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「さて、どうするか・・・」
俺は銃を構えながら思考する。
零が黒い箱に吸い込まれていったが・・・まあ零なら大丈夫だろう。
それよりも問題は目の前の敵だ。
「零・・・今吸い込まれていったやつはどうなったんだ?」
「こいつか?こいつはこの中だ。中からじゃ物理的に破壊して脱出することは不可能だ」
男は手の中にある黒い箱をこちらに見せながらそう言ってくる。
相手の能力の詳細が未だ不明なため、下手に手を出すのは良くない。
「それじゃ!」
俺がそんな事を考えていると、男は黒い箱をその場で投げ、一瞬で姿を消す。
「あ、おい待て!」
京夜が銃を発砲するが、弾丸は空を切って壁へと着弾する。
チッ、と俺は舌打ちをする。
さて、ここからどうするか。零と分断されてしまったが、とりあえず俺だけでもあいつの居る部屋へと向かうとするか。
「・・・!」
俺がそんな事を考えていると、突然背後から気配を感じて即座に回避行動を取る。
「キャハ、キャハハハハハハハ!」
直後、そんな寄声と共に俺の頭が先程まであった位置に鎌のようなものが横切っていく。
「なんだ!?」
距離を取りつつ攻撃が来た方向を向くと、そこには鎌を持った白いワンピースを来た高身長の女性が立っていた。
身長は俺よりも高く、恐らく190cm程はあり、膝に届きそうなくらい長い黒髪によって顔が隠れており、かなり不気味な雰囲気を感じる。
持っている鎌もかなりのサイズで、恐らく全長1m半はあり、まともに受ければ即死しそうだ。
「・・・何だお前」
こいつは気配も無く突然現れた。
いくら先程の男に気を取られていたとしてもこの距離まで全く気が付かないなんて事は普通はあり得ない。
ならばそういう能力か、もしくはそういう技術を持った者か。
「・・・キャハ!」
そいつはそんな声を発しながら、鎌を振りかぶる。
だが、いくら大きな鎌と言っても俺とそいつの距離は5mは離れているため、普通に振っただけでは当たることは無い、ということは何かある。
俺はそう確信して銃を構える。
鎌が伸びるのか斬撃が来るのか・・・
「キャキャキャキャキャ!」
そいつは振りかぶっていた鎌を振ると、その鎌を手放して投擲する。
「・・・」
想像とは違った形の攻撃に少し驚きつつも、平常心でそれを避ける。
「キャキャハッ!」
しかし鎌は突然軌道を変えてこちらに向かってくる。
「・・・!」
俺はそれを、背負っていた巨大な黒いカバンで防ぐ。
なるほど、俺と同じ系統の能力か。
だが、俺の《狙撃》はせいぜいソフトボール程度の物しか能力が付与されないが、こいつはかなり能力の適応範囲が広い様だ。
しかし投擲物の威力自体を強化することは出来ないらしく、急に軌道を変えても威力はあくまで投げた時のままだ。
実際、威力が上がるならこの特注のカバンも破けている筈だが、少し傷が付いただけで済んでいる。
カバンで防いだ鎌は女の手に戻っていき、それをキャッチしたそいつは再度鎌を振りかぶる。
「食らえ・・・」
が、2度目は発動させまいと、俺は直ぐに拳銃を構えて弾丸を放つ。
「キャキャキャ!」
「・・・!」
しかし、なんとそいつは地面の中に、水中に落ちるように沈む事でその弾丸を回避する。
「・・・ッチ!」
それはそうだ、こいつは恐らくこの組織上位の者。
そんなやつが能力を1つしか持ってない可能性の方が低いに決まってる。
多分今の能力を使って地面の中に潜って俺に近寄って来たのだろう、道理で気付けない筈だ。
なんせ地面に潜って、地上からは認識されずに動けるんだからな。
「面倒くさいな・・・」
この様な逃げにも使える能力を持ったやつは本当に面倒くさい。
だからこういうのは短期決戦が一番いい。
「・・・来いよ」
俺はそう呟きながら、手に持っていた拳銃を床に落とす。
「キキャキャキャキャ!」
