7 / 20
黎奈編
【黎奈編】#6 始まり
しおりを挟む
「これでよしっと!」
「・・・かなり出来が悪いわね」
「そんな事を言うなよ!」
「実際そうじゃない?」
僕と陽向は家の外から玄関を見ながらそんなやり取りをする。
「頑張って作ったんだ、これでいいだろ」
「そうなの、かしら・・・ね?」
陽向は少し困惑している様子だが、まあ気にしなくても良いだろう。
「これで良いんだよ」
「・・・恋愛相談したい」
「え、恋愛相談!?」
配信の準備をしていた琉輝の部屋に入ってきていた黎奈は、琉輝にそんな話を切り出す。
黎奈と琉輝は、ほぼほぼ同時期にこのシェアハウスで暮らすことになり、年も同じなため、話す回数自体は少ないが仲はそこそこ良い。
「なんでボク?それなら駿君とか陽向さんにしたほうがいいんじゃない?」
「・・・それじゃ、だめ。恥ずかしい」
「まあ別に良いけどさ、その相手はどんな人なの?」
特に断る理由も無かった琉輝は、黎奈にそんな事を尋ねる。
「・・・優しくて、気にかけてくれて。あとお節介で・・・でもそこが良くて・・・」
「そっか・・・そうなんだ・・・」
少し恥ずかしそうにそう言う黎奈に、琉輝は少し視線を落として、少しだけ悩むような素振りを見せると、すぐに視線をもとに戻す。
「私は不登校だからさ、もちろん恋愛なんて経験した事が無いわけよ。でも、もしも好きな人が出来たら自分から積極的にアタックしていくって決めてるんだよ」
「・・・そうなんだ」
少し恥じらいつつも、琉輝は自分ならどうするかと言うのを語りだす。黎奈はそれを真面目に聞き、「なるほど」と頷く。
「つまり、どうにかして相手に自分の事を知ってもらって、好きになってもらうんだよ」
「・・・なるほど」
「・・・ごめんね、大したアドバイス出来なくて!でも、ボクは黎奈のその恋を応援するよ!頑張れ!」
「・・・ありがと」
琉輝からアドバイスを聞いた黎奈は、お礼を言いながら部屋を出る。
積極的に・・・か。
部屋を出た黎奈の頭の中には、琉輝のその言葉が巡っていた___
「今日はご馳走だぞ~!」
「「いぇ~い!」」
「・・・美味しそう」
「凄いね、これ」
はるかさんのお墓参りに行った次の日の夕方。僕はそう言いながら、皆が居るいつものテーブルにローストビーフ、チーズフォンデュ、グラタン、骨付きチキン、サラダなどのいつもよりも豪華な料理を並べていた。
陽向が黎奈と結希を誘って買い物に行っている間に、僕が頑張って作ったのだ。サプライズにしたほうが良いかなと思いそうしたわけだが、一人でこの量の料理を作るのは、かなり大変だった。
「お兄ちゃん、これってこの間買い物に行ったときのやつですよね?」
「おう、そうだぞ」
「今日って何の日なんですか?」
去年もこの日にはこんな感じで僕が豪華な料理を作っているのだが、去年はまだ居なかった結希が不思議そうにそう聞いてくる。
「おう!今日はな・・・」
「"このシェアハウスが出来た日"よ」
僕はウッキウキで結希の質問に答えようとしたのだが、それに被せるように陽向がそう言った。
「そう、今日はシェアハウス創立記念日だ!今年で2周年なんだぞ?」
「へぇ~!そうだったんですか!」
それを聞いた結希は驚いたようにそんな反応をする。
「それにしてもお兄ちゃん、よくこんな量の料理を一人で作れましたね」
「・・・おつかれ。」
「これ、一人で作ったんだ・・・駿君って意外と凄い・・・?」
「まあ、なかなかの出来じゃないかしら?」
皆からの反応も悪くないようで良かった。ふぅ、一安心だ。
「それじゃ、食うか!」
僕のその合図で皆手を合わせる。
「「「「「いただきます」」」」」
そうして、僕が頑張って作った料理を食べ始める。
「うん、我ながら美味い」
「確かに、去年よりも美味しいわ」
僕と陽向はローストビーフを食べながらそんな感想を言う。このメニューだけは4年間練習し続けてきたからな、この今日の夕食だけなら結希よりも上手く作れる自身がある。
「わぁ!これ美味しいです!」
「チーズフォンデュ、だっけ?去年食べたのと合わせて2回目だけど美味しいよね」
「・・・うまうま」
僕の正面で夕食を食べている黎奈、琉輝、結希たちも美味しいと言ってくれている。嬉しい。
「はるかさんも嬉しいでしょうね、自分の好きな料理をあんたがこれほど上手く作れるようになって」
「かな~り練習したからな!」
そう、今日の夕食のメニューは全てはるかさんの好物なのだ。僕がこの家で暮らし始めた頃から、ずっとはるかさんに作り方を教わり続けた料理たちなのだ。
「・・・シュン君シュン君」
「ん?どうしたんだ?」
正面で食べていた黎奈がいつの間にか僕の左隣の席に座ってきており、僕の肩を叩いてくる。
「・・・あ~ん」
「え?あ、おう・・・」
黎奈がそう言いながら、グラタンの乗ったスプーンを僕の口元まで近づけて来ていたので、僕はそのグラタンを食べる。
「あ・・・」
「へえ、黎奈やるじゃん」
「お兄ちゃんが黎奈ちゃんにあ~んしてもらった!」
「ちょっと駿?」
グラタンは美味かった。美味かったのだが、今の状況は不味かった。
突然スプーンを差し出されたから咄嗟に食べてしまったのだが、周りから見れば「あ~ん」してもらったと言うことになるだろう。というか実際そうだろう。
しかもこのスプーン、さっきまで黎奈が使っていたスプーンなのだ。つまりそれは間接キスをしたということを意味していて・・・
「・・・グラタン、おいし?」
僕がグラタンを食べたのを見た黎奈は、珍しく笑顔でそう尋ねてくる。
「うん、とっても美味しいよ!!」
その黎奈の可愛さと、グラタンの美味さと、今の状況の訳の分からなさで、ショート寸前になった僕の頭は活動を停止し、脳死でそんな言葉を発するのだった。
「ここから始まるんだよ」
「そうね、この・・・」
僕と陽向は玄関の表札を見ながらこう言う。
「「シェアハウスが!」」
『しぇあはうす!』
手作りの木製の表札には、下手くそな字でそう書かれていた。
「・・・ん?夢か」
自室のベッドで、僕は目を覚ます。
そういえば、あの後も色々なことがあり、最終的に寝ることになったのだったな。
たまに夢に見るシェアハウスが始まった日こと。"あの日の誓い"を僕は果たせているのか、心配になることもあるが頑張ってはいるつもりだ。
「よいしょっと」
まだ太陽の光が窓から差し込んできていないため、朝ではないのだろう。僕は現在時刻を確認するために、すぐ近くの机の上にあるデジタル時計に視線を向ける。
「・・・は?」
だが、僕の視界に入っていたのはデジタル時計ではなく・・・少し動けば唇に触れてしまいそうなほどに至近距離で寝ている黎奈の寝顔だった。
???????????????
何で黎奈が!?ここは確かに僕の部屋だ。ならば黎奈が間違えて入ってきた?いやそれも違う、僕は寝る前に、黎奈が自分の部屋に入って行くのを見た記憶がある。
ヤバい、心拍数が上がってきた。黎奈は表情はあまり動かないが、顔はかな~り可愛い。そんな黎奈の寝顔をこの至近距離で見てドキドキしないわけがない。
当然僕がそんな状況で眠れるはずもなく、その後一睡も出来なかった僕は寝不足になるのだった。
「・・・かなり出来が悪いわね」
「そんな事を言うなよ!」
「実際そうじゃない?」
僕と陽向は家の外から玄関を見ながらそんなやり取りをする。
「頑張って作ったんだ、これでいいだろ」
「そうなの、かしら・・・ね?」
陽向は少し困惑している様子だが、まあ気にしなくても良いだろう。
「これで良いんだよ」
「・・・恋愛相談したい」
「え、恋愛相談!?」
配信の準備をしていた琉輝の部屋に入ってきていた黎奈は、琉輝にそんな話を切り出す。
黎奈と琉輝は、ほぼほぼ同時期にこのシェアハウスで暮らすことになり、年も同じなため、話す回数自体は少ないが仲はそこそこ良い。
「なんでボク?それなら駿君とか陽向さんにしたほうがいいんじゃない?」
「・・・それじゃ、だめ。恥ずかしい」
「まあ別に良いけどさ、その相手はどんな人なの?」
特に断る理由も無かった琉輝は、黎奈にそんな事を尋ねる。
「・・・優しくて、気にかけてくれて。あとお節介で・・・でもそこが良くて・・・」
「そっか・・・そうなんだ・・・」
少し恥ずかしそうにそう言う黎奈に、琉輝は少し視線を落として、少しだけ悩むような素振りを見せると、すぐに視線をもとに戻す。
「私は不登校だからさ、もちろん恋愛なんて経験した事が無いわけよ。でも、もしも好きな人が出来たら自分から積極的にアタックしていくって決めてるんだよ」
「・・・そうなんだ」
少し恥じらいつつも、琉輝は自分ならどうするかと言うのを語りだす。黎奈はそれを真面目に聞き、「なるほど」と頷く。
「つまり、どうにかして相手に自分の事を知ってもらって、好きになってもらうんだよ」
「・・・なるほど」
「・・・ごめんね、大したアドバイス出来なくて!でも、ボクは黎奈のその恋を応援するよ!頑張れ!」
「・・・ありがと」
琉輝からアドバイスを聞いた黎奈は、お礼を言いながら部屋を出る。
積極的に・・・か。
部屋を出た黎奈の頭の中には、琉輝のその言葉が巡っていた___
「今日はご馳走だぞ~!」
「「いぇ~い!」」
「・・・美味しそう」
「凄いね、これ」
はるかさんのお墓参りに行った次の日の夕方。僕はそう言いながら、皆が居るいつものテーブルにローストビーフ、チーズフォンデュ、グラタン、骨付きチキン、サラダなどのいつもよりも豪華な料理を並べていた。
陽向が黎奈と結希を誘って買い物に行っている間に、僕が頑張って作ったのだ。サプライズにしたほうが良いかなと思いそうしたわけだが、一人でこの量の料理を作るのは、かなり大変だった。
「お兄ちゃん、これってこの間買い物に行ったときのやつですよね?」
「おう、そうだぞ」
「今日って何の日なんですか?」
去年もこの日にはこんな感じで僕が豪華な料理を作っているのだが、去年はまだ居なかった結希が不思議そうにそう聞いてくる。
「おう!今日はな・・・」
「"このシェアハウスが出来た日"よ」
僕はウッキウキで結希の質問に答えようとしたのだが、それに被せるように陽向がそう言った。
「そう、今日はシェアハウス創立記念日だ!今年で2周年なんだぞ?」
「へぇ~!そうだったんですか!」
それを聞いた結希は驚いたようにそんな反応をする。
「それにしてもお兄ちゃん、よくこんな量の料理を一人で作れましたね」
「・・・おつかれ。」
「これ、一人で作ったんだ・・・駿君って意外と凄い・・・?」
「まあ、なかなかの出来じゃないかしら?」
皆からの反応も悪くないようで良かった。ふぅ、一安心だ。
「それじゃ、食うか!」
僕のその合図で皆手を合わせる。
「「「「「いただきます」」」」」
そうして、僕が頑張って作った料理を食べ始める。
「うん、我ながら美味い」
「確かに、去年よりも美味しいわ」
僕と陽向はローストビーフを食べながらそんな感想を言う。このメニューだけは4年間練習し続けてきたからな、この今日の夕食だけなら結希よりも上手く作れる自身がある。
「わぁ!これ美味しいです!」
「チーズフォンデュ、だっけ?去年食べたのと合わせて2回目だけど美味しいよね」
「・・・うまうま」
僕の正面で夕食を食べている黎奈、琉輝、結希たちも美味しいと言ってくれている。嬉しい。
「はるかさんも嬉しいでしょうね、自分の好きな料理をあんたがこれほど上手く作れるようになって」
「かな~り練習したからな!」
そう、今日の夕食のメニューは全てはるかさんの好物なのだ。僕がこの家で暮らし始めた頃から、ずっとはるかさんに作り方を教わり続けた料理たちなのだ。
「・・・シュン君シュン君」
「ん?どうしたんだ?」
正面で食べていた黎奈がいつの間にか僕の左隣の席に座ってきており、僕の肩を叩いてくる。
「・・・あ~ん」
「え?あ、おう・・・」
黎奈がそう言いながら、グラタンの乗ったスプーンを僕の口元まで近づけて来ていたので、僕はそのグラタンを食べる。
「あ・・・」
「へえ、黎奈やるじゃん」
「お兄ちゃんが黎奈ちゃんにあ~んしてもらった!」
「ちょっと駿?」
グラタンは美味かった。美味かったのだが、今の状況は不味かった。
突然スプーンを差し出されたから咄嗟に食べてしまったのだが、周りから見れば「あ~ん」してもらったと言うことになるだろう。というか実際そうだろう。
しかもこのスプーン、さっきまで黎奈が使っていたスプーンなのだ。つまりそれは間接キスをしたということを意味していて・・・
「・・・グラタン、おいし?」
僕がグラタンを食べたのを見た黎奈は、珍しく笑顔でそう尋ねてくる。
「うん、とっても美味しいよ!!」
その黎奈の可愛さと、グラタンの美味さと、今の状況の訳の分からなさで、ショート寸前になった僕の頭は活動を停止し、脳死でそんな言葉を発するのだった。
「ここから始まるんだよ」
「そうね、この・・・」
僕と陽向は玄関の表札を見ながらこう言う。
「「シェアハウスが!」」
『しぇあはうす!』
手作りの木製の表札には、下手くそな字でそう書かれていた。
「・・・ん?夢か」
自室のベッドで、僕は目を覚ます。
そういえば、あの後も色々なことがあり、最終的に寝ることになったのだったな。
たまに夢に見るシェアハウスが始まった日こと。"あの日の誓い"を僕は果たせているのか、心配になることもあるが頑張ってはいるつもりだ。
「よいしょっと」
まだ太陽の光が窓から差し込んできていないため、朝ではないのだろう。僕は現在時刻を確認するために、すぐ近くの机の上にあるデジタル時計に視線を向ける。
「・・・は?」
だが、僕の視界に入っていたのはデジタル時計ではなく・・・少し動けば唇に触れてしまいそうなほどに至近距離で寝ている黎奈の寝顔だった。
???????????????
何で黎奈が!?ここは確かに僕の部屋だ。ならば黎奈が間違えて入ってきた?いやそれも違う、僕は寝る前に、黎奈が自分の部屋に入って行くのを見た記憶がある。
ヤバい、心拍数が上がってきた。黎奈は表情はあまり動かないが、顔はかな~り可愛い。そんな黎奈の寝顔をこの至近距離で見てドキドキしないわけがない。
当然僕がそんな状況で眠れるはずもなく、その後一睡も出来なかった僕は寝不足になるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる