1,181 / 1,316
第24章 全てはアルタシャのために?
第1181話 いつの間にか「母」にもなっていた
しおりを挟む
周囲に集まってきた廃神達は、ドラゴンのイオを見て一瞬ひるんだ様子だが、そこで諦めはしなかった。
『そいつをよこせ!』
『吾が再び神になるためだ!』
彼らにとってはもう一度、神として崇拝されるかどうかの瀬戸際となれば、ドラゴンぐらいで引き下がる筈が無いか。
「うるさい! アルタシャには手を出させないぞ!」
イオが怒りと共にその尻尾を振って駆け寄ってきた廃神達を吹き飛ばす。
彼らが元は神と言えども、今は力の殆どを失っているから、ドラゴンであるイオの敵では無い状態だな。
「うわあああ!」
イオが身体を大きく動かしたので、背中に乗っていたテセルやミツリーン、ミシェルが振り落とされてしまった。
「ちょっと! 危ないでしょ!」
落ちた三人をサレナが受け止めたのでオレも少しはホッとする。
「お前たちをアルタシャには近づけさせないぞ!」
イオが叫ぶと、廃神達も一斉に叫ぶ。
『おのれ……その力を独り占めしようというのか……』
『なんと欲深い奴だ』
「勝手な事を言うな! アルタシャは僕のものだ」
テセルが一方的に叫んだが、真面目に聞いているものは誰もいなかった。
ただしミシェルだけは、その拳を握りしめている事はオレにも見えた。
そしてイオはその身をいからせ、翼を大きく広げて宣言する。
「アルタシャは我が母も同じだ! その母に手を出すからには覚悟しろよ!」
これまで自称、恋人や夫も大勢いたし、最近では母親や父親も出てきたが、今度はイオが息子になったわけか。
なんだってこんなに親族が増えていくのだろうか?
確かに世間一般の基準でオレは非常に高名な存在になってしまったから、そんな話もあるかもしれないが、物事には限度というものがある。
そしてイオはオレの返答など確認もせず、迫り来る廃神をバッタバッタとなぎ払う。
これだけを見ると実に頼りがいのある『息子』ではあるな。だが――
『うぉぉぉ!』
さすがに全ての廃神を倒す事は出来ず、一体が突っ込んでくる。
「アルタシャには手を出させないわよ!」
サレナは瞬時に本来の姿である『水銀の女性』に変異し、その腕を刃に変えて廃神をぶった切る。
「な、なんだその姿は?!」
これまでサレナの正体を知らなかったミツリーンは驚愕している。
「だから言ったはずだ。そいつは人間ではなく魔法生物だと」
テセルとミシェルは彼女が人間ではない、魔法生物だと知っていたので特に驚いてはいないようだ。
「うるさいわね! ごちゃごちゃ言うとあんたは助けないわよ!」
「なんで怒るんだよ。事実をそのまま伝えただけじゃないか」
「それでもイヤなものはイヤなのよ!」
サレナは自分を取り込んで一体化してしまった疑似生命体メルティナから分離して人間に戻る事が目的だからな。
人間では無いと言われる事が不愉快なのだ。
「ふうむ。複雑な乙女心という奴だな。僕にはよく分かるぞ」
「そんなものがテセルに分かるわけがないでしょうが!」
横合いからミシェルが不毛なツッコミを行っている。
本当にテセルの『乙女心』が分かるなら、真っ先にミシェルの向ける思いが理解出来るだろうからなあ。
いずれにしてもこのまま廃神達の相手を続けるわけにはいかない。
なぜなら神界の周囲がどんどんひび割れ、崩れていくからだ。
このままではこの領域の崩壊にのみ込まれてしまいかねないぞ。
「すいません。今はみんなイオの背中に乗って逃げましょう!」
「そうは言うけど、いったいどこに逃げるんだ?」
「この事態を引き起こしてしまったのは、創造神エルウリンです! だからもう一度、あの神の領域に向かいましょう」
ハッキリ言えばこれは証拠があるわけではなく、オレの想像に過ぎない。
しかしここまで急速に事態を悪化させているのは、あの神が『創造のため』に無理にでも神界から力を汲み上げているからではないだろうか。
これ以上の事態の悪化を防ぐために、もう一度エルウリン神にあって止めるしかない。
「分かった。だったら僕が道を開こう」
「わたしとテセルの二人で力を合わせればもっと早く出来るわよ」
「とにかく早くやってよ! このままではこっちも危ないから!」
世界の崩壊が加速する中で、集まってくる廃神の数は増える一方だ。
本当に神造者はどれだけの先達を使い捨てして、廃神にしたのか、想像するだに恐ろしい話だな。
これは単なる推測だけど、神造者の身勝手により廃神がどんどん増えて、彼らを荒廃した領域に次々と送り込んでいった事で、その荒廃した領域もまた拡大していったのではないだろうか。
そしていつしかあの荒れ果てた領域が、本来の神界すら圧迫するようになり、同時にその神界は無理に力を汲み上げすぎて、空洞化が進んでいったように思えてくる。
その両者の均衡が一気に崩れ去り、正常な神界の方が圧倒される事態を招いてしまったのは、今まで高い棚に詰め込んできたものが一気に崩れ落ちて、何もかもを下敷きにするかのような状況になってしまっているに違いない。
いつもながら逃げた方が楽なのは分かっているが、こうなってしまった以上、犠牲を可能な限り少なくする事がオレの行動原理なのだ。
