111 / 447
111、花火
しおりを挟むスーパーの店頭に花火が置かれているのを見て、夏がどんどん近付いてるなぁと思ったウサギです。
穏やかな雰囲気で始めてはみたものの、夏がどうこう以前の問題だったりします。
要するに、スーパーで花火ー!!と叫ぶ我が家の多感なお年頃の4歳児様である犬助様との駆け引きとバトルです。
そして勝利の女神が微笑み、栄光の勝利を掴んだのは犬助でした。
1番安い小さい花火を購入してご満悦な犬助。
早速花火をしたい!!と主張する4歳児様を宥めすかして、真っ暗になる前の夕方にたのしみました。
普通は真っ暗な夜がいいかもですけれど、別に花火の美しさを楽しむ風流人では無いので夕方にやっちゃいました。
ぶっちゃけ、夜だとすでにお風呂に入っているので花火の煙の匂いが付いたままお布団にダイブしたくないという乙女心?もあります。
そんな花火と言いますと、花火大会の打ち上げ花火だったり、手持ち花火のイメージがありますが、最近の手持ち花火や家庭用の花火は色んな種類が有って楽しいですね。
手持ち花火が消えるまでに火花の色が変わったり、箱型の花火の詰め合わせ、パッケージが鬼滅の刃を意識してる?みたいな物など様々です。
そんなたくさんの花火の中で犬助は手持ち花火がご希望です。
犬助が2歳くらいの頃は手持ち花火や箱型の花火、花火大会の花火にもあんなに怖がっていたのに……。
去年からは平気な顔をしてはしゃぎまわって、見事にハマりました。
そんな犬助とは逆に去年は花火に対する反応が薄かったチュー助。
しかし今年のチュー助は手持ち花火に興味津々でした。
犬助の真似をして手に花火を私と一緒に持ったチュー助。
そのチュー助の目がキランっ!と怪しい光を放ち、私は嫌な予感がしました……。
そして、次の瞬間にはその予感は的中して、満面の笑顔と素敵な笑い声で花火を振り回すチュー助。
ギャー、ギャー騒ぎながら怒る私にしおらしくしたと思えば、再び振り回すチュー助。
花火の火花が飛んでも怯むことなく振り回すチュー助に、同じ2歳という年齢だった頃の犬助との違いに笑ってしまいました。
本当に犬助とチュー助の反応は同じ年齢の時でも違っていて、それが面白くて可愛くて愛しくてな花火をした夕方でした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる