落として口笛を吹きながら去って行った――――
【マーガレット様……】
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