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9. 白い結婚式と白い初夜
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クリストファー殿下とは婚約者同士のお茶会と称し、その後もたびたび面会を重ねた。初回の時のように、護衛や従者たちをサロンの壁際に追いやり、ヒソヒソとした声で白い結婚契約の内容について協議を重ねていく。といっても、私は救いの神の提案内容に反発する気持ちなど毛頭なかったし、殿下も私の苦痛となるような内容は一切強要してこなかった。
私たちはきっと上手くやっていけるだろう。互いにそう思っていた。
だからこそ、誰からも余計な横槍が入らないうちにさっさと既成事実を作ってしまおうというクリストファー殿下のお言葉通り、正式な婚約からわずか半年後、私たちは結婚した。ジョゼフ王太子殿下よりも、ルミロ第二王子殿下よりも早い結婚となった。国王陛下相手にどのように談判したのかは分からないが、押し切ってくださったクリストファー殿下に心から感謝した。
王宮関係者の全力急ピッチで準備は進められ、あれよあれよという間に結婚式当日を迎えた。互いに純白の礼装とウェディングドレス姿となり、大聖堂に足を踏み入れる。
集まった国内外の大勢の貴族や重鎮たちの姿を目にした時は、さすがに心が震え、怖気づきそうになった。実弟のダニエルも、わざわざ留学先の隣国から一時帰国し、両親と共に参列してくれている。
ここにいる誰もが、私たちの本当の目的を知らない。あの難攻不落の第三王子に見初められた公爵令嬢。これから二人、仲睦まじい夫婦としてこのイヴリンド王国を支える柱の一つとなるのだろう。そう思われているのだ。胸が痛む。
(……だけど、今さら引き返すことなんてできない。ごめんなさい皆さん。私と殿下は真っ白な結婚をいたしますが、せめてこれから王国の未来のために、全力で公務に臨みますので……!)
罪悪感をごまかすように、私は心の中でそう誓った。
つつがなく執り行われる式の最中、ついにクリストファー殿下と誓いの口づけをする瞬間が訪れた。このシーンについては、殿下と二人口頭で何度も確認はしたけれど、予行演習はしていない。ぶっつけ本番だ。
大勢の列席者が見守る前で、クリストファー殿下が私のベールをそっと持ち上げる。この時点でものすごくそわそわしてしまい、思わず後ろに下がりたくなった。近い。距離が近い。
殿下が打ち合わせ通り、列席者たちに見えないように顔を大きく傾けた。私は彼に顔が重なるように少し横を向く。今全員の目に映っているのは、殿下の艶々とした美しいホワイトブロンドの後頭部だ。私は努めて平静を装い、静かに目を閉じた。……でもやっぱり不安で、ほんの少しだけ薄めを開ける。クリストファー殿下の美麗なご尊顔が、目の前に迫ってきた。
顔が近付いただけで、全身にぞわぁぁっと鳥肌が立った。向こうは向こうで、思いっきり眉間に皺を寄せ、これでもかと口を引き結んでいる。なんという結婚式だろうか。
互いの唇があとほんの少しで触れ合うといったところで、殿下の顔がピタリと止まる。そのまま数秒間互いに息を殺して制止した後、ようやく殿下が顔を起こし、元の姿勢に戻った。大聖堂に割れんばかりの拍手が響き渡る。……よかった。最大の難関を突破した。本当によかった……。私はひそかに息をついた。
式と晩餐会がつつがなく終わった。ダンスタイムもあったけれど、実は私が足首を痛めているという苦しい言い訳で、今日のところは乗り切った。目の前でクルクルと踊る他の王族貴族らを、優美な笑みを浮かべ、二人で眺めているだけだった。
そして、いよいよ夫婦の寝室に入る時間となった。
王宮内にある、第三王子専用の居館。その寝室のど真ん中に鎮座する、キングサイズの真っ白なベッド。夜着姿の殿下と私は、しばらく立ったまま、黙ってそれを見つめた。さすがに殿下も白手袋を外している。寝る時は着けないらしい。
「……計画の通りだ。新婚早々別室で眠れば俺たちの関係に疑念を抱かれかねないし、寝室にいきなり新しいベッドを入れるのも、同じく周囲に疑いを持たせるきっかけになりかねない」
「はい、承知しております殿下。話し合った通りで大丈夫でございます」
私はそう答えベッドに歩み寄ると、ふわふわの柔らかいブランケットを手に取り、中央に防波堤を築きはじめた。
婚約中の面会で殿下は、「寝室では俺がソファーに寝るから心配いらない」と仰ってくださっていたのだ。けれどまさか自分が特大ベッドで大の字になって寝て、王子様をソファーに追いやるなんてこと、できるはずがない。向こうは向こうで「女性をソファーに追いやって自分だけ特大ベッドで寝るなどうんたらかんたら」と絶対に引かない。ならばもう、特大ベッドの真ん中をブランケットで仕切り、その両方のスペースに分かれて寝ようという結論に至ったのだ。元より私たちに、互いの体に触れたい欲求もなければ、それが今後芽生える可能性もゼロに等しい。
殿下も手伝ってくださり、無事立派な防波堤が完成した。
「……では寝よう。今日は大儀だったな」
「いえ。殿下こそ、お疲れ様でございました。改めまして、このような素晴らしいご提案をいただき、私を妃として迎えてくださったことに感謝いたします。これからどうぞ、よろしくお願い申し上げます」
「ああ。こちらこそ。……お休み」
「はい。お休みなさいませ」
白い結婚初夜の挨拶を済ませると、私たちはそれぞれベッドに入った。横になると防波堤のおかげで互いの姿が見えなくなる。相手の気配は気になるけれど、ベッドは広いし、接触する心配はない。そのうち慣れていくだろう。
けれど、翌朝。
どうにか眠れた私とは対照的に、クリストファー殿下の顔色は悪かった。げっそりしていて、目の下も黒い。
「……眠れませんでしたか? 殿下」
「……ああ……いや……。まぁ、そのうち慣れるだろう。気にしなくていい」
「はぁ……」
(本当に心底女性が嫌なんだな……こんなに離れているのに全く眠れないだなんて。私よりだいぶ重症かも)
どうなることかと不安だったけれど、さすがに日数を重ねるうちに、殿下も徐々に眠れるようになってきた。慣れってすごい。
上手くいくと思っていた。
このまま殿下と二人、ひそかに白い結婚を続けながら公務や勉強に邁進し、王国のために働く人生を全うするのだと。
それがまさか、あんなことになろうとは。
私たちはきっと上手くやっていけるだろう。互いにそう思っていた。
だからこそ、誰からも余計な横槍が入らないうちにさっさと既成事実を作ってしまおうというクリストファー殿下のお言葉通り、正式な婚約からわずか半年後、私たちは結婚した。ジョゼフ王太子殿下よりも、ルミロ第二王子殿下よりも早い結婚となった。国王陛下相手にどのように談判したのかは分からないが、押し切ってくださったクリストファー殿下に心から感謝した。
王宮関係者の全力急ピッチで準備は進められ、あれよあれよという間に結婚式当日を迎えた。互いに純白の礼装とウェディングドレス姿となり、大聖堂に足を踏み入れる。
集まった国内外の大勢の貴族や重鎮たちの姿を目にした時は、さすがに心が震え、怖気づきそうになった。実弟のダニエルも、わざわざ留学先の隣国から一時帰国し、両親と共に参列してくれている。
ここにいる誰もが、私たちの本当の目的を知らない。あの難攻不落の第三王子に見初められた公爵令嬢。これから二人、仲睦まじい夫婦としてこのイヴリンド王国を支える柱の一つとなるのだろう。そう思われているのだ。胸が痛む。
(……だけど、今さら引き返すことなんてできない。ごめんなさい皆さん。私と殿下は真っ白な結婚をいたしますが、せめてこれから王国の未来のために、全力で公務に臨みますので……!)
罪悪感をごまかすように、私は心の中でそう誓った。
つつがなく執り行われる式の最中、ついにクリストファー殿下と誓いの口づけをする瞬間が訪れた。このシーンについては、殿下と二人口頭で何度も確認はしたけれど、予行演習はしていない。ぶっつけ本番だ。
大勢の列席者が見守る前で、クリストファー殿下が私のベールをそっと持ち上げる。この時点でものすごくそわそわしてしまい、思わず後ろに下がりたくなった。近い。距離が近い。
殿下が打ち合わせ通り、列席者たちに見えないように顔を大きく傾けた。私は彼に顔が重なるように少し横を向く。今全員の目に映っているのは、殿下の艶々とした美しいホワイトブロンドの後頭部だ。私は努めて平静を装い、静かに目を閉じた。……でもやっぱり不安で、ほんの少しだけ薄めを開ける。クリストファー殿下の美麗なご尊顔が、目の前に迫ってきた。
顔が近付いただけで、全身にぞわぁぁっと鳥肌が立った。向こうは向こうで、思いっきり眉間に皺を寄せ、これでもかと口を引き結んでいる。なんという結婚式だろうか。
互いの唇があとほんの少しで触れ合うといったところで、殿下の顔がピタリと止まる。そのまま数秒間互いに息を殺して制止した後、ようやく殿下が顔を起こし、元の姿勢に戻った。大聖堂に割れんばかりの拍手が響き渡る。……よかった。最大の難関を突破した。本当によかった……。私はひそかに息をついた。
式と晩餐会がつつがなく終わった。ダンスタイムもあったけれど、実は私が足首を痛めているという苦しい言い訳で、今日のところは乗り切った。目の前でクルクルと踊る他の王族貴族らを、優美な笑みを浮かべ、二人で眺めているだけだった。
そして、いよいよ夫婦の寝室に入る時間となった。
王宮内にある、第三王子専用の居館。その寝室のど真ん中に鎮座する、キングサイズの真っ白なベッド。夜着姿の殿下と私は、しばらく立ったまま、黙ってそれを見つめた。さすがに殿下も白手袋を外している。寝る時は着けないらしい。
「……計画の通りだ。新婚早々別室で眠れば俺たちの関係に疑念を抱かれかねないし、寝室にいきなり新しいベッドを入れるのも、同じく周囲に疑いを持たせるきっかけになりかねない」
「はい、承知しております殿下。話し合った通りで大丈夫でございます」
私はそう答えベッドに歩み寄ると、ふわふわの柔らかいブランケットを手に取り、中央に防波堤を築きはじめた。
婚約中の面会で殿下は、「寝室では俺がソファーに寝るから心配いらない」と仰ってくださっていたのだ。けれどまさか自分が特大ベッドで大の字になって寝て、王子様をソファーに追いやるなんてこと、できるはずがない。向こうは向こうで「女性をソファーに追いやって自分だけ特大ベッドで寝るなどうんたらかんたら」と絶対に引かない。ならばもう、特大ベッドの真ん中をブランケットで仕切り、その両方のスペースに分かれて寝ようという結論に至ったのだ。元より私たちに、互いの体に触れたい欲求もなければ、それが今後芽生える可能性もゼロに等しい。
殿下も手伝ってくださり、無事立派な防波堤が完成した。
「……では寝よう。今日は大儀だったな」
「いえ。殿下こそ、お疲れ様でございました。改めまして、このような素晴らしいご提案をいただき、私を妃として迎えてくださったことに感謝いたします。これからどうぞ、よろしくお願い申し上げます」
「ああ。こちらこそ。……お休み」
「はい。お休みなさいませ」
白い結婚初夜の挨拶を済ませると、私たちはそれぞれベッドに入った。横になると防波堤のおかげで互いの姿が見えなくなる。相手の気配は気になるけれど、ベッドは広いし、接触する心配はない。そのうち慣れていくだろう。
けれど、翌朝。
どうにか眠れた私とは対照的に、クリストファー殿下の顔色は悪かった。げっそりしていて、目の下も黒い。
「……眠れませんでしたか? 殿下」
「……ああ……いや……。まぁ、そのうち慣れるだろう。気にしなくていい」
「はぁ……」
(本当に心底女性が嫌なんだな……こんなに離れているのに全く眠れないだなんて。私よりだいぶ重症かも)
どうなることかと不安だったけれど、さすがに日数を重ねるうちに、殿下も徐々に眠れるようになってきた。慣れってすごい。
上手くいくと思っていた。
このまま殿下と二人、ひそかに白い結婚を続けながら公務や勉強に邁進し、王国のために働く人生を全うするのだと。
それがまさか、あんなことになろうとは。
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