異世界転移したら女神の化身にされてしまったので、世界を回って伝説を残します

高崎三吉

文字の大きさ
53 / 1,316
第4章 マニリア帝国編

第53話 決着がついたところでやっぱり難題が降りかかる

しおりを挟む
 オレは行動を起こす前に、中庭を覆い尽くしつつある『瘴気の海』の中に取り残されたかのようなデレンダとマルキウス、ウァリウスを横目で見る。
 もしこの思いつきが間違っていたら、オレ達はもちろん、この後宮にいる全員が確実に瘴気に呑み込まれ死ぬ――どころか下手をすればこの瘴気の一部にされて、永遠に苦しむ事になりるかもしれない。
 それに下手をすれば瘴気はどこまでも広がって、この首都ノチェット全体を呑み込む事すら考えられる。
 そうなったときのことを思うと恐怖に胸を鷲づかみにされそうだ。
 しかし他に道は無い。
 この状況を打開するには、もうこれに賭けるしかないのだ!

 オレは渾身の力を絞り出しつつ、地面に手を突き立てる。
 そしてそこで【成長加速】グロウス【植物歪曲】ワープ・ウッドがこの庭園全てに行き渡るだけの魔力を込めて放つ。
 もちろん庭園全体となれば範囲が広すぎて魔力が行き渡るまで、時間はかかる。
 しかも【霊体遮断】スピリット・スクリーン【陽光】サン・ブライトを維持しつつだから、同時に四つの魔術を使う羽目になっているわけだ。
 オレのチート魔力でなければとても不可能な行為だろう。
 だがその全てを維持するのは、神経にやすりをかけているのかと思えるほど消耗する。
 急いでくれ! とにかく時間が無いし、オレもどこまで持つか分らない。

 オレにとっては無限とも思える、じれったい時間の後、後宮の木々がざわめき始めた。
 あるものは揺れてねじ曲がり、またあるものは見る見る成長し、根を張った岩にヒビが入る。
 そして後宮の木々が蠢くのと比例するように、瘴気もまた揺れ、そしてオレに向かってくる圧力が下がったように感じられる。

 やはり。思った通り!
 オントールはあの大鏡でこの贅を尽くして作り上げたこの庭園の『最高の景色』を逆転させることで、瘴気を呼び込んだと言っていた。
 ならばその『最高の景色』を破壊すれば『最悪の景色』もまた消滅し、それによってこの瘴気も勢いをなくすはずだ。
 そしてこの庭園は木々の枝振り、奇石の色彩、人工の小山や川、楼閣や東屋など全てが計算されて、絶妙の配置によって壮麗かつ荘厳な景観を構築していた。
 故に一部でも損なえば、その影響は必ず出てくる。
 大公がオレを襲った場所の瘴気が薄くなっていたのは、あのとき《植物歪曲(ワープ・ウッド)》で庭木を曲げ、気絶した大公を捕まえた結果、その木が切り倒されていたので、そこだけが『最高の景色』ではなくなったからだ。
 オレには普通の破壊魔法は使えないから、もしこの庭園が全て人工物で作られていたら手も足も出なかっただろうし、たぶん大公の件がなければ気づきもしなかったろう。

 あの大公は本当にどこまでもロクでもない男だったけど、たった一度だけ役に立ってくれたよ。
 まったく感謝はしないが、せめて冥福だけでも祈ってやろう。


 しばしの後、地面の下から成長した根っこに突き上げられた楼閣が傾き、木々にのしかかられた東屋が倒壊し、川がせき止められ、奇石が草木に覆われる。
 壮麗な庭園が見る影も無く破壊されていくのに比例するかのように、瘴気はまるで潮が引くように消えていく。
 それと共につい先ほどの『瘴気の津波』で呑み込まれた人たちの姿も見えるようになってきた。
 地面に倒れ伏してはいるが、瘴気にさらされていたのは僅かな時間だから、どうにか無事でいてくれ。
 祈るような気持ちでオレは魔力を注ぎ続ける。
 もう身体の感覚がなくなってきた気もするが、今更止めるつもりはない。
 あと少し。ちょっとだけだから、それまで持ってくれオレの魔力。

 そして庭園がなかば『残骸』と化し、それに伴って瘴気の大半が消え失せ、オレは少しばかり安堵する。
 だが、どうにか危機を乗り切った――と思った瞬間、一部の瘴気がオレの首筋に向けて飛びついてきた。

 なんだ?! まるでコイツはオレを狙ってきたかのような動きだ。
 オレは【陽光】サン・ブライトを放っているから、瘴気は近づくほど自らが灼かれるにも関わらず、なんでわざわざこっちにやってくるんだよ。
 さっさと成仏するか、せめて鏡の向こうにでも引っ込んでくれ。
 だがこの瘴気は生きているかのごとくオレの細い首に巻き付いて、息を止めるかのように締め上げてくる。
 なぜ? この瘴気はいったい?

