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Ch1・令嬢たちの初恋と黒の陰謀
1ー27・恋愛に焦りは禁物
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ペーゲ、クルゼナ、アルトロンという三つの国が争いあっている、とある世界。
クルゼナから派遣され、ペーゲの軍にて潜入工作していたスパイのカル。
しかしある日、彼は同じ部隊の少女ミレーヌに恋をしてしまった。
あくまでも任務を優先としていたカルだが、ミレーヌもまた彼に牽かれている事を知り、迷いが生じてしまう。そして彼女がペーゲの貴族に見初められ、その三番目の妻になろうとしている事を知った時、彼は決意する。愛する彼女と一緒に逃げる事を。
かつての仲間たちの追跡も振り切り、まだ未開の世界まで逃げたふたりは、その初めて足を踏み入れた地で一緒に生きていこうと誓いあい、初めて唇を重ねる。
というのが、ミューテアで古くから人気ある戯曲、クロスナイトのストーリー。
アズエル学園二学年が今回行う、そのクロスナイトの劇のメインキャストは六人。
主役であるスパイの少年カル役の偽物レイ。
ヒロインであるミレーヌ役のフィオナ。
ペーゲ軍におけるミレーヌの上官役のセシリア。
カルの諜報組織のオペレーター役のソフィー。
ミレーヌを見初めた貴族役のエドアルト。
裏切ったカルを追うクルゼナ軍のカルの友人役のガーディ。
ちなみに偽物レイとフィオナ以外は、クジで決まった配役である。
また、小道具係がミユ、エミィ、リリエッタ。演出担当が、アキラとルシアンという二人の男子生徒。
とりあえず劇に関わるメンバーは、そうと決まった日の、本来は休日であった翌日に、学校に集まった。
「とにもかくにも練習よ、練習」と、小道具を設計する3人以外の全員を、劇を演じる体育館へと連れてきたダーシャ。
すでに三年生と四年生は、自分たちの場所を確保し、劇の練習に励んでいた。
「サギ王子」
唐突に偽物レイに声をかけ、四年生の方を見るように促すガーディ。
四年生の劇のメインキャストのひとりはどうやらオリヴィア。
経歴をごまかしていて、かつまだ正体の判明していない生徒。
「レイ」
上級生の女子の物色でもしてると勘違いされたのか、呆れたような顔で声をかけてきたフィオナ。
「練習始めるわよ」
その初日の練習は思いの外、捗った。
特に、普段から自分を偽っているからか、偽物レイとガーディは妙に演技が上手く、他の者たちも感心していた。
ただ、ユイトはひとつ、どうしても気になった。
「なあ、フィオナ」
休憩のタイミングで、彼女に自然と声をかけていた。
「何? レイ」
何でもない事のように、返してくる。
フィオナはレイを嫌ってる。そういうふうにユイトは聞いている。しかもミユは、フィオナは箱入りで男性が苦手らしいとも。
「おまえ、平気なんだな?」
ふりとはいえ嫌っているレイとのキスシーンまであるのだ。
それなのに、フィオナはそんな事全然気にもしていないように思えた。
「こういう事に、わたしも慣れないとだしね」
少しだけ、胸が痛んだような気がした。
「婚約者だもんね、わたしたち」
その笑顔は何かを隠していた。
レイに比べたらずっと鈍いだろう、ユイトにも気づけた。
ーー
一方で、小道具設計のために教室に残っていた3人。
「結局でもユイトは大丈夫そうなの?」
コンピューターで、デザインを描きながら、問うエミィ。
少なくとも前日、エミィが麗寧館を出ていく頃には、ミユはまだユイトと訓練を頑張っていた。
そしてあまり進歩はなさそうであった。
「まあ、最初に比べればだいぶ」
しかしそこで、自分としてもかなり恥ずかしかったその訓練を思いだし、ミユは顔を赤くする。
「もうフィオナちゃんにバラしちゃう? その方がよくない?」
「いや、それはやめといた方がいい」
エミィの提案を、即座に却下するリリエッタ。
「はい。フィオナ様、あの真面目な性格ですよ。よほどの事がないと、ユイトの事隠してくれないと思います」
「よほどの事、ね」
ここにきてエミィにも、レイがなぜユイトを選んだのか、わかったような気がした。
ーー
その日の帰り、エミィはミユを誘って、ふたりだけとなって、聞いた。
「ミユはさ、いいわけなの? 例えばもし、フィオナちゃんによほどの事が起こってもさ」
まるで自分の気持ちをごまかすように。
「それは、わたしが口を出せる事じゃありません。ユイト次第ですよ」
それもまた自分に必死に言い聞かせるように、ミユは返した。
ーー
そして、先にひとり帰宅したユイト。
「ユイト、何かあったか?」
すぐに彼の悩んでるような感じを察したレイ。
「ねえ、レイくん。フィオナちゃんは、やっぱりきみの事好きなんじゃないかな。嫌ってたりしてなくて」
そうなのかもしれないと、ユイトは考えるようになっていた。
「なんだよ急に。あいつ、何か言ったのか?」
ユイトの説に驚きもおかしさも感じたようで、半笑いのレイ。
「うん。婚約者だもんねって」
「どういう流れで?」
「えっと、キスシーンまであるのにきみは平気なのかって聞いたら」
そこで一旦会話は途絶えた。
「レイくん?」
「あいつは、まったく」
ユイトから顔をそらし、どこか遠い場所に目を向けたようなレイ。
「なあユイト、明日は休日だったろ。ちょっとさ、じっくり話したい事がある。たまにはね、ぼくらだけでさ」
レイはそれから、ユイトに、1日ずっと自分と付き合う事を約束させた。
ーー
そして翌日の朝に、ユイトをとある公園の噴水にまで連れ出してきたレイ。
「いいかユイト。恋愛に焦りは禁物だ。特におまえみたいな慣れていない奴は」
突然彼は語りだす。
「あいつ時間もきっちりだからさ、多分あと15分くらいで来ると思うから」
「あいつって誰?」
「がんばれ」
それだけもう一度言って、レイはその場を去っていった。
ーー
「ユイトさん?」
レイが言っていたあいつ、フィオナは、彼が言っていた通りちょうど15分後くらいに現れた。
「フィオナちゃん、なんでここに?」
「わたしは、レイに誘われて」
恥ずかしげに彼女が告げたその言葉で、ユイトは現状を理解したが、レイの思惑は全然わからない。
「えっと、レイくんはでも、来ないと思うけど」
多分そうだろう。
どういう事情かはわからないが、レイがフィオナを呼んだのは、おそらく彼女とユイトをこうして会わせるため。
「そっか」
フィオナも、レイの気まぐれな性格を理解しているのか、そんなに不思議には思わなかったようだった。
カツラとメガネをつけて、ユイトとしてフィオナとふたりきり。
まさしく、いつかのチーム会議のごとく気まずかった。
しかし、それじゃこれで、というふうに、ふたりはすぐ別れたりもしなかった。
フィオナの方はわからないけど、ユイトの方には少なくとも、演じていない自分として、彼女と話をしてみたいという気持ちが少しはあった。少しでなく、大きくあったかもしれない。
「あの、さ」
意を決して、ユイトは話題をふってみた。
「学校は楽しい?」
「楽しいですよ。授業だって、課題やって出ない人が多いですけど、わたしたちの担任の先生、説明にいろいろ雑学とか混ぜて、面白かったりもするんですよ」
学校の誰に対しての話し方とも違う丁寧な言葉遣い。
しかし不思議とよそよそしい感じはしなかった。
「ユイトさんは」
今度はフィオナの方が話題をふる。
「いつからレイに?」
「おれは」
正直に言っていいものか悩み所であった。
「彼に恩があって、ちょっとでも恩返しがしたくて」
嘘ではない。
実際ユイトが、レイのためにレイを演じるのは、憧れの世界へ連れてきてくれた事に対する恩返しみたいなものだ。
「恩、ですか。あいつは、やっぱり悪い奴ではないんですよね」
「それはそうだよ」
ユイトは、そこははっきり言った。
「ミユちゃんはその、レイくんのこと、ろくでもない遊び人だなんて言うけど。ほんとにさ、優しくてかっこいいよ」
それもユイトが確かに思ってる事。
「今度」
フィオナはまた、急に言った。
「アズエル学園で劇をやるんです」
「うん、レイくんたちに聞いてるよ」
「ユイトさんもよかったら見に来てください。これももう聞いてるかもしれませんが、レイが主役で、わたしがヒロイン役なんですよ」
「うん」
それからも他愛ない話ばかりして、昼頃くらいに、ふたりは解散した。
ーー
「ユイト、ぼくはおまえが情けない」
麗寧館に帰ってくるや、呆れ顔を見せてきたレイ。
「このヘタレ、甲斐性なし、草食動物。なんでこんな早いんだよ。昼くらい一緒に食べてこいよ」
「いや、そんな事言われても」
まさしくである。
「ああ、情けない、情けない。いいかユイト、女の子ってのはいつだって……」と、結局ミユが帰宅し、バカバカしいと彼を止めるまで、レイはひたすらに、女性との恋愛に関して、熱心にユイトに語り続けたのだった。
クルゼナから派遣され、ペーゲの軍にて潜入工作していたスパイのカル。
しかしある日、彼は同じ部隊の少女ミレーヌに恋をしてしまった。
あくまでも任務を優先としていたカルだが、ミレーヌもまた彼に牽かれている事を知り、迷いが生じてしまう。そして彼女がペーゲの貴族に見初められ、その三番目の妻になろうとしている事を知った時、彼は決意する。愛する彼女と一緒に逃げる事を。
かつての仲間たちの追跡も振り切り、まだ未開の世界まで逃げたふたりは、その初めて足を踏み入れた地で一緒に生きていこうと誓いあい、初めて唇を重ねる。
というのが、ミューテアで古くから人気ある戯曲、クロスナイトのストーリー。
アズエル学園二学年が今回行う、そのクロスナイトの劇のメインキャストは六人。
主役であるスパイの少年カル役の偽物レイ。
ヒロインであるミレーヌ役のフィオナ。
ペーゲ軍におけるミレーヌの上官役のセシリア。
カルの諜報組織のオペレーター役のソフィー。
ミレーヌを見初めた貴族役のエドアルト。
裏切ったカルを追うクルゼナ軍のカルの友人役のガーディ。
ちなみに偽物レイとフィオナ以外は、クジで決まった配役である。
また、小道具係がミユ、エミィ、リリエッタ。演出担当が、アキラとルシアンという二人の男子生徒。
とりあえず劇に関わるメンバーは、そうと決まった日の、本来は休日であった翌日に、学校に集まった。
「とにもかくにも練習よ、練習」と、小道具を設計する3人以外の全員を、劇を演じる体育館へと連れてきたダーシャ。
すでに三年生と四年生は、自分たちの場所を確保し、劇の練習に励んでいた。
「サギ王子」
唐突に偽物レイに声をかけ、四年生の方を見るように促すガーディ。
四年生の劇のメインキャストのひとりはどうやらオリヴィア。
経歴をごまかしていて、かつまだ正体の判明していない生徒。
「レイ」
上級生の女子の物色でもしてると勘違いされたのか、呆れたような顔で声をかけてきたフィオナ。
「練習始めるわよ」
その初日の練習は思いの外、捗った。
特に、普段から自分を偽っているからか、偽物レイとガーディは妙に演技が上手く、他の者たちも感心していた。
ただ、ユイトはひとつ、どうしても気になった。
「なあ、フィオナ」
休憩のタイミングで、彼女に自然と声をかけていた。
「何? レイ」
何でもない事のように、返してくる。
フィオナはレイを嫌ってる。そういうふうにユイトは聞いている。しかもミユは、フィオナは箱入りで男性が苦手らしいとも。
「おまえ、平気なんだな?」
ふりとはいえ嫌っているレイとのキスシーンまであるのだ。
それなのに、フィオナはそんな事全然気にもしていないように思えた。
「こういう事に、わたしも慣れないとだしね」
少しだけ、胸が痛んだような気がした。
「婚約者だもんね、わたしたち」
その笑顔は何かを隠していた。
レイに比べたらずっと鈍いだろう、ユイトにも気づけた。
ーー
一方で、小道具設計のために教室に残っていた3人。
「結局でもユイトは大丈夫そうなの?」
コンピューターで、デザインを描きながら、問うエミィ。
少なくとも前日、エミィが麗寧館を出ていく頃には、ミユはまだユイトと訓練を頑張っていた。
そしてあまり進歩はなさそうであった。
「まあ、最初に比べればだいぶ」
しかしそこで、自分としてもかなり恥ずかしかったその訓練を思いだし、ミユは顔を赤くする。
「もうフィオナちゃんにバラしちゃう? その方がよくない?」
「いや、それはやめといた方がいい」
エミィの提案を、即座に却下するリリエッタ。
「はい。フィオナ様、あの真面目な性格ですよ。よほどの事がないと、ユイトの事隠してくれないと思います」
「よほどの事、ね」
ここにきてエミィにも、レイがなぜユイトを選んだのか、わかったような気がした。
ーー
その日の帰り、エミィはミユを誘って、ふたりだけとなって、聞いた。
「ミユはさ、いいわけなの? 例えばもし、フィオナちゃんによほどの事が起こってもさ」
まるで自分の気持ちをごまかすように。
「それは、わたしが口を出せる事じゃありません。ユイト次第ですよ」
それもまた自分に必死に言い聞かせるように、ミユは返した。
ーー
そして、先にひとり帰宅したユイト。
「ユイト、何かあったか?」
すぐに彼の悩んでるような感じを察したレイ。
「ねえ、レイくん。フィオナちゃんは、やっぱりきみの事好きなんじゃないかな。嫌ってたりしてなくて」
そうなのかもしれないと、ユイトは考えるようになっていた。
「なんだよ急に。あいつ、何か言ったのか?」
ユイトの説に驚きもおかしさも感じたようで、半笑いのレイ。
「うん。婚約者だもんねって」
「どういう流れで?」
「えっと、キスシーンまであるのにきみは平気なのかって聞いたら」
そこで一旦会話は途絶えた。
「レイくん?」
「あいつは、まったく」
ユイトから顔をそらし、どこか遠い場所に目を向けたようなレイ。
「なあユイト、明日は休日だったろ。ちょっとさ、じっくり話したい事がある。たまにはね、ぼくらだけでさ」
レイはそれから、ユイトに、1日ずっと自分と付き合う事を約束させた。
ーー
そして翌日の朝に、ユイトをとある公園の噴水にまで連れ出してきたレイ。
「いいかユイト。恋愛に焦りは禁物だ。特におまえみたいな慣れていない奴は」
突然彼は語りだす。
「あいつ時間もきっちりだからさ、多分あと15分くらいで来ると思うから」
「あいつって誰?」
「がんばれ」
それだけもう一度言って、レイはその場を去っていった。
ーー
「ユイトさん?」
レイが言っていたあいつ、フィオナは、彼が言っていた通りちょうど15分後くらいに現れた。
「フィオナちゃん、なんでここに?」
「わたしは、レイに誘われて」
恥ずかしげに彼女が告げたその言葉で、ユイトは現状を理解したが、レイの思惑は全然わからない。
「えっと、レイくんはでも、来ないと思うけど」
多分そうだろう。
どういう事情かはわからないが、レイがフィオナを呼んだのは、おそらく彼女とユイトをこうして会わせるため。
「そっか」
フィオナも、レイの気まぐれな性格を理解しているのか、そんなに不思議には思わなかったようだった。
カツラとメガネをつけて、ユイトとしてフィオナとふたりきり。
まさしく、いつかのチーム会議のごとく気まずかった。
しかし、それじゃこれで、というふうに、ふたりはすぐ別れたりもしなかった。
フィオナの方はわからないけど、ユイトの方には少なくとも、演じていない自分として、彼女と話をしてみたいという気持ちが少しはあった。少しでなく、大きくあったかもしれない。
「あの、さ」
意を決して、ユイトは話題をふってみた。
「学校は楽しい?」
「楽しいですよ。授業だって、課題やって出ない人が多いですけど、わたしたちの担任の先生、説明にいろいろ雑学とか混ぜて、面白かったりもするんですよ」
学校の誰に対しての話し方とも違う丁寧な言葉遣い。
しかし不思議とよそよそしい感じはしなかった。
「ユイトさんは」
今度はフィオナの方が話題をふる。
「いつからレイに?」
「おれは」
正直に言っていいものか悩み所であった。
「彼に恩があって、ちょっとでも恩返しがしたくて」
嘘ではない。
実際ユイトが、レイのためにレイを演じるのは、憧れの世界へ連れてきてくれた事に対する恩返しみたいなものだ。
「恩、ですか。あいつは、やっぱり悪い奴ではないんですよね」
「それはそうだよ」
ユイトは、そこははっきり言った。
「ミユちゃんはその、レイくんのこと、ろくでもない遊び人だなんて言うけど。ほんとにさ、優しくてかっこいいよ」
それもユイトが確かに思ってる事。
「今度」
フィオナはまた、急に言った。
「アズエル学園で劇をやるんです」
「うん、レイくんたちに聞いてるよ」
「ユイトさんもよかったら見に来てください。これももう聞いてるかもしれませんが、レイが主役で、わたしがヒロイン役なんですよ」
「うん」
それからも他愛ない話ばかりして、昼頃くらいに、ふたりは解散した。
ーー
「ユイト、ぼくはおまえが情けない」
麗寧館に帰ってくるや、呆れ顔を見せてきたレイ。
「このヘタレ、甲斐性なし、草食動物。なんでこんな早いんだよ。昼くらい一緒に食べてこいよ」
「いや、そんな事言われても」
まさしくである。
「ああ、情けない、情けない。いいかユイト、女の子ってのはいつだって……」と、結局ミユが帰宅し、バカバカしいと彼を止めるまで、レイはひたすらに、女性との恋愛に関して、熱心にユイトに語り続けたのだった。
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