『そいつをよこせ!』
『吾が再び神になるためだ!』
彼らにとってはもう一度、神として崇拝されるかどうかの瀬戸際となれば、ドラゴンぐらいで引き下がる筈が無いか。
「うるさい! アルタシャには手を出させないぞ!」
イオが怒りと共にその尻尾を振って駆け寄ってきた廃神達を吹き飛ばす。
彼らが元は神と言えども、今は力の殆どを失っているから、ドラゴンであるイオの敵では無い状態だな。
「うわあああ!」
イオが身体を大きく動かしたので、背中に乗っていたテセルやミツリーン、ミシェルが振り落とされてしまった。
「ちょっと! 危ないでしょ!」
落ちた三人をサレナが受け止めたのでオレも少しはホッとする。
「お前たちをアルタシャには近づけさせないぞ!」
イオが叫ぶと、廃神達も一斉に叫ぶ。
『おのれ……その力を独り占めしようというのか……』
『なんと欲深い奴だ』
「勝手な事を言うな! アルタシャは僕のものだ」
テセルが一方的に叫んだが、真面目に聞いているものは誰もいなかった。
ただしミシェルだけは、その拳を握りしめている事はオレにも見えた。
そしてイオはその身をいからせ、翼を大きく広げて宣言する。
「アルタシャは我が母も同じだ! その母に手を出すからには覚悟しろよ!」
これまで自称、恋人や夫も大勢いたし、最近では母親や父親も出てきたが、今度はイオが息子になったわけか。
なんだってこんなに親族が増えていくのだろうか?
確かに世間一般の基準でオレは非常に高名な存在になってしまったから、そんな話もあるかもしれないが、物事には限度というものがある。
そしてイオはオレの返答など確認もせず、迫り来る廃神をバッタバッタとなぎ払う。
これだけを見ると実に頼りがいのある『息子』ではあるな。だが――
『うぉぉぉ!』
さすがに全ての廃神を倒す事は出来ず、一体が突っ込んでくる。
「アルタシャには手を出させないわよ!」
サレナは瞬時に本来の姿である『水銀の女性』に変異し、その腕を刃に変えて廃神をぶった切る。
「な、なんだその姿は?!」
これまでサレナの正体を知らなかったミツリーンは驚愕している。
「だから言ったはずだ。そいつは人間ではなく魔法生物だと」
テセルとミシェルは彼女が人間ではない、魔法生物だと知っていたので特に驚いてはいないようだ。
「うるさいわね! ごちゃごちゃ言うとあんたは助けないわよ!」
「なんで怒るんだよ。事実をそのまま伝えただけじゃないか」
「それでもイヤなものはイヤなのよ!」
サレナは自分を取り込んで一体化してしまった疑似生命体メルティナから分離して人間に戻る事が目的だからな。
人間では無いと言われる事が不愉快なのだ。
「ふうむ。複雑な乙女心という奴だな。僕にはよく分かるぞ」
「そんなものがテセルに分かるわけがないでしょうが!」
横合いからミシェルが不毛なツッコミを行っている。
本当にテセルの『乙女心』が分かるなら、真っ先にミシェルの向ける思いが理解出来るだろうからなあ。
いずれにしてもこのまま廃神達の相手を続けるわけにはいかない。
なぜなら神界の周囲がどんどんひび割れ、崩れていくからだ。
このままではこの領域の崩壊にのみ込まれてしまいかねないぞ。
「すいません。今はみんなイオの背中に乗って逃げましょう!」
「そうは言うけど、いったいどこに逃げるんだ?」
「この事態を引き起こしてしまったのは、創造神エルウリンです! だからもう一度、あの神の領域に向かいましょう」
ハッキリ言えばこれは証拠があるわけではなく、オレの想像に過ぎない。
しかしここまで急速に事態を悪化させているのは、あの神が『創造のため』に無理にでも神界から力を汲み上げているからではないだろうか。
これ以上の事態の悪化を防ぐために、もう一度エルウリン神にあって止めるしかない。
「分かった。だったら僕が道を開こう」
「わたしとテセルの二人で力を合わせればもっと早く出来るわよ」
「とにかく早くやってよ! このままではこっちも危ないから!」
世界の崩壊が加速する中で、集まってくる廃神の数は増える一方だ。
本当に神造者はどれだけの先達を使い捨てして、廃神にしたのか、想像するだに恐ろしい話だな。
これは単なる推測だけど、神造者の身勝手により廃神がどんどん増えて、彼らを荒廃した領域に次々と送り込んでいった事で、その荒廃した領域もまた拡大していったのではないだろうか。
そしていつしかあの荒れ果てた領域が、本来の神界すら圧迫するようになり、同時にその神界は無理に力を汲み上げすぎて、空洞化が進んでいったように思えてくる。
その両者の均衡が一気に崩れ去り、正常な神界の方が圧倒される事態を招いてしまったのは、今まで高い棚に詰め込んできたものが一気に崩れ落ちて、何もかもを下敷きにするかのような状況になってしまっているに違いない。
いつもながら逃げた方が楽なのは分かっているが、こうなってしまった以上、犠牲を可能な限り少なくする事がオレの行動原理なのだ。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さくら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる