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二話 これはレイプだ
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うつ伏せにさせていた匠の身体をゴロンと転がして仰向けにすると、指で顎を上に上げた。
皇樹の整った顔が匠の視界全部に広がると、息を飲んで何も出来なくなる。
「やっぱ可愛い顔してんじゃん。この際お前が男なのは許してやるよ」
まだ自分ですら弄った事のないアナルに指を一本入れられると、匠は顔を真っ赤にして怒った。
「な、何すんだよっ!?」
迫ってくる皇樹の身体を両手で押し返しても、その両手は皇樹の片手で頭の上で押さえつけられてしまう。
「や、やめろっ」
「身体は受け入れてるみたいだぜ?」
「そんな……そんな事……あ、あん……あぁっ、や、ひぁ、やめろぉ!」
穴を広げるように、指を回しながら弄られると、匠の口からは本人でも想像出来ない高い嬌声が出た。
そんな声も恥ずかしくなって口を閉じようとするが、堪えきれない。
指が二本、三本と増えると、皇樹は目を潤ませながら喘いだ。皇樹は指を抜くと、花の密に誘われた蝶の如く、高ぶった肉棒をアナルに突き入れた。
「ひぁ──ァッ! あぁっ、あんっ、あっ、あー!」
匠にとってこれはレイプだ。感じてようが感じていまいが、身体を許した覚えはない。
だが、皇樹は自信ありげに匠に問う。
「お前、俺の事好きなんだろ?」
「す、好きだったとしても、僕はこんなの認めてない! こんなのレイプだぞ!」
「じゃあ和姦にしてやる」
皇樹が更に奥へと突き進み、ズンズンと抽挿すると、匠は更に大きく喘ぐ。
既に男性器も固く、大きくなっており、放置された蜜口からは透明な愛液が浮いてきている。
「おら、ココがいいんだろうが! いけ、イケよ!!」
容赦なく前後に揺らす皇樹は、何の合図もなく匠の中に精子を飛ばした。
そこには愛情も、思いやりも、尊敬も何も無い。
ただ高ぶった性欲をぶつけただけである。
そんな乱暴な扱いを受けたにも関わらず、匠は射精をしていた。
「クソ……」
悔しそうに歯を食いしばる匠だが、皇樹は見下すように嘲笑した。
「嫌がってる奴ならケツで射精なんかしねぇだろ。お前、俺の事好きだし? これは合法だ。分かったな?」
「好きじゃねぇ! お前みたいな性犯罪者、好きなもんか!」
匠は睨みつけて怒鳴る事しか出来なかった。せめて律へした事に対して、殴りたかった。
屈辱──。それだけが匠の胸を締め付けていた。
王子は匠を解放するとさっさと帰っていった。匠は、鞄の中にウェットティッシュが入っていたので、精液で汚れた身体を拭いてから乱された制服を整えた。
ポケット鏡で顔を確認した。律を迎えに行く時暗い顔は出来ないから、無理に笑顔を作ってみる。
いつもの顔が出来ると判断してから、律の教室へ向かうと、律が席に座って俯いていた。
「りっちゃん。待たせてごめんね?」
「たくちゃん!! 大丈夫だった?」
「うん。大丈夫」
「話って、何話したの?」
「……男の話だからさ、ね?」
聞かないで、というと律は素直に頷く。匠を信頼しているので、しつこく聞いたり等困らせる事はしないと、匠も分かっている。
「ところで、なんであんな事になったの?」
優しく聞いてみると、律は嫌そうな顔をしながらポツリポツリ、とゆっくり説明を始めた。
「職員室の前でね、たくちゃんを、待ってたの。そしたら王子が現れて……無理に生徒会室に引っ張られて……私、最初に謝ったの。
ビンタはやり過ぎた、ごめんねって。……でも……俺に逆らう奴は、教育が必要だって……グスッ……」
話していく内に、思い出してしまったのか、律は泣き始めてしまった。
「ごめんね、嫌な事思い出させたね。もう、いいよ」
「胸」
「え?」
「胸揉まれたの。グスッ、怖かった、怖かったよぉ」
「他に何かされた?」
「ううん。ちょうどたくちゃんが来てくれたから……」
「律が望むなら、先生、親、警察に言って罰してもらうけど」
「やめて!! もう忘れる。何も無かった。それで良いでしょ?
