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事前準備は大事です
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フェイルーラとジュウベエの試合が始まるなり、地下一階会場にどよめきと笑いが起こった。意味が分からず、首を傾げるインシグニア。すると、マドカが画面上部の両端を指差す。そこには名前の下にバーが表示されており、フェイルーラとジュウベエでは、そのバーが違う。フェイルーラのバーは短く、ジュウベエのバーはその三倍はあり、更にそのバーが四本ある。
「あれはマジックバーと言いまして、決闘者の魔力量を表しています」
「つまり、フェイルーラ様よりもジュウベエ君の魔力量は多い。と言う事ですか」
それはインシグニアも分かっていた事だが、視覚化されると、絶望的な差に思える。
「はい。概算で十二倍と言ったところでしょうか。ここはフリーバトルですが、上のランクバトルは賭け試合ですから、決闘者の魔力量は、賭けの指針になるんです」
「成程?」
「まあ、あくまで指針であり、魔力量の多い方が絶対勝つ訳ではありませんけど……」
口籠るマドカの気持ちも分かる。とは言え、あれだけ差があれば、闘う前から試合の結果は決まっていると受け取られるだろう。
更にフェイルーラが左の掌からガンブレードを取り出すと、人の少ない会場も爆笑の渦だ。
「おーい! そんなんで本当にやれるのかよ!」
「何なら俺が代わってやろうか!?」
「バーカ! お前、対戦相手の魔力量見ろよ! あんな化け物相手に、闘う勇気あるか!?」
「違えねえ! あいつ相手にバトルフィールドに立っただけでも勇敢だ! 良く頑張った!」
などと嘲笑とともに拍手が巻き起こる始末。観客からしたら、偶然対戦する事になったと受け取られたのだろう。
「おい! 待て! あの弱っちい奴、家名がヴァストドラゴンってなっているぞ!」
「ええ!!?」
「うっわ、可哀想。あの四大貴族、ヴァストドラゴン家にも、あんな少ない魔力量の奴が生まれてくるんだな」
「ガハハハ!! 言ってやるなよ! そっちの方が可哀想だ!」
これに対してグループ席のフェイルーラ派閥の面々は沈黙を守っているが、良い気分でない事は、インシグニアでも、その漏れ出る殺気混じりの魔力から分かる。
「おい、外野に笑われているぞ」
画面がフェイルーラとジュウベエの試合にフォーカスされている為か、ジュウベエの呆れ声がグループ席まで聞こえてきた。
「え? そうなの? 耳が良いんだねえ、ジュウベエ君は」
などと軽口を返しながら、フェイルーラはガンブレードをバトルフィールドに突き刺しつつ、屈伸など準備運動をしている。
「やる気見せろよ、ヴァストドラゴン!」
「殺られる前に場外だ!」
野次など本当に聞こえないかのように、平然としているフェイルーラは、無防備にジュウベエへ背中を向けながら、バトルフィールドの端まで歩いていく。まさか本当にそのままバトルフィールドから場外に出るのではないか? とインシグニアでさえヤキモキする中、フェイルーラは手を伸ばし、バトルフィールドの端がどうなっているのか確認している。
「ふむふむ。光の壁で囲われているけれど、物理的な障壁な訳ではないのか」
呑気と言うか、今日一日一緒にいたそのままのフェイルーラがそこにいた。
「もう良いな。俺様はとっとと闘いたいんだよ」
先に痺れを切らしたのはジュウベエだ。まつりを直ぐ様二刀に変化させる。その二刀を繋ぐ紐に垂らされた鳴子と鈴が、カラカラリンリンとグループ席まで聞こえてくる。
「ああ、うん。ちょっと待って」
さあ、決闘だ! と意気込むジュウベエのその意気を削ぐように、フェイルーラはジュウベエを片手を出して制すると、ガンブレードのシリンダーを横に倒し、銃剣先を上に向けながら、シリンダーの中の魔弾の薬莢をフィールドに落としていく。
「通常弾だと、ジュウベエ君に痛痒も与えられなさそうだからね。今回は特別製だ」
言いながらフェイルーラは左の掌から、魔弾の薬莢を取り出し、一つ一つ丁寧に込めていく。そして六つの穴が全て魔弾の薬莢で埋まったのを確認したフェイルーラは、「うん」と一つ頷き、シリンダーを元の位置に戻す。
「待たせたね」
「……全くだ」
これは作戦なのか、それとも天然なのか? 傍目には分かり難いが、ジュウベエがイライラしているので、対戦相手を苛つかせるには十分だったようだ。
「つうか、竜の武威は使わなくて良いのか?」
「ああ、あれね。使う使う」
そんな、軽いものなのだろうか? インシグニアは感じ取れなかったが、チョコレート店でのジュウベエとマドカの反応は過剰とも取れる警戒度だった。あれがフェイルーラの奥の手であるのは間違いないだろうと、インシグニアでも分かる。決闘となれば、出しどころが肝要になってくるのだろうと。
竜の武威を警戒しつつ、ジュウベエは両手の二刀を構える。さあ、ここからが本当の試合開始だ。そう息巻くジュウベエに対して、フェイルーラがガンブレードの銃口を向ける。刀である近接武器に対して、銃で対抗するのは当然だろう。誰もが思い付く作戦だ。対するジュウベエは、銃口を向けられているにも構わず、フェイルーラに向かって行った。
「銃や魔法は、発射される方向と瞬間さえ分かれば、避けるのは容易いですから」
マドカが横でそんな解説をしてくれたが、そんな技術をインシグニアは持っていない。魔法の先生からは、遠距離攻撃に対しては、広範囲のバリアなどで防ぐのが良いと教わっている。そんな先生の顔が頭に過ぎった瞬間の事だった。
ガオオオンッッ!! と言う大音声が会場に響き渡った。それは正しくドラゴンの咆哮の如き威圧感を持ったもので、音の衝撃だけで会場を振動させて、インシグニアたちがいる頑丈なはずのグループ席も揺れる。そしてそれがドラゴンの威圧であると、会場の誰もが、インシグニアもマドカも、ジュウベエ派閥の少年たちも、瞬時に理解した。
(これが、竜の武威……!)
大音声が通り過ぎた後も、インシグニアの身体から身震いが止まらない。本当にドラゴンから威圧されたかのような錯覚で、身体が萎縮していると分かる。成程、これはジュウベエやマドカが警戒するのも分かる。しかし同時に、こんな最初に切るカードなのか? との疑問とともにバトルフィールドの方へしっかりと視線と意識を戻すと、フェイルーラへ向かって行っていたジュウベエが、二刀を己の前面で交差させながら、バトルフィールドの端ギリギリまで押し戻されていた。
何が起こったのか分からず、しかし視線を外す事も憚られ、インシグニアが生唾を飲み込みながら、バトルフィールドを注視していると、フェイルーラはしてやったりと、ガンブレードを肩に担ぐ。
「どうだい? お望みの竜の武威入りの魔弾の感想は? 音速を超えるドラゴンの威圧だぜ?」
フェイルーラの発言に、インシグニアはゾッとした。成程確かに、事前に竜の武威を込めた魔弾を用意していれば、この場で魔力に竜の武威を込める必要もなく、引き金を引くだけで、強力な竜の武威を発動出来るのだ。それに、
「この魔弾に込められる魔力量は、『俺』の全魔力量の五倍だ。ジュウベエ君でも、当たれば相当な痛手だよ?」
そう。フェイルーラは使用した魔弾を特別製と称していた。精霊石も玉石混淆だ。弱い精霊からは脆い精霊石が、強い精霊からは良質な精霊石が生まれる。当然良質な精霊石の方が、込められる魔力量は多い。たとえフェイルーラ自身の魔力量が少なかろうと、魔弾に一度に己の魔力全てを込められなかろうと、事前にしっかり魔力満タンの魔弾を用意していれば良いのだ。
そう考えると、あのガンブレードと言う武器は、フェイルーラに合っているとインシグニアには思えた。事前準備さえしっかりしていれば、使用者の魔力は関係ないのだ。そしてフェイルーラと言う人間が、事前準備を怠らない事は、対策問題集で分かっている。
「ふ、フフフフ、ハァッハッハッハッ!! 良い! 良いぞ!!」
これに対して、ジュウベエは畏れを抱く事もなく、その目は爛々と輝き、頬は紅潮し、まるで欲しかった玩具を見付けた子供の如く、歓喜していた。
「これだ! この細い紐の上を歩くような、生死の狭間を進むようなヒリつく感覚! 最っ高に興奮するぜ!」
「そうかい。お気に召してくれたなら、重畳だね」
そんな事を口にしながら、フェイルーラの顔もどことなく獰猛さを帯びていた。
「フェイルーラ、お前が最初から全力で来るなら、俺様も全力出さなきゃ、失礼ってもんだよなあ!! 荒波祭囃子!!」
叫びとともに鳴子と鈴が鳴り響く。祭囃子の如く高揚させる楽しげな音色を。同時に、バトルフィールドが一瞬で水で覆われた。フェイルーラの膝下まである水が、ジュウベエの方から放たれたのだ。
「……この匂い、海水か」
フェイルーラが警戒しつつガンブレードを水平に構える。どうやら、ここからがこの試合の本番のようだ。
「あれはマジックバーと言いまして、決闘者の魔力量を表しています」
「つまり、フェイルーラ様よりもジュウベエ君の魔力量は多い。と言う事ですか」
それはインシグニアも分かっていた事だが、視覚化されると、絶望的な差に思える。
「はい。概算で十二倍と言ったところでしょうか。ここはフリーバトルですが、上のランクバトルは賭け試合ですから、決闘者の魔力量は、賭けの指針になるんです」
「成程?」
「まあ、あくまで指針であり、魔力量の多い方が絶対勝つ訳ではありませんけど……」
口籠るマドカの気持ちも分かる。とは言え、あれだけ差があれば、闘う前から試合の結果は決まっていると受け取られるだろう。
更にフェイルーラが左の掌からガンブレードを取り出すと、人の少ない会場も爆笑の渦だ。
「おーい! そんなんで本当にやれるのかよ!」
「何なら俺が代わってやろうか!?」
「バーカ! お前、対戦相手の魔力量見ろよ! あんな化け物相手に、闘う勇気あるか!?」
「違えねえ! あいつ相手にバトルフィールドに立っただけでも勇敢だ! 良く頑張った!」
などと嘲笑とともに拍手が巻き起こる始末。観客からしたら、偶然対戦する事になったと受け取られたのだろう。
「おい! 待て! あの弱っちい奴、家名がヴァストドラゴンってなっているぞ!」
「ええ!!?」
「うっわ、可哀想。あの四大貴族、ヴァストドラゴン家にも、あんな少ない魔力量の奴が生まれてくるんだな」
「ガハハハ!! 言ってやるなよ! そっちの方が可哀想だ!」
これに対してグループ席のフェイルーラ派閥の面々は沈黙を守っているが、良い気分でない事は、インシグニアでも、その漏れ出る殺気混じりの魔力から分かる。
「おい、外野に笑われているぞ」
画面がフェイルーラとジュウベエの試合にフォーカスされている為か、ジュウベエの呆れ声がグループ席まで聞こえてきた。
「え? そうなの? 耳が良いんだねえ、ジュウベエ君は」
などと軽口を返しながら、フェイルーラはガンブレードをバトルフィールドに突き刺しつつ、屈伸など準備運動をしている。
「やる気見せろよ、ヴァストドラゴン!」
「殺られる前に場外だ!」
野次など本当に聞こえないかのように、平然としているフェイルーラは、無防備にジュウベエへ背中を向けながら、バトルフィールドの端まで歩いていく。まさか本当にそのままバトルフィールドから場外に出るのではないか? とインシグニアでさえヤキモキする中、フェイルーラは手を伸ばし、バトルフィールドの端がどうなっているのか確認している。
「ふむふむ。光の壁で囲われているけれど、物理的な障壁な訳ではないのか」
呑気と言うか、今日一日一緒にいたそのままのフェイルーラがそこにいた。
「もう良いな。俺様はとっとと闘いたいんだよ」
先に痺れを切らしたのはジュウベエだ。まつりを直ぐ様二刀に変化させる。その二刀を繋ぐ紐に垂らされた鳴子と鈴が、カラカラリンリンとグループ席まで聞こえてくる。
「ああ、うん。ちょっと待って」
さあ、決闘だ! と意気込むジュウベエのその意気を削ぐように、フェイルーラはジュウベエを片手を出して制すると、ガンブレードのシリンダーを横に倒し、銃剣先を上に向けながら、シリンダーの中の魔弾の薬莢をフィールドに落としていく。
「通常弾だと、ジュウベエ君に痛痒も与えられなさそうだからね。今回は特別製だ」
言いながらフェイルーラは左の掌から、魔弾の薬莢を取り出し、一つ一つ丁寧に込めていく。そして六つの穴が全て魔弾の薬莢で埋まったのを確認したフェイルーラは、「うん」と一つ頷き、シリンダーを元の位置に戻す。
「待たせたね」
「……全くだ」
これは作戦なのか、それとも天然なのか? 傍目には分かり難いが、ジュウベエがイライラしているので、対戦相手を苛つかせるには十分だったようだ。
「つうか、竜の武威は使わなくて良いのか?」
「ああ、あれね。使う使う」
そんな、軽いものなのだろうか? インシグニアは感じ取れなかったが、チョコレート店でのジュウベエとマドカの反応は過剰とも取れる警戒度だった。あれがフェイルーラの奥の手であるのは間違いないだろうと、インシグニアでも分かる。決闘となれば、出しどころが肝要になってくるのだろうと。
竜の武威を警戒しつつ、ジュウベエは両手の二刀を構える。さあ、ここからが本当の試合開始だ。そう息巻くジュウベエに対して、フェイルーラがガンブレードの銃口を向ける。刀である近接武器に対して、銃で対抗するのは当然だろう。誰もが思い付く作戦だ。対するジュウベエは、銃口を向けられているにも構わず、フェイルーラに向かって行った。
「銃や魔法は、発射される方向と瞬間さえ分かれば、避けるのは容易いですから」
マドカが横でそんな解説をしてくれたが、そんな技術をインシグニアは持っていない。魔法の先生からは、遠距離攻撃に対しては、広範囲のバリアなどで防ぐのが良いと教わっている。そんな先生の顔が頭に過ぎった瞬間の事だった。
ガオオオンッッ!! と言う大音声が会場に響き渡った。それは正しくドラゴンの咆哮の如き威圧感を持ったもので、音の衝撃だけで会場を振動させて、インシグニアたちがいる頑丈なはずのグループ席も揺れる。そしてそれがドラゴンの威圧であると、会場の誰もが、インシグニアもマドカも、ジュウベエ派閥の少年たちも、瞬時に理解した。
(これが、竜の武威……!)
大音声が通り過ぎた後も、インシグニアの身体から身震いが止まらない。本当にドラゴンから威圧されたかのような錯覚で、身体が萎縮していると分かる。成程、これはジュウベエやマドカが警戒するのも分かる。しかし同時に、こんな最初に切るカードなのか? との疑問とともにバトルフィールドの方へしっかりと視線と意識を戻すと、フェイルーラへ向かって行っていたジュウベエが、二刀を己の前面で交差させながら、バトルフィールドの端ギリギリまで押し戻されていた。
何が起こったのか分からず、しかし視線を外す事も憚られ、インシグニアが生唾を飲み込みながら、バトルフィールドを注視していると、フェイルーラはしてやったりと、ガンブレードを肩に担ぐ。
「どうだい? お望みの竜の武威入りの魔弾の感想は? 音速を超えるドラゴンの威圧だぜ?」
フェイルーラの発言に、インシグニアはゾッとした。成程確かに、事前に竜の武威を込めた魔弾を用意していれば、この場で魔力に竜の武威を込める必要もなく、引き金を引くだけで、強力な竜の武威を発動出来るのだ。それに、
「この魔弾に込められる魔力量は、『俺』の全魔力量の五倍だ。ジュウベエ君でも、当たれば相当な痛手だよ?」
そう。フェイルーラは使用した魔弾を特別製と称していた。精霊石も玉石混淆だ。弱い精霊からは脆い精霊石が、強い精霊からは良質な精霊石が生まれる。当然良質な精霊石の方が、込められる魔力量は多い。たとえフェイルーラ自身の魔力量が少なかろうと、魔弾に一度に己の魔力全てを込められなかろうと、事前にしっかり魔力満タンの魔弾を用意していれば良いのだ。
そう考えると、あのガンブレードと言う武器は、フェイルーラに合っているとインシグニアには思えた。事前準備さえしっかりしていれば、使用者の魔力は関係ないのだ。そしてフェイルーラと言う人間が、事前準備を怠らない事は、対策問題集で分かっている。
「ふ、フフフフ、ハァッハッハッハッ!! 良い! 良いぞ!!」
これに対して、ジュウベエは畏れを抱く事もなく、その目は爛々と輝き、頬は紅潮し、まるで欲しかった玩具を見付けた子供の如く、歓喜していた。
「これだ! この細い紐の上を歩くような、生死の狭間を進むようなヒリつく感覚! 最っ高に興奮するぜ!」
「そうかい。お気に召してくれたなら、重畳だね」
そんな事を口にしながら、フェイルーラの顔もどことなく獰猛さを帯びていた。
「フェイルーラ、お前が最初から全力で来るなら、俺様も全力出さなきゃ、失礼ってもんだよなあ!! 荒波祭囃子!!」
叫びとともに鳴子と鈴が鳴り響く。祭囃子の如く高揚させる楽しげな音色を。同時に、バトルフィールドが一瞬で水で覆われた。フェイルーラの膝下まである水が、ジュウベエの方から放たれたのだ。
「……この匂い、海水か」
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