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始まり。
出会い③
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少し肌寒い。
9月が終わるから当たり前か……
なんて思いながら歩いてたら……
ドンッ
「すみません」
「あんっ?何言ってんの?お前、ふざけてんのか?」
と、ぶつかった人の顔には見覚えがある。
昨日の目立った人たちの中で、一際目立っていた人だった。
って、冷静に考えてる場合じゃなかったことに今さら気づいた。
すっごく怒ってらっしゃる……
「す、すみません」
「はぁ……お前なぁ!」
こ、怖い……
そう思い、身構えた瞬間だった
「普通、さっきみたいなときは、男から謝んのが筋だろ!なんで謝ってんだよ!」
思わず唖然とした。
どんな罵声を浴びさせられるかと思ったのに…
「わ、私がよそ見してたから……です……」
どんどん最後が小さくなってってる……
ヘビに睨まれたカエルみたい……
「怖がらせたいわけじゃねぇから!顔上げろ!すまなかった」
人は見かけによらない……この人ほどピッタリな人がこの世にいるのか?と、本気で考えた。
灰色のスーツを着て、ボタンを3つ外し、髪はオールバック。胸元にはロザリオがひかり、手首には高そうな時計をしていること人が……
私に?謝った……
「ふっ……ふふふふふ!アハハハハ!」
思わず声をあげて笑ってしまった。
吾に戻った時にはもう遅くて、目の前の人は眉間にしわを寄せていた……
「す、すみません……思わず……」
と、謝ると眉間のしわが増えた……
今度こそ終わった。
すると、相手はため息をひとつこぼした。
「お前、俺がこわくねぇーのかよ……」
「こ、怖いです!?」
あぁ……消えたい……怒らしたあげく? 噛むって……。
「お前……面白い奴だな。LINEとか、交換しようぜ。お前のこと、なんか知りたくなった」
と、言った彼はクスリと笑った。
その笑顔を見た瞬間、私は恋に落ちた。
優しく、静かに笑う彼の笑顔。
見た目とは裏腹の優しい性格。
こんなことは初めてだった。
と、私は無意識に頷いていたらしく、相手はQRコードをだしてケータイを差し出してきた。
我に戻った私はケータイに彼のアカウントを登録した。
「お前、名前は?LINE名書いてないし。LINE名書かなくても保存できたっけ?」
「スペースボタン押したら登録できますよ。本名は、華喜音『かきね』。苗字は秘密です。下の名前は、華やかな喜びの音で華喜音。」
「華喜音……綺麗な名前だな。俺はせいや。静かな夜で、静夜。苗字は夜桜。すごい名前だろ? 夜って漢字が二つも入ってんだぜ?それに、夜桜と、静夜って、矛盾してるだろ?」
と、彼は笑いながら言った。
ほんとに綺麗で静かに優しく笑う人。
「あ、時間忘れてた。用事あるんだった!いってくる。またLINEする」
「わかりました。待ってますね」
と、私が伝えると静夜さんは優しく微笑んで小走りでその場から立ち去った。
9月が終わるから当たり前か……
なんて思いながら歩いてたら……
ドンッ
「すみません」
「あんっ?何言ってんの?お前、ふざけてんのか?」
と、ぶつかった人の顔には見覚えがある。
昨日の目立った人たちの中で、一際目立っていた人だった。
って、冷静に考えてる場合じゃなかったことに今さら気づいた。
すっごく怒ってらっしゃる……
「す、すみません」
「はぁ……お前なぁ!」
こ、怖い……
そう思い、身構えた瞬間だった
「普通、さっきみたいなときは、男から謝んのが筋だろ!なんで謝ってんだよ!」
思わず唖然とした。
どんな罵声を浴びさせられるかと思ったのに…
「わ、私がよそ見してたから……です……」
どんどん最後が小さくなってってる……
ヘビに睨まれたカエルみたい……
「怖がらせたいわけじゃねぇから!顔上げろ!すまなかった」
人は見かけによらない……この人ほどピッタリな人がこの世にいるのか?と、本気で考えた。
灰色のスーツを着て、ボタンを3つ外し、髪はオールバック。胸元にはロザリオがひかり、手首には高そうな時計をしていること人が……
私に?謝った……
「ふっ……ふふふふふ!アハハハハ!」
思わず声をあげて笑ってしまった。
吾に戻った時にはもう遅くて、目の前の人は眉間にしわを寄せていた……
「す、すみません……思わず……」
と、謝ると眉間のしわが増えた……
今度こそ終わった。
すると、相手はため息をひとつこぼした。
「お前、俺がこわくねぇーのかよ……」
「こ、怖いです!?」
あぁ……消えたい……怒らしたあげく? 噛むって……。
「お前……面白い奴だな。LINEとか、交換しようぜ。お前のこと、なんか知りたくなった」
と、言った彼はクスリと笑った。
その笑顔を見た瞬間、私は恋に落ちた。
優しく、静かに笑う彼の笑顔。
見た目とは裏腹の優しい性格。
こんなことは初めてだった。
と、私は無意識に頷いていたらしく、相手はQRコードをだしてケータイを差し出してきた。
我に戻った私はケータイに彼のアカウントを登録した。
「お前、名前は?LINE名書いてないし。LINE名書かなくても保存できたっけ?」
「スペースボタン押したら登録できますよ。本名は、華喜音『かきね』。苗字は秘密です。下の名前は、華やかな喜びの音で華喜音。」
「華喜音……綺麗な名前だな。俺はせいや。静かな夜で、静夜。苗字は夜桜。すごい名前だろ? 夜って漢字が二つも入ってんだぜ?それに、夜桜と、静夜って、矛盾してるだろ?」
と、彼は笑いながら言った。
ほんとに綺麗で静かに優しく笑う人。
「あ、時間忘れてた。用事あるんだった!いってくる。またLINEする」
「わかりました。待ってますね」
と、私が伝えると静夜さんは優しく微笑んで小走りでその場から立ち去った。
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