468 / 1,316
第14章 拳の王
第468話 決闘と決着
しおりを挟む
ビネースはその拳を握りしめ、戦いの構えを取る。
オレには格闘技の心得などないので、どういうものなのかはよく分からない。こんな時は格闘もの漫画定番の解説役が欲しいところだな。
「それでは決闘を始めましょうか」
もう戦うの?
いくら何でもせっかちじゃないか。
幾らルールのある決闘とは言えど危険はもちろんあるし、お互いの人生がかかっているんじゃないのか。
そんなビネースに対して苛立った様子でミーリアは叫ぶ。
「おい! 神聖な決闘をこんな場所で行うのか。ここはお前達の神の寺院跡なのだろう。決闘ならば神前で行うべきだろう。名誉と命を賭けた戦いは神に捧げねばならん」
この言葉に対しビネースは困った様子でそのたくましい肩をすくめる。
「戦いのような醜く見苦しいものを、我が神に見せるワケには参りませんよ。何よりこの神聖なる地を戦いの血で汚すわけにもいきません」
「何だと! 決闘まで侮辱するのか!」
ああ。決闘に対する考え方もまたお互いに違いすぎて、ますますミーリアの敵愾心が煽られてしまっているな。
「とにかく……お二人とも決闘をする事で納得されているのでしょう? 今はお互いに出来る事だけを考えて下さい」
「くう……もともとコイツがこのような輩だとは分かっていたつもりだが、こんな男に父上が敗れたとは……」
この決闘はお互いに『誇り』や『人生』がかかっているはずなんだけど、その一方でビネースは『決闘そのもの』に関して何の誇りも名誉意識も抱いていない。
そのあたりは何とも面倒だ。
そこでビネースは改めてオレに向き直る。
「それではアルタシャ、あなたがこの決闘について証人になってくれますか? そちらも文句はありませんな?」
「アルタシャだと……」
ここでミーリアはオレに対して少しばかり困惑と疑念のこもった視線を向ける。
う~ん。ミーリアの方はオレの名を聞いているのかもしれないな。
「どうしました?」
「私の方は構わんぞ。どうせ勝敗は明白だろうからな」
ミーリアの同意を受けて、ビネースはその拳を固める。
「それでは改めて……決闘を始めましょうか」
「覚悟するがいい!」
ミーリアは剣を閃かせて斬りかかるが、雑作もなくかわし続ける。
「その程度では私には通じませんよ」
ビネースはどうやら余裕らしい。ミーリアもかなりの訓練を受けている様子だが、ビネースの方はそれをずっと凌駕しているようだ。
ミーリアの父親はきっと一族きっての戦士だったのだろうから、そりゃまあまだ若い娘がそれより強いはずも無いか。
「生憎ですけど、そのような武器に頼っている限り『拳の王』たるガイザー神の加護を受けしこの私に勝つ事は出来ませんよ」
「ふざけるな! 剣神ザスターニックの寵愛を受けし我が一族の剣に斬れぬものなど存在しないのだ!」
よくよく見るとミーリアの持っている剣にもいろいろと魔力がかかっているらしい。
もっともこの決闘のような『血が流れたら負け』ルールだと、剣の切れ味や耐久力など殆ど関係無いはずだ。
もしも負けたらビネースは間違い無く剣を破壊するのだから、適当にそこらの剣でいいはずなんだけど、そんなわけにいかないのが彼女達剣神の信徒なんだろう。
そのせいである意味『カモ』にされてしまっている面もあるのかもしれない。
しかしビネースは防具など一切身につけておらず、当たり所次第では命を落としたり、一生不虞の身になったりしかねないのに、それを恐れている様子はまるで見られない。
実際、これがオレだったらたとえ怪我をしても魔法で回復出来ると分かっていても、自分に向けて剣を振るわれるのは真っ平なので一刻も早く終わらせようとするだろう。
これも幼い頃からの教育と修練の結果だとすると、結構怖いものがある。
しばしの後、ミーリアはいったん攻撃を止めて、間合いを取る。どうやら疲れてきたらしい。
「ぐう……さすがに父上に勝っただけの事はあるということか……」
「それが分かったなら、負けを認めてその剣を差し出しなさい。そうすればこの無益な戦いで意義のない血を流さずに済みますよ」
「神聖な決闘を無益で意義がないだと!」
ミーリアは激発してまた攻撃に出るが、それも先ほどまでの繰り返しでビネースは軽くかわし続ける。
別にビネースは挑発しているつもりはないのだろうけど、ミーリアの方は随分と感情的になって疲労も蓄積し、攻撃も単調になっているように感じられる。
もちろんこれはオレが当事者ではないから、冷静に見ていられるのであって、自分が攻撃されていたら、とても落ち着いてはいられなかったろうけどな。
こうしてみるとミーリアは確かに訓練は受けているが、実戦経験が少ないのは明らかだ。
そしてこの決闘の勝敗もまた、素人のオレの目にも明白だった。
「仕方ありませんな。それではいきましょうか」
ビネースの言葉と共に、その身を激しく振ってミーリアの懐に飛び込み、そこで拳の一撃を彼女の腕にたたき込む。
「うがあ!」
苦痛の叫びと共にミーリアは剣を取り落とし、地面に倒れ伏す。
「どうやら血が出たようですね」
ミーリアが地面に転がった事で、その身はあちこち擦り傷が出来て血が流れている。
「アルタシャ……ご覧の通り勝敗は決しましたね?」
「ええ。確かに見届けました」
両者の実力差は明白で何とも呆気なく、ついでに言えば味気ない決着だけど、死人が出なかったのだからオレとしては胸をなで下ろすところだろう。
「待て……私はまだ……」
苦痛の中でうわごとのようにミーリアは言葉を絞り出しているが、もちろんビネースは聞き入れる事は無く、落ちた剣を拾い上げる。
「約束通りこの剣はこちらがいただきますよ。それとすみませんがアルタシャは彼女を手当してくれますか?」
「分かりました」
オレはひとまず了承してミーリアの方に駆け寄った。
オレには格闘技の心得などないので、どういうものなのかはよく分からない。こんな時は格闘もの漫画定番の解説役が欲しいところだな。
「それでは決闘を始めましょうか」
もう戦うの?
いくら何でもせっかちじゃないか。
幾らルールのある決闘とは言えど危険はもちろんあるし、お互いの人生がかかっているんじゃないのか。
そんなビネースに対して苛立った様子でミーリアは叫ぶ。
「おい! 神聖な決闘をこんな場所で行うのか。ここはお前達の神の寺院跡なのだろう。決闘ならば神前で行うべきだろう。名誉と命を賭けた戦いは神に捧げねばならん」
この言葉に対しビネースは困った様子でそのたくましい肩をすくめる。
「戦いのような醜く見苦しいものを、我が神に見せるワケには参りませんよ。何よりこの神聖なる地を戦いの血で汚すわけにもいきません」
「何だと! 決闘まで侮辱するのか!」
ああ。決闘に対する考え方もまたお互いに違いすぎて、ますますミーリアの敵愾心が煽られてしまっているな。
「とにかく……お二人とも決闘をする事で納得されているのでしょう? 今はお互いに出来る事だけを考えて下さい」
「くう……もともとコイツがこのような輩だとは分かっていたつもりだが、こんな男に父上が敗れたとは……」
この決闘はお互いに『誇り』や『人生』がかかっているはずなんだけど、その一方でビネースは『決闘そのもの』に関して何の誇りも名誉意識も抱いていない。
そのあたりは何とも面倒だ。
そこでビネースは改めてオレに向き直る。
「それではアルタシャ、あなたがこの決闘について証人になってくれますか? そちらも文句はありませんな?」
「アルタシャだと……」
ここでミーリアはオレに対して少しばかり困惑と疑念のこもった視線を向ける。
う~ん。ミーリアの方はオレの名を聞いているのかもしれないな。
「どうしました?」
「私の方は構わんぞ。どうせ勝敗は明白だろうからな」
ミーリアの同意を受けて、ビネースはその拳を固める。
「それでは改めて……決闘を始めましょうか」
「覚悟するがいい!」
ミーリアは剣を閃かせて斬りかかるが、雑作もなくかわし続ける。
「その程度では私には通じませんよ」
ビネースはどうやら余裕らしい。ミーリアもかなりの訓練を受けている様子だが、ビネースの方はそれをずっと凌駕しているようだ。
ミーリアの父親はきっと一族きっての戦士だったのだろうから、そりゃまあまだ若い娘がそれより強いはずも無いか。
「生憎ですけど、そのような武器に頼っている限り『拳の王』たるガイザー神の加護を受けしこの私に勝つ事は出来ませんよ」
「ふざけるな! 剣神ザスターニックの寵愛を受けし我が一族の剣に斬れぬものなど存在しないのだ!」
