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侵入
しおりを挟む午後4時。
深い森の中にあるアジトに到着した。
家から森まで車で移動した。
森を歩いて廃墟まで辿り着いた。
何重にも立ち入り禁止の柵が張り巡らせている。
俺はワイヤーカッターで柵を切って中に侵入した。
アジトである精神病院の廃墟はボロボロで外にまで人の肉が腐った様な異臭が漂っている。
俺は念の為、ガスマスクを付けて精神病院の廃墟の中に入った。
ボロボロの壁に床、そこら中に血の染みがあった。
不気味な気配を常に感じる。
誰かに見られている気がしていた。
入り口から入り、広い広場に行った。
乱雑にソファが置いてあり、びりびりに破けている。
電気は付いて無い為、真っ暗だった。
俺は懐中電気で周りを確認しながら歩いた。
ドンドンドン。
廊下の奥の病室から誰かがドアを叩いている音が聞こえた。
俺は背筋が凍った。
犯人かもしれないが、妻が助けを求めているかもしれないと音が鳴る方向に近づいている。
ドンドンドン。
ドンドンドンドン。
音が廊下に響いている。
俺が奥の病室に近づく度に音が大きくなっている。
音が鳴る病室の前に到達すると、音は最高頂に鳴っていた。
ドンドンドンドン。
俺は恐る恐る病室のドアを横にスライドした。
そこに居たのは大きな塊だった。
15人の警察官が混ざり合ったような無数の長い手と無数の足を持つ化物だった。
「何だ。こいつは」
俺は恐怖のあまり全力で逃げた。
長い廊下を脇目もふらず走る。
化物は血を流しながら追いかけて来た。
廃墟から出ようと試みたが、入り口のドアに鍵が掛かっている。
俺は階段を使い、地下室へと逃げた。
地下室のドアを閉めると化物はドアを叩き始めた。
ドンドンドンドンドン。
どうやら、化物はドアを開けることが出来ないようだった。
地下室を照らすと死体が転がっていた。
蛆虫とハエが死体に群がっている。
俺は死体を避けながら地下室の奥に進んだ。
研究室の様な所に辿り着いた。
沢山の紙の資料が散らばっている。
俺は資料を手に取り、読んでみた。
「おいおい。マジかよ」
資料には人体実験に関する記述が多く載っていた。
精神異常の患者を無断で実験材料にしていた。
人と人を混ぜ合わせる実験が何度も行われていた。
俺は研究室に散乱した血塗れの刃物を武器として使えると判断し、三つほど入手せた。
玉が一発しか入ってないが、ショットガンも落ちていたので入手した。
持ち物
刃物
・ノコギリ
・ナイフ
・メス
銃
・ショットガン 玉は一発
研究室の奥の扉を開くと、更に地下へ向かう階段が続いていた。
引き返せば警察官の化物が待ち構えているので、階段を降りた。
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