続く

すなみ やかり

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魔力

本当のこと

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〈君の頭の中にいる魔力だよ〉
魔力…が喋る…?
〈君は捨てられたんだよ!〉
彼、彼女かな?は僕に楽しそうにそんなことを言う。
捨てられた、ってどういうこと…?
〈もともと君は公爵家の人間じゃないんだよ!〉
は…?
僕はお父様とお母様の子じゃないの?
〈違う違う!養子?いや里子なんだよ〉
何が違うの?
〈元から公爵は君をずっと家族とするわけじゃなかったんだよ〉
…え?
一回もそんなこと言われなかった。
僕は手の鎖を揺らす。
〈君がここに来た理由を知りたいでしょ?〉
うん。
家に帰れないのはなんで?
帰りたい。
僕は家族だ!
〈クスクスクス。そんなわけないじゃん!もう君は家族じゃないんだよ。〉
どういうこと?
僕はお父様の家族として育てられたんだよ?
〈だーかーら!もう君はいらないんだよ〉
え……?
そんなわけない…!
僕は、お母様たちに大切にされてるじゃん!
僕は拳を突き上げる。
〈されてた、ね。今はちゃんと血のつながった子がいるんだよ〉
………僕はつながってないの?
〈当たり前じゃん!君は何年か前に公爵が子孫が生まれないっていうことで来たんだよ〉
じゃあ、僕は本当に公爵家と他人なの?
〈そうだよ。顔が似ているということだけで連れてこられたんだ。〉
僕じゃなくてもよかったの?
〈もし、君より似ている子がいたらね。でも公爵の妻は反対したんだよ〉
僕が…夢だから?
〈そう。髪色も違うし、夢だからね〉
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