よくよく見るとミーリアの持っている剣にもいろいろと魔力がかかっているらしい。
もっともこの決闘のような『血が流れたら負け』ルールだと、剣の切れ味や耐久力など殆ど関係無いはずだ。
もしも負けたらビネースは間違い無く剣を破壊するのだから、適当にそこらの剣でいいはずなんだけど、そんなわけにいかないのが彼女達剣神の信徒なんだろう。
そのせいである意味『カモ』にされてしまっている面もあるのかもしれない。
しかしビネースは防具など一切身につけておらず、当たり所次第では命を落としたり、一生不虞の身になったりしかねないのに、それを恐れている様子はまるで見られない。
実際、これがオレだったらたとえ怪我をしても魔法で回復出来ると分かっていても、自分に向けて剣を振るわれるのは真っ平なので一刻も早く終わらせようとするだろう。
これも幼い頃からの教育と修練の結果だとすると、結構怖いものがある。
しばしの後、ミーリアはいったん攻撃を止めて、間合いを取る。どうやら疲れてきたらしい。
「ぐう……さすがに父上に勝っただけの事はあるということか……」
「それが分かったなら、負けを認めてその剣を差し出しなさい。そうすればこの無益な戦いで意義のない血を流さずに済みますよ」
「神聖な決闘を無益で意義がないだと!」
ミーリアは激発してまた攻撃に出るが、それも先ほどまでの繰り返しでビネースは軽くかわし続ける。
別にビネースは挑発しているつもりはないのだろうけど、ミーリアの方は随分と感情的になって疲労も蓄積し、攻撃も単調になっているように感じられる。
もちろんこれはオレが当事者ではないから、冷静に見ていられるのであって、自分が攻撃されていたら、とても落ち着いてはいられなかったろうけどな。
こうしてみるとミーリアは確かに訓練は受けているが、実戦経験が少ないのは明らかだ。
そしてこの決闘の勝敗もまた、素人のオレの目にも明白だった。
「仕方ありませんな。それではいきましょうか」
ビネースの言葉と共に、その身を激しく振ってミーリアの懐に飛び込み、そこで拳の一撃を彼女の腕にたたき込む。
「うがあ!」
苦痛の叫びと共にミーリアは剣を取り落とし、地面に倒れ伏す。
「どうやら血が出たようですね」
ミーリアが地面に転がった事で、その身はあちこち擦り傷が出来て血が流れている。
「アルタシャ……ご覧の通り勝敗は決しましたね?」
「ええ。確かに見届けました」
両者の実力差は明白で何とも呆気なく、ついでに言えば味気ない決着だけど、死人が出なかったのだからオレとしては胸をなで下ろすところだろう。
「待て……私はまだ……」
苦痛の中でうわごとのようにミーリアは言葉を絞り出しているが、もちろんビネースは聞き入れる事は無く、落ちた剣を拾い上げる。
「約束通りこの剣はこちらがいただきますよ。それとすみませんがアルタシャは彼女を手当してくれますか?」
「分かりました」
オレはひとまず了承してミーリアの方に駆け寄った。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他人の寿命が視える俺は理を捻じ曲げる。学園一の美令嬢を助けたら凄く優遇されることに
千石
ファンタジー
【第17回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞】
魔法学園4年生のグレイ・ズーは平凡な平民であるが、『他人の寿命が視える』という他の人にはない特殊な能力を持っていた。
ある日、学園一の美令嬢とすれ違った時、グレイは彼女の余命が本日までということを知ってしまう。
グレイは自分の特殊能力によって過去に周りから気味悪がられ、迫害されるということを経験していたためひたすら隠してきたのだが、
「・・・知ったからには黙っていられないよな」
と何とかしようと行動を開始する。
そのことが切っ掛けでグレイの生活が一変していくのであった。
他の投稿サイトでも掲載してます。
※表紙の絵はAIが生成したものであり、著作権に関する最終的な責任は負いかねます。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる