異世界転移したら女神の化身にされてしまったので、世界を回って伝説を残します

高崎三吉

文字の大きさ
129 / 1,316
第7章 西方・リバージョイン編

第129話 ひとまずの決着 そして明かされる一つの真相

しおりを挟む
 今のところタティウス達の奮闘もあって、襲ってきた傭兵団達にとっては思わしくは無い展開だろう。
 だがここで敵の隊長は聞き捨てならぬ言葉を放つ。

「ええい! あの小娘を捕らえたものには褒美が出ると言っているだろうが! もちろんその場合はあの体を好きにして構わんぞ!」

 追い! ちょっと待て! 連中はオレを殺しに来たのでは無く、捕らえて言うに言えない扱いをするつもりなのかよ。
 そしてその言葉に、兵士達の目の色があからさまに変わった気がするぞ。

「おお! そうか! あの女を俺達のモノに出来るというなら――」

 お前ら現金過ぎるだろ!
 どうやら敵はやる気を少しは奮い起こしたらしく、ジリジリと包囲の輪を狭めてくる。
 積極的に戦って自分が死傷するのは真っ平だけど、仲間と力を合わせてこちらを追い込むぐらいには戦意があるようだ。

「あのような者どもでも、見捨てて逃げるわけにいかないお気持ちは分りますが危険です。いまは一緒に逃げて下さい」

 ミツリーンはカリルを無視して、オレに訴える。
 明言こそしていないけど、タティウス達を蔑んでいるのは明らかだな。

「ご心配には及びませんわ~」

 カリルは本当にいつも態度を変えないな。
 ミツリーンの意図が通じていないのか、それとも分っていてとぼけているのか、それはオレには分らない。
 だけどなんでそんな自信ありげなのか。
 少なくともいま目の前で、自分の部下達が数において圧倒的に勝る敵に追い詰められつつあり、自分だって無事では済みそうにない状況で、そんなに余裕をもっていられるなんてオレには想像も出来ない。

 まあカリルのこの態度のお陰で、オレもどうにか平静を維持していられるのかもしれないけど、誰かひとりでも命を落としたりすれば、そんな薄っぺらい余裕など一気に吹き飛ぶだろう。
 オレの心配する表情を見たところで、カリルは大きく頷く。
 いったい何に同意しているんだ?

「ほうら。ご覧なさい」
「え?」

 カリルの指し示した方向を見ると、そこにはまたしてもオレの予想を裏切る光景が展開していたのだ。

「があ!」

 どこからか飛んできた石が、傭兵団のひとりの頭に命中し、血の花が咲く。

「消えろ! このごろつきども!」
「お前達など見たくも無いわ!」

 避難民達がその身から怒りを放ちつつ、こちらに集まってきていたのだ。
 彼らは手に手に木の棒や石をつかんで、傭兵団に立ち向かう姿勢を見せている。
 いったいどういうことだ?

「ワシらの乙女に何をするか」
「そうだ! あの乙女を守るんだ!」

 何だって?
 この避難民達が興奮して、今まで逃げていた傭兵達に立ち向かっているのはオレを守るためなのか?
 もちろん何もなく避難民が僅かな勇気を振り絞ったわけではないだろう。
 たぶん『黄金の乙女』が件の傭兵達に勝利した話を聞いていたのと、何よりいまこの場でタティウス達が奮戦して兵士達を押しとどめている事で、その気になったのではないか。

 それは今の状況を考えれば、ありがたい限りだけど、オレのために人が命を落とすのは正直に言って重荷に過ぎる。
 そんなわけでオレは思わず、避難民達に向けて叫んでしまう。

「皆さん! 危ないです。逃げて下さい」

 オレのこの言葉に避難民達は一瞬、動きを止める。
 おお。オレの意志が伝わってくれたか。
 これでカリルから魔法の使用が認められれば、あの傭兵達を追い払う事だって出来るはずだ。
 オレは僅かに安堵するが、それは文字通り一瞬だった。

「おお。何と慈悲深いお言葉だ」
「ご自身の危険も顧みず、我らのような草木のごとき者どもを心配して下さるとは……」
「もう生きていてもいい事などない身です。ここはあなた様のためにやらせて下さい」

 なんで? 正反対になっているぞ。

「やっぱり素晴らしいですわ。今まで奪われ、虐げられ続けてきた人々が、希望を与えてくれたあなたのために蹶起する ―― まさに英雄的行動そのものです」
「そうですか……これもまた『選ばれし者』のお力ですか」

 カリルとミツリーンはこれまた勝手に感動しているらしい。
 あんたらにして見れば、縁もゆかりも無い避難民が少しばかり死んだところで大した事じゃ無いかもしれないけど、オレは違うんだよ。
 もちろんそんな事を言ったところで、オレだってもし彼らが遠く離れたところで皆殺しにされていても、何もしなかったろう。
 仮にその話を聞いても、一過性のニュースとしか思わないはずだ ―― 実際、元の世界でも紛争で何万人死んだという話を聞いても、オレは何もしなかったからな。
 しかしいま現在、目の前でオレのために人間が犠牲になるのは耐えられない。
 それを『偽善』『自己満足』だと言われるなら、全くもってその通りだ。幾ら罵ってくれても結構だよ。
 そんな事はオレの知ったことでは無い。いまはやるべき事をやるしかないんだ。

「カリルさん。とにかく今は――」

 オレがどうにか魔法を解放してもらえるように頼みかけたところで、あらためて高らかな叫びが響き渡る。
 避難民達が雄叫びを挙げて、傭兵達に襲いかかったのだ。
 うわあ。どう見ても群集心理が暴走しているよ。
 二一世紀の世界でも軍隊にだって時には一般市民が立ち向かう ―― そして多大な犠牲が出る ―― 事はしばしばニュースになっていたが、この場合はオレが『扇動』したことになるのか?
 不本意極まりないんですけど!

 オレが困惑している中、避難民達は傭兵達に殺到する。
 もちろん普段なら、ロクな武器も持っていない人々が、やる気が無いとは言えど傭兵達に勝てるはずが無い。
 しかし傭兵達はタティウスらとの戦いで手一杯のところで、数においてずっと勝る群衆に押し寄せられた事で、連中には一気にひるみの色が広がる。

「もうダメだ!」
「待て貴様ら! 逃げるな!」
「やってられねえよ!」

 指揮官は押しとどめようとするが、兵士達は慌てて逃げ出す。
 まあ元から命を賭けて戦う気など無かった連中だから、形勢不利となったら逃走するのが当然だろう。
 見たところ『暁の使徒』達は何人か負傷はしているようだが、いずれも軽傷のようで命に関わるほどの怪我をしている者はいない。
 これで一安心と言いたいが、避難民の中にはどうやら重傷者がいるようだ。
 急いで回復魔法を使って治療せねばなるまい。
 もちろんオレの魔法が首輪に封じられているいま、そのためにはカリルの許可を得なければならない。

「カリルさん。え?!」

 オレが振り向くと、またしても予想を裏切る光景がそこに展開していた。

「素晴らしい。これが『選ばれし者』の力の一端ですか」
「そうですわね。さすがはわたくしが見込んだだけの事はありますわ」

 何でお前ら意気投合しているんだよ!
 思わず脱力しかけるが、今はそんな暢気な事をしていられる状況では無い。
 一刻も早く怪我人の手当をせねばらならないのだ。
 ここでオレの傍らには、その身を朱に染めたタティウスがやってくる。

「先ほどの連中が味方を連れてやってくるやもしれません。今は早急にこの場を去るべきだと思います」

 確かに今の連中はせいぜい数十人だけど、傭兵団の数からすれば一部に過ぎない。
 連中の味方がどこにどれだけいるのかは分らない以上、ここはタティウスの言うとおりにするべきかもしれない ―― ただしそれはあくまでも負傷者を手助けしてからにしたい。