お願い、たくちゃん。私、いつもの日常生活に戻りたいよ」
「分かった」
律の頭を撫でて、泣き止むまで待った。
いつも気丈で男勝りな律も、そんな一面があったのだと初めて知った出来事だ。
「りっちゃんの事は僕が守るからね」
「ありがとう。たくちゃんが女の子だったら良かったのに」
いつも二人でよく言い合う話題だ。
「りっちゃんが男だったら……」
きっと今回の件で苦しむ事はなかったのかもしれない──と、言いそうになって口を噤んだ。
皇樹の整った顔が匠の視界全部に広がると、息を飲んで何も出来なくなる。
「やっぱ可愛い顔してんじゃん。この際お前が男なのは許してやるよ」
まだ自分ですら弄った事のないアナルに指を一本入れられると、匠は顔を真っ赤にして怒った。
「な、何すんだよっ!?」
迫ってくる皇樹の身体を両手で押し返しても、その両手は皇樹の片手で頭の上で押さえつけられてしまう。
「や、やめろっ」
「身体は受け入れてるみたいだぜ?」
「そんな……そんな事……あ、あん……あぁっ、や、ひぁ、やめろぉ!」
穴を広げるように、指を回しながら弄られると、匠の口からは本人でも想像出来ない高い嬌声が出た。
そんな声も恥ずかしくなって口を閉じようとするが、堪えきれない。
指が二本、三本と増えると、皇樹は目を潤ませながら喘いだ。皇樹は指を抜くと、花の密に誘われた蝶の如く、高ぶった肉棒をアナルに突き入れた。
「ひぁ──ァッ! あぁっ、あんっ、あっ、あー!」
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だが、皇樹は自信ありげに匠に問う。
「お前、俺の事好きなんだろ?」
「す、好きだったとしても、僕はこんなの認めてない! こんなのレイプだぞ!」
「じゃあ和姦にしてやる」
皇樹が更に奥へと突き進み、ズンズンと抽挿すると、匠は更に大きく喘ぐ。
既に男性器も固く、大きくなっており、放置された蜜口からは透明な愛液が浮いてきている。
「おら、ココがいいんだろうが! いけ、イケよ!!」
容赦なく前後に揺らす皇樹は、何の合図もなく匠の中に精子を飛ばした。
そこには愛情も、思いやりも、尊敬も何も無い。
ただ高ぶった性欲をぶつけただけである。
そんな乱暴な扱いを受けたにも関わらず、匠は射精をしていた。
「クソ……」
悔しそうに歯を食いしばる匠だが、皇樹は見下すように嘲笑した。
「嫌がってる奴ならケツで射精なんかしねぇだろ。お前、俺の事好きだし? これは合法だ。分かったな?」
「好きじゃねぇ! お前みたいな性犯罪者、好きなもんか!」
匠は睨みつけて怒鳴る事しか出来なかった。せめて律へした事に対して、殴りたかった。
屈辱──。それだけが匠の胸を締め付けていた。
王子は匠を解放するとさっさと帰っていった。匠は、鞄の中にウェットティッシュが入っていたので、精液で汚れた身体を拭いてから乱された制服を整えた。
ポケット鏡で顔を確認した。律を迎えに行く時暗い顔は出来ないから、無理に笑顔を作ってみる。
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「職員室の前でね、たくちゃんを、待ってたの。そしたら王子が現れて……無理に生徒会室に引っ張られて……私、最初に謝ったの。
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