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第一章 透明人間殺人事件
第六話 エレクトロ千里眼
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巣鴨新田は、下町情緒が溢れながら、静かで生活関連の店舗や施設が充実している、都内でも屈指の住みやすい街の一つである。鴨が巣を作るような余白が無さそうなのが、時代の流れと言うべきか、とても無情な無常であった。
駅から徒歩十五分のマンション、そこの6階に小森の家はあった。
管理人に事情を説明し、鍵を借りて中に入る。少なくとも、部屋は荒れていたりはしていなかった。事件後に犯人が押し入った形跡もなし。1LDKの、一人暮らしには少し贅沢な間取りだった。
リビングは意外とシンプルな内装で、丸い青のカーペットと楕円の机、壁には本棚を横に倒してその上に48インチのテレビがあった。
「普通、だな」
「何を想像してたの?」
「本を押したら隠し部屋みたいな」
『いや集合住宅でそれは無理でしょ』
空き巣代理のような気分で、棚や台の上の物を調べていく。特に誰か友人などの他者と関連するようなものはない。そうして探していると、朔弥があることを思い出した。
「あ、小森さんの携帯とか財布って盗られてたんだっけ」
「すっかり忘れてた情報ありがとう。携帯は電源切られてっから追えないし、かといって財布はもっと無理だろーな」
そう話しながらゴソゴソと今度はゴミ箱の中すら調べていると、夜見は目新しいレシートを発見した。
内容は、1週間前に家電量販店で買ったカード型の紛失防止タグだ。これは携帯の位置情報を使って人や物を探すGPSのような物で、タグをつけた物をいつでも探せる代物である。
「携帯にタグ付けるわけねえから、財布の中に紛れてんだろうな。よし、そのタグの情報追うぞ。犯人の家とか分かるかもしれん」
「でもどうやって探すの? 携帯も盗られてるんだよ?」
『・・・・・・ちょっと、こっち来てくれ』
追跡方法に悩んでいると、小森が僕らを誘導してリビングの机の下にある薄いスペースを指差した。朔弥が中を調べると、グレーのノートPCが出てきた。
「なるほど、PCにも追跡設定してあるから、これ使えば追えるってことね」
『そう。あ、パスワードはーーーー』
「おっけー」
小森にパスワードを教えてもらい、PCにログインする。高校の記念写真の壁紙が貼られているデスクトップの中に、ファイルやショートカットに紛れて追跡アプリがインストールされていた。これは財布というよりは携帯を紛失した時用の措置だろう。
案の定、携帯の位置情報が登録されていた。それをクリックしてマップに場所が投影された。
「どれどれ・・・・・・へえ、そーゆーこと」
「夜見さん、住所メモったよ」
『ここって・・・』
それから少しして、パソコンを閉じる音と強く扉を閉める音がして、二人分の足音が遠ざかっていった。玄関から吹いた風の余韻が、カーテンをふらりと揺らした。
十数分後、事件現場のビル。その向かい、一階のテナントにある釣具屋。
店主は決めあぐねていた。ぼた餅でもあり爆弾でもあるこの四角い戦利品をどうしようか。金は抜き取った。カードは使用すると足がつく。残りはどうにかして遠いところへ捨ててしまおう。しかし、手元から離れた瞬間に不安になってしまう。
故に、店主は悩んでいた。そこに、自動ドアが開く音がして、二人の若い男女が入店してきた。
「いらっしゃいませ」
店主が二人に応対した。
「あー、アンタ店主?」
「はい」
男、夜見はまるで客のように振る舞っているが、そんなわけがない。小森の家から現場向かいのテナントに来る理由なんて、一つしかない。
「あいにく釣具じゃなくて、お前を強盗殺人で逮捕しに来たんだけど」
「・・・はい?」
店主は面食らった。夜見が逮捕しに来たことと、何故自分だと、という二つの驚きだ。なんとか平静を保つ体で、店主は夜見たちに聞き返した。
「あ、あの、仰ってることがよく・・・」
「店の向かいで殺人事件があったのは知ってるよな?」
「は、はい」
店主は、ヘラヘラしながら問いかけてくる夜見に少し怖気付きながら答えた。
「その被害者から盗まれた財布がこの店にある。財布の中にはカード型の紛失防止タグが入ってるんだが、知ってた?」
「ッ!」
店主の目線が、チラリとレジカウンターに向けられた。夜見も朔弥も小森も、それをバッチリと確認した。
「そのレジにあるんですね?」
朔弥がカウンターに入って隠すように入れてあった財布を取り出し、中を確認する。免許証には、小森隼の名前がしっかりとあった。これは動かぬ証拠であるが、店主は往生際が悪かった。
「そ、それは拾っただけですよ」
「いつ?」
「ふ、二日前です」
「へぇ・・・おかしいねぇ」
「え?」
夜見はそう言って、携帯からある画像を見せた。それは、小森のPCにあったGPS追跡装置の画像だった。しかし、少し違うのは、ただ単に場所を指しているのではなく、その日財布がどう移動したかをルート化した画像だった。その日付は一週間前まで遡ることができ、店主が主張した二日前の画像も含まれていた。
店主の言う二日前の追跡ルートでは、財布はしっかり小森の家から出て夜に戻ってきている。
「アンタの言う二日前には財布はしっかり持ち主の家に戻ってるけど?」
「あ・・・あぁ・・・!」
「ということで、早速ーーー」
そこまで言ったところで、店主は裏口まで全速力で走った。夜見たちはその後ろを、走るでもなく歩いて追った。
『え、走んないの!? 俺を殺した奴が逃げちまうよ!』
「ダイジョーブ」
裏口を開けてすぐの場所で、店主は汚い地面に押し付けられていた。両手は手錠で後ろ回しにされている。
押し付けていたのは、捜査一課の西原刑事だった。夜見が事前に裏口で見張るよう言っておいたのだ。
「裏口から逃走するって聞いたから張ってたぜ」
「そりゃ一番近いとこから逃げるに決まってらぁな」
小森を除いた三人は、無言で親指を立てた。
「じゃあな、夜見。依頼代は明日振り込ませるわ」
「よろしくね」
店主が西原によって赤く点滅する白黒の檻に入れられて去っていった。それをまるで出荷される家畜を見るような目で夜見は見送った。
「結局動機はなんだったんだろ?」
「動機は東京湾の釣りスポットでの倉本とのトラブルだ。殺意まで行くとなると、多分倉本がマナー違反でもしたんだろ。あの店主は人と面向かって争えるような肝っ玉はない。
その時に倉本は赤いパーカーを着ていた。アイツの家の写真に写ってた。で、奴の行動パターンや関係のある場所を調べて、偶然にも向かいのビルに目をつけた。店主はあの日ここからビルの中に入っていく二人を見て、すぐに屋上に行って硬い錘のついた釣竿を投げ、標的にクリーンヒット。
ところが、残念ながら死んだのは倉本じゃなくて小森だった。唯一の誤算は、暗くて人がいることしか分からなくて、誰が誰かを判別できなかったことだ。
錘は小森の襟に引っ掛かって、倒れる小森と合わさって後ろ向きに転落。状況的に殺人犯にされると思った倉本はパニックになって逃走。店主は間違った人を殺してしまったことを埋めようと財布を盗んだ。これが事件の真相だね」
「何というか、全てが不運だね・・・」
朔弥は、より小森を憐れんだ。恨まれることない善人でありながら、人の業のツケを知らぬ所で押し付けられたのである。
しかし、小森は晴れやかだった。思えば、彼は記憶を失ってから最後まで、事件を解明したい思いはあれど恨み言は一言も吐いてなかった。
『自分の記憶と真相が分かっただけで満足だよ。倉本には、事件の詳細は言わないで欲しい。見えないことによる幸福があるように、知らないことによる幸福もあるから』
「フゥ~カックイイねぇ~。霊が見える俺は大不幸ってかチクショウ!」
「今すっごい感動シーンなんだからふざけないで」
「うぉお・・・真顔怖え」
小森は笑った。生きていた時にはなかった、ドラマのような体験。できることなら、この先死んでいても忘れたくはない最高の手向けだった。
小森の体が発光し透けていく。優しい微笑みのまま小森は、美しい黄泉の国へ旅立っていった。
「・・・珍しく、被害者が可哀想な事件でしたね」
「怨恨や金銭が原因の事件がありふれている世界で、珍しい事件だったねぇ」
手を軽く合わせて数秒黙祷した二人は、何が起きても変わることのない、涙の枯れた街へ戻っていった。互いに、唯一心の休まる我が家へと帰巣すべきと、太陽が沈む空に背を向けていた。
駅から徒歩十五分のマンション、そこの6階に小森の家はあった。
管理人に事情を説明し、鍵を借りて中に入る。少なくとも、部屋は荒れていたりはしていなかった。事件後に犯人が押し入った形跡もなし。1LDKの、一人暮らしには少し贅沢な間取りだった。
リビングは意外とシンプルな内装で、丸い青のカーペットと楕円の机、壁には本棚を横に倒してその上に48インチのテレビがあった。
「普通、だな」
「何を想像してたの?」
「本を押したら隠し部屋みたいな」
『いや集合住宅でそれは無理でしょ』
空き巣代理のような気分で、棚や台の上の物を調べていく。特に誰か友人などの他者と関連するようなものはない。そうして探していると、朔弥があることを思い出した。
「あ、小森さんの携帯とか財布って盗られてたんだっけ」
「すっかり忘れてた情報ありがとう。携帯は電源切られてっから追えないし、かといって財布はもっと無理だろーな」
そう話しながらゴソゴソと今度はゴミ箱の中すら調べていると、夜見は目新しいレシートを発見した。
内容は、1週間前に家電量販店で買ったカード型の紛失防止タグだ。これは携帯の位置情報を使って人や物を探すGPSのような物で、タグをつけた物をいつでも探せる代物である。
「携帯にタグ付けるわけねえから、財布の中に紛れてんだろうな。よし、そのタグの情報追うぞ。犯人の家とか分かるかもしれん」
「でもどうやって探すの? 携帯も盗られてるんだよ?」
『・・・・・・ちょっと、こっち来てくれ』
追跡方法に悩んでいると、小森が僕らを誘導してリビングの机の下にある薄いスペースを指差した。朔弥が中を調べると、グレーのノートPCが出てきた。
「なるほど、PCにも追跡設定してあるから、これ使えば追えるってことね」
『そう。あ、パスワードはーーーー』
「おっけー」
小森にパスワードを教えてもらい、PCにログインする。高校の記念写真の壁紙が貼られているデスクトップの中に、ファイルやショートカットに紛れて追跡アプリがインストールされていた。これは財布というよりは携帯を紛失した時用の措置だろう。
案の定、携帯の位置情報が登録されていた。それをクリックしてマップに場所が投影された。
「どれどれ・・・・・・へえ、そーゆーこと」
「夜見さん、住所メモったよ」
『ここって・・・』
それから少しして、パソコンを閉じる音と強く扉を閉める音がして、二人分の足音が遠ざかっていった。玄関から吹いた風の余韻が、カーテンをふらりと揺らした。
十数分後、事件現場のビル。その向かい、一階のテナントにある釣具屋。
店主は決めあぐねていた。ぼた餅でもあり爆弾でもあるこの四角い戦利品をどうしようか。金は抜き取った。カードは使用すると足がつく。残りはどうにかして遠いところへ捨ててしまおう。しかし、手元から離れた瞬間に不安になってしまう。
故に、店主は悩んでいた。そこに、自動ドアが開く音がして、二人の若い男女が入店してきた。
「いらっしゃいませ」
店主が二人に応対した。
「あー、アンタ店主?」
「はい」
男、夜見はまるで客のように振る舞っているが、そんなわけがない。小森の家から現場向かいのテナントに来る理由なんて、一つしかない。
「あいにく釣具じゃなくて、お前を強盗殺人で逮捕しに来たんだけど」
「・・・はい?」
店主は面食らった。夜見が逮捕しに来たことと、何故自分だと、という二つの驚きだ。なんとか平静を保つ体で、店主は夜見たちに聞き返した。
「あ、あの、仰ってることがよく・・・」
「店の向かいで殺人事件があったのは知ってるよな?」
「は、はい」
店主は、ヘラヘラしながら問いかけてくる夜見に少し怖気付きながら答えた。
「その被害者から盗まれた財布がこの店にある。財布の中にはカード型の紛失防止タグが入ってるんだが、知ってた?」
「ッ!」
店主の目線が、チラリとレジカウンターに向けられた。夜見も朔弥も小森も、それをバッチリと確認した。
「そのレジにあるんですね?」