「それとお前は何ものだ?」

 ここでタティウスはミツリーンに厳しい視線を注ぐ。
 まあ『敵』ではないとしても、怪しい相手なのは明らかだから、この反応は当然と言うものだろう。

「ご心配なく。このお方はアルタシャさんのご友人らしいですわ~」

 いや。まるっきり違いますけど。
 聖女教会からの使者なんて、むしろ可能な限り近寄りたくない存在ですよ。
 しかしここでミツリーンの顔には厳しい色が宿る。
 まあどう考えてもこの状況では、オレを連れて逃げ去るわけにはいかない。当たり前だが『暁の使徒』達に同行するのも無理なのは明らかだ。

「今日のところはここまでとさせていただきます。それでは失礼」

 ミツリーンは頭を下げると、そのまま去って行く。
 一応はオレの思った通り『穏便にお引き取り下さった』わけだが、どう考えてもこれで終わりでは無いだろう。
 ミツリーンにすれば目立ちまくっているオレの足取りをつかむのは簡単だから、敢えていま無理をする必要は無いと思っただけだ。
 今回は『選ばれし者』であるオレの存在を確認出来ただけで十分と判断したらしい。
 ほぼ間違いなくまたミツリーンはやってくるだろうし、そのときはもっと大勢仲間を連れてくるかもしれない。
 結局のところ問題は先延ばしになっただけだ。

「そうですか~ ここでお別れとは名残惜しいですか、また来て下さいね~」

 カリルは笑顔でミツリーンに別れを告げつつ手を振っている。
 いや。百歩譲ってミツリーンの事はいいとしても、今この場で敵味方合わせて何十人もの死傷者が出ているのに、なんであんたはそんな笑顔でいられるの?
 それでいてカリルは決して残酷だとか、流血を好むとか、そういうわけではない。
 ひょっとするとオレに対する態度から、嗜虐趣味はあるかもしれないけどな。

 それはともかく初めて会ったときリバージョインの戦いの時もそうだったけど、やっぱり頭のネジがどこか抜けているとしか思えない。

「今はそんな話をしている場合ではありませんよ。カリルさん。こっちに魔法を使わせて下さい」
「なぜですか? 団長が言われたように、今はなるだけ早くこの場を立ち去るべきだと思いますけど」
「だから怪我をした人が大勢いるんですよ。すぐに手当てしないと――」
「その必要はありませんわ。皆さんもただ命のありようが変わるだけですから」

 ええい。何でこんなに話が通じないんだよ。
 あんたの目には苦痛にうめく人々が入っていないのか?

「落ち着いて下さい。とりあえず今はこちらの話を聞いてもらえますか」

 ここでタティウスがオレの肩をつかんで制止する。

「もうお気づきでしょうけど総長は『人の死』というものに対して、独特の感覚を持っているんです」

 随分とオブラートに包んだ表現だな!
 そんな言葉で言い表せるようなもんじゃないだろう。

「総長にはあのブロウブロウ輝く眉のために、人が死んだ場合、その霊魂がハッキリ見えているらしいです。だから人の死は単にそのありようが変わるだけでしか無い、という認識なんだそうですよ」

 言葉が曖昧なのはタティウスにも、カリルが見ているものが具体的にどんなものなのかは、分らないからなのだろう。
 ただそれでもカリルが目の前で広まる惨劇にも平然としていられる理由は、それなりに理解は出来た ―― 同意はしづらいけどな。
しおりを挟む
感想 104

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

他人の寿命が視える俺は理を捻じ曲げる。学園一の美令嬢を助けたら凄く優遇されることに

千石
ファンタジー
【第17回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞】 魔法学園4年生のグレイ・ズーは平凡な平民であるが、『他人の寿命が視える』という他の人にはない特殊な能力を持っていた。 ある日、学園一の美令嬢とすれ違った時、グレイは彼女の余命が本日までということを知ってしまう。 グレイは自分の特殊能力によって過去に周りから気味悪がられ、迫害されるということを経験していたためひたすら隠してきたのだが、 「・・・知ったからには黙っていられないよな」 と何とかしようと行動を開始する。 そのことが切っ掛けでグレイの生活が一変していくのであった。 他の投稿サイトでも掲載してます。 ※表紙の絵はAIが生成したものであり、著作権に関する最終的な責任は負いかねます。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

処理中です...