すると、正面から女が地面から出てきて鎌を振りかぶる。
どうやら地面に潜ってから大して移動していなかったらしい。
狙い通りだ、そりゃ相手が武器を落したらチャンスだと思って攻撃を仕掛けようと地面から出てくるよな。
俺は即座に、腰に付けていた2丁目の拳銃を取り出して弾丸を放つ。
「キュキャキャキャ!」
女はその弾丸を振りかぶっていた鎌を戻して防ごうとする。
どうやら俺が突然拳銃を取り出したため、反応が遅れて地面に潜ることが出来なかったらしい。
「終わりだ」
だがどちらにしろ反応が遅れた時点で《狙撃》を使った弾丸を防げるはずもなく、弾丸は女の肩に命中する。
「ギャアアアアアア!」
そいつはそんな断末魔の様な声を上げながらその場で倒れて気絶する。
地面に潜るというのは恐らく自分の周りの地面を流動化させているのだろう。
能力によって流動化させる事ができる物の範囲は分からないが、しばらく起きないだろうし、とりあえず手錠を掛けておけば大丈夫だろう。
俺はそう考えながら念のため、ゴム弾を女の頭に撃ち込んでおく。
「先に進むか・・・」
零と分断されて少し寂しいが、この先に進んでいけばどっちみち再開することができるだろう。
「黒田が敵の1人を捉えたってよ」
「そうか」
通信を受けたナキが男にその内容を伝える。
「今こっちにそいつを連れてきているらしい。あの箱に入れてるらしいからまあ大丈夫だろ」
「そいつから敵の人数と配置、能力を聞き出す。お前は正面の応援に行け、被害が甚大なことになる」
「少数精鋭なら"お前の能力"も効果が薄いもんな。ったく、政府の奴ら余計なもん送って来やがって。」
ナキはそんな愚痴を言いながら部屋を出ていく。
「さて、どうするか。場所がバレたからには撤退したいが、敵を倒さなければ全員は救えない」
男は独り言を呟き、ため息を吐く。
「俺も出るか」
瞬間、部屋の扉が開けられ、人が入ってくる。
「黒田か、捕まえた奴は?」
男がそう言いながら扉の方向を見ると、そこには気絶している黒田の服の襟をつかんで引きずって来たような白髪の男が立っていた。
俺は銃を構えながら思考する。
零が黒い箱に吸い込まれていったが・・・まあ零なら大丈夫だろう。
それよりも問題は目の前の敵だ。
「零・・・今吸い込まれていったやつはどうなったんだ?」
「こいつか?こいつはこの中だ。中からじゃ物理的に破壊して脱出することは不可能だ」
男は手の中にある黒い箱をこちらに見せながらそう言ってくる。
相手の能力の詳細が未だ不明なため、下手に手を出すのは良くない。
「それじゃ!」
俺がそんな事を考えていると、男は黒い箱をその場で投げ、一瞬で姿を消す。
「あ、おい待て!」
京夜が銃を発砲するが、弾丸は空を切って壁へと着弾する。
チッ、と俺は舌打ちをする。
さて、ここからどうするか。零と分断されてしまったが、とりあえず俺だけでもあいつの居る部屋へと向かうとするか。
「・・・!」
俺がそんな事を考えていると、突然背後から気配を感じて即座に回避行動を取る。
「キャハ、キャハハハハハハハ!」
直後、そんな寄声と共に俺の頭が先程まであった位置に鎌のようなものが横切っていく。
「なんだ!?」
距離を取りつつ攻撃が来た方向を向くと、そこには鎌を持った白いワンピースを来た高身長の女性が立っていた。
身長は俺よりも高く、恐らく190cm程はあり、膝に届きそうなくらい長い黒髪によって顔が隠れており、かなり不気味な雰囲気を感じる。
持っている鎌もかなりのサイズで、恐らく全長1m半はあり、まともに受ければ即死しそうだ。
「・・・何だお前」
こいつは気配も無く突然現れた。
いくら先程の男に気を取られていたとしてもこの距離まで全く気が付かないなんて事は普通はあり得ない。
ならばそういう能力か、もしくはそういう技術を持った者か。
「・・・キャハ!」
そいつはそんな声を発しながら、鎌を振りかぶる。
だが、いくら大きな鎌と言っても俺とそいつの距離は5mは離れているため、普通に振っただけでは当たることは無い、ということは何かある。
俺はそう確信して銃を構える。
鎌が伸びるのか斬撃が来るのか・・・
「キャキャキャキャキャ!」
そいつは振りかぶっていた鎌を振ると、その鎌を手放して投擲する。
「・・・」
想像とは違った形の攻撃に少し驚きつつも、平常心でそれを避ける。
「キャキャハッ!」
しかし鎌は突然軌道を変えてこちらに向かってくる。
「・・・!」
俺はそれを、背負っていた巨大な黒いカバンで防ぐ。
なるほど、俺と同じ系統の能力か。
だが、俺の《狙撃》はせいぜいソフトボール程度の物しか能力が付与されないが、こいつはかなり能力の適応範囲が広い様だ。
しかし投擲物の威力自体を強化することは出来ないらしく、急に軌道を変えても威力はあくまで投げた時のままだ。
実際、威力が上がるならこの特注のカバンも破けている筈だが、少し傷が付いただけで済んでいる。
カバンで防いだ鎌は女の手に戻っていき、それをキャッチしたそいつは再度鎌を振りかぶる。
「食らえ・・・」
が、2度目は発動させまいと、俺は直ぐに拳銃を構えて弾丸を放つ。
「キャキャキャ!」
「・・・!」
しかし、なんとそいつは地面の中に、水中に落ちるように沈む事でその弾丸を回避する。
「・・・ッチ!」
それはそうだ、こいつは恐らくこの組織上位の者。
そんなやつが能力を1つしか持ってない可能性の方が低いに決まってる。
多分今の能力を使って地面の中に潜って俺に近寄って来たのだろう、道理で気付けない筈だ。
なんせ地面に潜って、地上からは認識されずに動けるんだからな。
「面倒くさいな・・・」
この様な逃げにも使える能力を持ったやつは本当に面倒くさい。
だからこういうのは短期決戦が一番いい。
「・・・来いよ」
俺はそう呟きながら、手に持っていた拳銃を床に落とす。
「キキャキャキャキャ!」
すると、正面から女が地面から出てきて鎌を振りかぶる。
どうやら地面に潜ってから大して移動していなかったらしい。
狙い通りだ、そりゃ相手が武器を落したらチャンスだと思って攻撃を仕掛けようと地面から出てくるよな。
俺は即座に、腰に付けていた2丁目の拳銃を取り出して弾丸を放つ。
「キュキャキャキャ!」
女はその弾丸を振りかぶっていた鎌を戻して防ごうとする。
どうやら俺が突然拳銃を取り出したため、反応が遅れて地面に潜ることが出来なかったらしい。
「終わりだ」
だがどちらにしろ反応が遅れた時点で《狙撃》を使った弾丸を防げるはずもなく、弾丸は女の肩に命中する。
「ギャアアアアアア!」
そいつはそんな断末魔の様な声を上げながらその場で倒れて気絶する。
地面に潜るというのは恐らく自分の周りの地面を流動化させているのだろう。
能力によって流動化させる事ができる物の範囲は分からないが、しばらく起きないだろうし、とりあえず手錠を掛けておけば大丈夫だろう。
俺はそう考えながら念のため、ゴム弾を女の頭に撃ち込んでおく。
「先に進むか・・・」
零と分断されて少し寂しいが、この先に進んでいけばどっちみち再開することができるだろう。
「黒田が敵の1人を捉えたってよ」
「そうか」
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「そいつから敵の人数と配置、能力を聞き出す。お前は正面の応援に行け、被害が甚大なことになる」
「少数精鋭なら"お前の能力"も効果が薄いもんな。ったく、政府の奴ら余計なもん送って来やがって。」
ナキはそんな愚痴を言いながら部屋を出ていく。
「さて、どうするか。場所がバレたからには撤退したいが、敵を倒さなければ全員は救えない」
男は独り言を呟き、ため息を吐く。
「俺も出るか」
瞬間、部屋の扉が開けられ、人が入ってくる。
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