朔弥がカウンターに入って隠すように入れてあった財布を取り出し、中を確認する。免許証には、小森隼の名前がしっかりとあった。これは動かぬ証拠であるが、店主は往生際が悪かった。
「そ、それは拾っただけですよ」
「いつ?」
「ふ、二日前です」
「へぇ・・・おかしいねぇ」
「え?」
夜見はそう言って、携帯からある画像を見せた。それは、小森のPCにあったGPS追跡装置の画像だった。しかし、少し違うのは、ただ単に場所を指しているのではなく、その日財布がどう移動したかをルート化した画像だった。その日付は一週間前まで遡ることができ、店主が主張した二日前の画像も含まれていた。
店主の言う二日前の追跡ルートでは、財布はしっかり小森の家から出て夜に戻ってきている。
「アンタの言う二日前には財布はしっかり持ち主の家に戻ってるけど?」
「あ・・・あぁ・・・!」
「ということで、早速ーーー」
そこまで言ったところで、店主は裏口まで全速力で走った。夜見たちはその後ろを、走るでもなく歩いて追った。
『え、走んないの!? 俺を殺した奴が逃げちまうよ!』
「ダイジョーブ」
裏口を開けてすぐの場所で、店主は汚い地面に押し付けられていた。両手は手錠で後ろ回しにされている。
押し付けていたのは、捜査一課の西原刑事だった。夜見が事前に裏口で見張るよう言っておいたのだ。
「裏口から逃走するって聞いたから張ってたぜ」
「そりゃ一番近いとこから逃げるに決まってらぁな」
小森を除いた三人は、無言で親指を立てた。
「じゃあな、夜見。依頼代は明日振り込ませるわ」
「よろしくね」
店主が西原によって赤く点滅する白黒の檻に入れられて去っていった。それをまるで出荷される家畜を見るような目で夜見は見送った。
「結局動機はなんだったんだろ?」
「動機は東京湾の釣りスポットでの倉本とのトラブルだ。殺意まで行くとなると、多分倉本がマナー違反でもしたんだろ。あの店主は人と面向かって争えるような肝っ玉はない。
その時に倉本は赤いパーカーを着ていた。アイツの家の写真に写ってた。で、奴の行動パターンや関係のある場所を調べて、偶然にも向かいのビルに目をつけた。店主はあの日ここからビルの中に入っていく二人を見て、すぐに屋上に行って硬い錘のついた釣竿を投げ、標的にクリーンヒット。
ところが、残念ながら死んだのは倉本じゃなくて小森だった。唯一の誤算は、暗くて人がいることしか分からなくて、誰が誰かを判別できなかったことだ。
錘は小森の襟に引っ掛かって、倒れる小森と合わさって後ろ向きに転落。状況的に殺人犯にされると思った倉本はパニックになって逃走。店主は間違った人を殺してしまったことを埋めようと財布を盗んだ。これが事件の真相だね」
「何というか、全てが不運だね・・・」
朔弥は、より小森を憐れんだ。恨まれることない善人でありながら、人の業のツケを知らぬ所で押し付けられたのである。
しかし、小森は晴れやかだった。思えば、彼は記憶を失ってから最後まで、事件を解明したい思いはあれど恨み言は一言も吐いてなかった。
『自分の記憶と真相が分かっただけで満足だよ。倉本には、事件の詳細は言わないで欲しい。見えないことによる幸福があるように、知らないことによる幸福もあるから』
「フゥ~カックイイねぇ~。霊が見える俺は大不幸ってかチクショウ!」
「今すっごい感動シーンなんだからふざけないで」
「うぉお・・・真顔怖え」
小森は笑った。生きていた時にはなかった、ドラマのような体験。できることなら、この先死んでいても忘れたくはない最高の手向けだった。
小森の体が発光し透けていく。優しい微笑みのまま小森は、美しい黄泉の国へ旅立っていった。
「・・・珍しく、被害者が可哀想な事件でしたね」
「怨恨や金銭が原因の事件がありふれている世界で、珍しい事件だったねぇ」
手を軽く合わせて数秒黙祷した二人は、何が起きても変わることのない、涙の枯れた街へ戻っていった。互いに、唯一心の休まる我が家へと帰巣すべきと、太陽が沈む空に背を向けていた。
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