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第3章
第19話 気持ちの使い方
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リツェアが、何故ハイリの元に向かっているのか理由が分からず、俺とカシムはその背中を見送る事しか出来ない。
ハイリ達もリツェアが近付いて来る事に気付き、薬草を探すのを止めている。
「ハイリ、やる気がないなら帰りなさい」
「「っ!?」」
突然のリツェアの言葉に、見送った俺とカシムは驚く。唯一表情を変えないのは、メデル達の近くにいたヴィルヘルムくらいだ。
寧ろ、既視感すら覚えている視線を向けている。
「え、どうして私が帰らないといけないんですか?」
「気付いてないの?それとも、気付いてない不利?」
「何の事ですか?」
リツェアは、ため息を吐く。
「メデルの才能に嫉妬してる癖に、それを認めたくないんでしょ?」
「私は嫉妬なんてしていません!」
ハイリは、大声を出してリツェアを否定する。
近くにいたミルとメデルは、急に大声を出したハイリに対し驚愕していた。
だが、リツェアは、寧ろ呆れた様子を浮かべる。
「嘘が分かり易いわね」
「だから、嘘なんて――」
「――エルフ族でもないメデルが、精霊魔法を使えて驚いた?」
「っ」
「それも、自分以上の才能を持ってて、驚く程の速度で成長してる」
「……」
苦虫を噛み潰した様な表情のまま、ハイリは手に持った杖を握り締める。
「今までの自分が、目の前で否定されている様で、不安と焦りで可笑しくなりそうでしょ?そして、相手を否定したくて堪らなくなってる。でも、そんな醜い自分も認めたくない」
「……ぅ」
「それが、嫉妬」
「私は、嫉妬なんて、していません……」
ハイリは、まるで溢れそうな感情を必死に押さえ込もうとしている様に見えた。
「あの、リツェアさん」
「何?」
「ハイリさんが、私に嫉妬するなんて何かの間違いですよ」
メデルの曇りない瞳で放たれる言葉は、無意識に人を傷付ける。メデル自身は、それを知らない。
「メデル。貴方が認めなくても、現実は変わらないわ」
「ぇ、」
「才能っていうのは、他人の捉え方によって、その人を追い込む武器なの。メデルの意思とは無関係に、誰かを傷付けて、才能の差に絶望させる」
「そんな……」
「でもね。それが、人より強くなるって事なの」
リツェアの見せた事のない一面に、誰も反論が出来ない。何より、戦いの場に身を置く俺達にとって、リツェアの言葉を否定する事は出来なかった。
「私、そんなつもりじゃありませんでした……。ただ、皆さんの役に立つ為に必死だっただけなんです」
涙を両目に溜めるメデルを見て、ハイリは力が抜けた様にメデルの近くに歩み寄って、地面に膝を付いた。
「……メデルさんの気持ちは、皆が知ってますよぉ」
取り出した綺麗なハンカチで、ハイリはメデルの目元を拭う。
「だから、泣かないで下さい」
まるで、罪を告白する様にハイリはポツリ、ポツリと言葉を紡ぐ。
「私、恐かったんです。必死に努力して、私だけ変わらなかったらって……。そんな時、メデルさんは、普通の人には出来ない精霊魔法を簡単に習得しちゃうし、私が教えた事は直ぐに覚えてしまう。雪さん達にも認められてる」
「ハイリ、さん」
「リツェアさんの言う通りです。私は、メデルさんに嫉妬しています」
少しだけ肩の荷が降りた様な表情をハイリは浮かべる。
「こんな醜い感情、あっちゃいけない。そう思って、必死に抑えようとしていました。ですけど、そんな私の所為でメデルさんを傷つけてしまいました」
「本当にごめんなさい」とハイリは頭を下げて謝る。
「いや、そんな謝る必要なんてないですっ」
メデルの言葉に、ハイリは苦笑を浮かべる。
「ハイリ、貴方は1つ勘違いをしているわ」
「勘違い、ですか?」
「嫉妬は、確かに醜い感情よ。でも、人が成長する為に最も必要な感情でもある」
「成長する為に、必要……」
「そうよ。誰かに嫉妬しなければ、人は現状を受け入れるしか無くなる」
リツェアは、挑発的な笑みを浮かべて「そんな人ばかりじゃ、つまらないでしょ?」と話す。
「誰かに嫉妬するって事は、人として当然の感情なの。その感情を否定する人を、私は絶対に許さない」
リツェアは、「だから」と少し言葉を切って話を続ける。
「大切なのは、心の使い方」
「心……」
「相手を妬んで、自分を卑下するんじゃなくて、自分になら何が出来るのか、自分だからこそ出来る事……それを探して見つけなさい」
「私に出来るでしょうか?」
「雪も前に言ってたでしょ?」
「え?」
ハイリは、初めてリツェアの目を正面から見返す。
「貴方は将来、どんな自分になりたいの?」
◾️◾️◾️◾️
カシム達のパーティー――『精霊の角』とは、フォンティーヌ紹介の依頼の達成に時間がかかってしまった所為で、行動を共にする期間が予想以上に長くなってしまった。
その結果なのか、カシム達それぞれの力量は着実に上がっている。
「良し、来い!!」
真剣勝負に挑む時の様に、鬼の形相でカシムは俺に向かって右手を出す。
大人でも逃げ出したくなるカシムの視線を浴びながら、俺は右手を握り時間を数え始める。
「1…2…3…4――」
「ぐ、ふぅぅうっ」
元々赤みのある鬼族の顔――カシムの顔が、より赤くなって行く。
当初の〝魔力比べ〟を始めた瞬間から顔色を蒼白にさせていた時と比較すれば、別人の様な進歩だ。
「5……6……7――」
「お前っ!数えるの遅くすんじゃねぇ!!」
徐々に顔から色みが薄れて行き、地面に膝を突く。
だが、弱々しい力のまま、カシムは俺の右手を握り返している。
「8……9――」
「っっっっ!!」
最早、叫び声も出さずに耐える。
「10。お疲れ。合格だ」
「よっしゃ!!やってやったぞ!」
俺達の屋敷の庭で、カシムは大声を上げて喜ぶ。
ハイリとミル、そして、メデルも混ざってカシムを賞賛する。
ヴィルヘルムやリツェアも、離れた位置から結果を確認していた。
「おめでとうございます!」
「カシムさん、やりましたねぇ」
「カシム、凄い!」
喜ぶカシム達を眺める。
俺としては、もう少し時間がかかると思っていた。
最悪、達成出来そうになければ、一定の段階で条件を緩めて、次の段階に移る事まで想定はしていた。
だが、その想定は良い意味で裏切られた。
「それじゃ、約束通り次の課題だ」
「お、おう」
緊張した面持ちで、カシムは俺の言葉を待つ。
「〝身体強化〟の完成度を上げつつ、剣士としての感覚を取り戻す」
「まぁ、確かに暫く魔力操作ばかりやってたから、体が少し鈍ったかもな。だけど、どうやって取り戻すんだ?」
「2人ともこっち」
俺がこれからやろうとしている事を察したミルは、その場からハイリとメデルを連れて距離を取った。
「まさか……」
俺の隣に立ったヴィルヘルムを見て、カシムも漸く気付く。
日差しが強い所為か、汗の量も増えている。
「ヴィルヘルムと戦うのか?冗談だろ?」
「安心しろ。俺は、槍を使わない」
「槍がない位で安心出来るか!」
カシムは、「全身の骨が粉々になるだろうがっ」などと危険性を何度も叫ぶが、その心配はない。
「ここには、治癒の魔法が使える冒険者が3人もいるんだぞ?」
メデルとハイリは、何とも言えない表情でカシムを見ていた。それを見て、カシムも逃げられない事を悟ったのだろう。
「あー、クソッ!こうなったら、やれる所までやってやるよ!」
カシムは、武器を持たずに素手で構える。
「武器を取って来ないのか?」
カシムの武器である両手剣は、庭の隅に置いてある。
「俺にだって、先輩冒険者としてのプライドってのがあんだよ!」
「そうか。ならば、行くぞ」
その後に庭に響くのは、硬い拳が肉を打ち付ける鈍い打撃音とカシムの苦痛を押し殺した悲鳴だった。
ハイリ達もリツェアが近付いて来る事に気付き、薬草を探すのを止めている。
「ハイリ、やる気がないなら帰りなさい」
「「っ!?」」
突然のリツェアの言葉に、見送った俺とカシムは驚く。唯一表情を変えないのは、メデル達の近くにいたヴィルヘルムくらいだ。
寧ろ、既視感すら覚えている視線を向けている。
「え、どうして私が帰らないといけないんですか?」
「気付いてないの?それとも、気付いてない不利?」
「何の事ですか?」
リツェアは、ため息を吐く。
「メデルの才能に嫉妬してる癖に、それを認めたくないんでしょ?」
「私は嫉妬なんてしていません!」
ハイリは、大声を出してリツェアを否定する。
近くにいたミルとメデルは、急に大声を出したハイリに対し驚愕していた。
だが、リツェアは、寧ろ呆れた様子を浮かべる。
「嘘が分かり易いわね」
「だから、嘘なんて――」
「――エルフ族でもないメデルが、精霊魔法を使えて驚いた?」
「っ」
「それも、自分以上の才能を持ってて、驚く程の速度で成長してる」
「……」
苦虫を噛み潰した様な表情のまま、ハイリは手に持った杖を握り締める。
「今までの自分が、目の前で否定されている様で、不安と焦りで可笑しくなりそうでしょ?そして、相手を否定したくて堪らなくなってる。でも、そんな醜い自分も認めたくない」
「……ぅ」
「それが、嫉妬」
「私は、嫉妬なんて、していません……」
ハイリは、まるで溢れそうな感情を必死に押さえ込もうとしている様に見えた。
「あの、リツェアさん」
「何?」
「ハイリさんが、私に嫉妬するなんて何かの間違いですよ」
メデルの曇りない瞳で放たれる言葉は、無意識に人を傷付ける。メデル自身は、それを知らない。
「メデル。貴方が認めなくても、現実は変わらないわ」
「ぇ、」
「才能っていうのは、他人の捉え方によって、その人を追い込む武器なの。メデルの意思とは無関係に、誰かを傷付けて、才能の差に絶望させる」
「そんな……」
「でもね。それが、人より強くなるって事なの」
リツェアの見せた事のない一面に、誰も反論が出来ない。何より、戦いの場に身を置く俺達にとって、リツェアの言葉を否定する事は出来なかった。
「私、そんなつもりじゃありませんでした……。ただ、皆さんの役に立つ為に必死だっただけなんです」
涙を両目に溜めるメデルを見て、ハイリは力が抜けた様にメデルの近くに歩み寄って、地面に膝を付いた。
「……メデルさんの気持ちは、皆が知ってますよぉ」
取り出した綺麗なハンカチで、ハイリはメデルの目元を拭う。
「だから、泣かないで下さい」
まるで、罪を告白する様にハイリはポツリ、ポツリと言葉を紡ぐ。
「私、恐かったんです。必死に努力して、私だけ変わらなかったらって……。そんな時、メデルさんは、普通の人には出来ない精霊魔法を簡単に習得しちゃうし、私が教えた事は直ぐに覚えてしまう。雪さん達にも認められてる」
「ハイリ、さん」
「リツェアさんの言う通りです。私は、メデルさんに嫉妬しています」
少しだけ肩の荷が降りた様な表情をハイリは浮かべる。
「こんな醜い感情、あっちゃいけない。そう思って、必死に抑えようとしていました。ですけど、そんな私の所為でメデルさんを傷つけてしまいました」
「本当にごめんなさい」とハイリは頭を下げて謝る。
「いや、そんな謝る必要なんてないですっ」
メデルの言葉に、ハイリは苦笑を浮かべる。
「ハイリ、貴方は1つ勘違いをしているわ」
「勘違い、ですか?」
「嫉妬は、確かに醜い感情よ。でも、人が成長する為に最も必要な感情でもある」
「成長する為に、必要……」
「そうよ。誰かに嫉妬しなければ、人は現状を受け入れるしか無くなる」
リツェアは、挑発的な笑みを浮かべて「そんな人ばかりじゃ、つまらないでしょ?」と話す。
「誰かに嫉妬するって事は、人として当然の感情なの。その感情を否定する人を、私は絶対に許さない」
リツェアは、「だから」と少し言葉を切って話を続ける。
「大切なのは、心の使い方」
「心……」
「相手を妬んで、自分を卑下するんじゃなくて、自分になら何が出来るのか、自分だからこそ出来る事……それを探して見つけなさい」
「私に出来るでしょうか?」
「雪も前に言ってたでしょ?」
「え?」
ハイリは、初めてリツェアの目を正面から見返す。
「貴方は将来、どんな自分になりたいの?」
◾️◾️◾️◾️
カシム達のパーティー――『精霊の角』とは、フォンティーヌ紹介の依頼の達成に時間がかかってしまった所為で、行動を共にする期間が予想以上に長くなってしまった。
その結果なのか、カシム達それぞれの力量は着実に上がっている。
「良し、来い!!」
真剣勝負に挑む時の様に、鬼の形相でカシムは俺に向かって右手を出す。
大人でも逃げ出したくなるカシムの視線を浴びながら、俺は右手を握り時間を数え始める。
「1…2…3…4――」
「ぐ、ふぅぅうっ」
元々赤みのある鬼族の顔――カシムの顔が、より赤くなって行く。
当初の〝魔力比べ〟を始めた瞬間から顔色を蒼白にさせていた時と比較すれば、別人の様な進歩だ。
「5……6……7――」
「お前っ!数えるの遅くすんじゃねぇ!!」
徐々に顔から色みが薄れて行き、地面に膝を突く。
だが、弱々しい力のまま、カシムは俺の右手を握り返している。
「8……9――」
「っっっっ!!」
最早、叫び声も出さずに耐える。
「10。お疲れ。合格だ」
「よっしゃ!!やってやったぞ!」
俺達の屋敷の庭で、カシムは大声を上げて喜ぶ。
ハイリとミル、そして、メデルも混ざってカシムを賞賛する。
ヴィルヘルムやリツェアも、離れた位置から結果を確認していた。
「おめでとうございます!」
「カシムさん、やりましたねぇ」
「カシム、凄い!」
喜ぶカシム達を眺める。
俺としては、もう少し時間がかかると思っていた。
最悪、達成出来そうになければ、一定の段階で条件を緩めて、次の段階に移る事まで想定はしていた。
だが、その想定は良い意味で裏切られた。
「それじゃ、約束通り次の課題だ」
「お、おう」
緊張した面持ちで、カシムは俺の言葉を待つ。
「〝身体強化〟の完成度を上げつつ、剣士としての感覚を取り戻す」
「まぁ、確かに暫く魔力操作ばかりやってたから、体が少し鈍ったかもな。だけど、どうやって取り戻すんだ?」
「2人ともこっち」
俺がこれからやろうとしている事を察したミルは、その場からハイリとメデルを連れて距離を取った。
「まさか……」
俺の隣に立ったヴィルヘルムを見て、カシムも漸く気付く。
日差しが強い所為か、汗の量も増えている。
「ヴィルヘルムと戦うのか?冗談だろ?」
「安心しろ。俺は、槍を使わない」
「槍がない位で安心出来るか!」
カシムは、「全身の骨が粉々になるだろうがっ」などと危険性を何度も叫ぶが、その心配はない。
「ここには、治癒の魔法が使える冒険者が3人もいるんだぞ?」
メデルとハイリは、何とも言えない表情でカシムを見ていた。それを見て、カシムも逃げられない事を悟ったのだろう。
「あー、クソッ!こうなったら、やれる所までやってやるよ!」
カシムは、武器を持たずに素手で構える。
「武器を取って来ないのか?」
カシムの武器である両手剣は、庭の隅に置いてある。
「俺にだって、先輩冒険者としてのプライドってのがあんだよ!」
「そうか。ならば、行くぞ」
その後に庭に響くのは、硬い拳が肉を打ち付ける鈍い打撃音とカシムの苦痛を押し殺した悲鳴だった。
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