『おお……我が后よ……共に逝こうでは無いか……』

 なんだと? こいつは大公の意志なのか。
 いくら何でも瘴気に同化するのが早すぎるんじゃないのか。
 いや。冷静に考えて見るとオントールが既に半年も呪い続けた結果、大公の意志がこの瘴気に近づいていて、いともあっさりと一体化してしまったことは考えられる。
 そうだとしたら、大公さん、あんたはとっくに死んでいるんだから、もうこの世に未練なんか残さずにとっとと逝ってくれ。

「アルタシャ!」

 瘴気が薄まった事でウァリウス達がオレに向けて駆けつけようとする。

「待って。こちらにこないで!」

 オレは何とか制止する。
 これが大公の執念だとすれば、場合によってはウァリウスの方に襲いかかりかねない。
 少なくともこいつがオレに向かってきている限り、他の人間は安全なのだから、まだそっちの方がマシだ。

「だけど――」
「心配いりませんから! 下がっていて!」

 そうだとも。
 このオレが大公の未練による魂の残滓程度にどうにかされるはずがない。
 何しろこのオレは生身の人間に攻撃されたらめっぽう弱いけど、この手の輩の相手はむしろ本業だよ。
 そんなの全く自慢にならないけどな!

『我が后よ――』
「さようなら! 成仏してね!」

 オレはこの身に取り憑いた僅かな瘴気に対し、全方位に放っていた【陽光】サン・ブライトを一本の光りの柱に変えてたたき込む。
 そしてそれと共に、最後の瘴気も消え失せ、あたりには静寂が舞い降り、力尽きたオレはがっくりと膝をついた。

 魔力を使い果たし、疲労困憊したオレは膝をついた状態で周囲を見回す。
 ほんの数分前には壮麗と荘厳さを極めていた後宮の中庭は、オレの魔術でかき回された結果、まるで爆撃でも受けたかのような有様だ――この世界には『爆撃』なんて言葉はそもそも存在しないだろうけど。
 しかし一時はこの中庭の殆どを覆った瘴気は跡形も無く消え失せ、倒れていた人間もその大半が無事であるらしい。
 ただ真っ先に瘴気に取り込まれてしまった大公と、その周辺にいた部下達、そしてもちろんオントールはどうしようもないようだ。
 オレとしてはせめて手厚く葬って、彼らが二度と化けて出てこないようにしてもらいたいものである。

「アルタシャ!」

 ここでウァリウスが先陣を切ってオレのところにかけつけてくる。
 定番の展開なら、ここで皇帝陛下がオレを抱きしめるところだろうが、それはどうにかご遠慮願いたい。
 近寄ってきたウァリウスは心配そうな顔をしてオレに問いかけてくる。

「とりあえず……聞きたい事は山ほどあるけど……それより大丈夫かい?」
「ええ。心配いりませんよ」

 オレはふらつく足で何とか立ち上がって、ウァリウスを手で制する。
 もちろんオレはいますぐにでも意識を失いかねない状態だった。
 だがそれでもオレは『ある心配』から自分を奮い立たせていたのだ。

「あの……大公はあちらの大鏡の前です。たぶんもう……」

 先ほどの瘴気から伝わった意志からして、既に大公はこの世にいないだろうが、それでもウァリアスの第一の目的が大公なのだから、まずそれを教えねばなるまい。

「分ったよ。それはいいけど無理をしてはダメだよ。ゆっくり休むべきだ」
「こっちが意識を失ったら、これ幸いと何をされるか分りませんからね」
「つれないなあ」

 こっちはさっきファーストキスを無理矢理に奪われた恨みはまだ忘れてないんだ。
 このまま倒れたら、次は唇以外にもいろいろと奪われてしまいかねない。
 そりゃ大公に比べればウァリウスの方がかなりマシだが、そんな比較論でオレは納得などしないぞ!

 そしてここでデレンダがウァリウスを押しのけて、オレの腕を取って支えようとする。

「アルタシャさん。しっかりして下さい。顔色が真っ青です」
「そんなに酷い顔している?」
「いつもと同じ……いえ。いつも以上に神々しくて美しいお顔ですけど、それでもやっぱり心配ですよ」

 そういってデレンダはあからさまにこちらとウァリウスの間に割って入ってくる。
 どうやらオレが皇帝陛下を警戒している事を察してくれたらしい。
 ありがとう。やっぱりどんな世界でも『持つべきものは友』だね。

 だがここでマルキウスが血相を変えて、デレンダを怒鳴りつける。

「こ、これ! 陛下に対して何たる無礼を!」
「え?」

 デレンダは一瞬惚けた表情を浮かべ、そして次の瞬間、驚愕にその目を見開く。

「ええ?! こ、この方が皇帝陛下?!」

 一声叫んだ後でどうしていいのか分らず、その身を震わせつつデレンダは立ちすくむ。
 まあそれが当然だよな。
 そしてそんなデレンダを見て、ウァリウスはこちらに微笑みかける。

「ほらね。こういう反応が普通なんだよ」

 そんな事を言うウァリウスだが、普通だったら皇帝は女装しません!
 内心でツッコミを入れたところで、意識を取り戻したらしい兵士や将軍達がこっちに駆けつけてきて、ウァリウスの傍らに跪く。

「申し訳ありません。肝心な時に何も出来ず――」
「構わぬ。さっき言ったように『朕』には『我が女神』の加護があるからな」

 ウァリウスが『僕』以外の一人称を使うと、オレにとってはかなり違和感があるな。
 まあそれを言ったら、昨日までは女である事を疑ってなかったし、その『僕』を聞いた時点ではむしろ『皇帝にしては軽すぎる』と思ったものだから、この短時間でオレの認識が変わっただけでしかない。

 いや。それより『我が女神』ってなんだよ!
 オレが朦朧としかけた意識の中で困惑している最中、ウァリウスは勝手にオレを将軍達に『紹介』していた。

「そなた達も彼女の力は見ただろう。彼女がいなければ我らはあのまま全員死んでいたところだぞ」
「確かに……しかしそのお姿は――まさか?!」

 将軍達の驚愕した顔を見て、オレは自分の装いをあらためて再確認させられる。

 しまった!
 さっき全力で魔力を開放した結果【着色】カラースプレーが吹っ飛んで今の俺は金髪だから『聖女』そのものな姿をしている上に、下手をすれば『選ばれし者』のことや、ラマーリア王国首都コルストでオレが屍収集家コープス・ギャザラーを倒した事も知られているかもしれない。
 その場合、当然ながら聖女教会がオレを探している事も聞いているはず。
 これはまずいぞ。
 こうなったら一刻も早くこの国を出て行かねばならない。
 そう思って反射的に足を踏み出そうとした瞬間、膝が折れて、周囲の景色が急激に切り替わる。

 あれ? 身体に力が入らない。
 こんなところで限界が? ちょっとまずいだろこれ。
 脳内にて警鐘がいろいろと鳴り響き、またデレンダ達が悲鳴を挙げる中で、オレの意識は暗転していった。
しおりを挟む
感想 104

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

他人の寿命が視える俺は理を捻じ曲げる。学園一の美令嬢を助けたら凄く優遇されることに

千石
ファンタジー
【第17回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞】 魔法学園4年生のグレイ・ズーは平凡な平民であるが、『他人の寿命が視える』という他の人にはない特殊な能力を持っていた。 ある日、学園一の美令嬢とすれ違った時、グレイは彼女の余命が本日までということを知ってしまう。 グレイは自分の特殊能力によって過去に周りから気味悪がられ、迫害されるということを経験していたためひたすら隠してきたのだが、 「・・・知ったからには黙っていられないよな」 と何とかしようと行動を開始する。 そのことが切っ掛けでグレイの生活が一変していくのであった。 他の投稿サイトでも掲載してます。 ※表紙の絵はAIが生成したものであり、著作権に関する最終的な責任は負いかねます。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

処理中です...