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Episode3 突然ですが……明日調停に行ってきます
突然ですが……明日調停に行ってきます④
しおりを挟むさて、ブルちゃんから来た『回答書』についてだ。
回答書は私が書いた『申立書』にブルちゃんがどう思ったかを書いて、裁判所に提出する書類だ。
それが私の所に届いたのが今月の十九日。
ブルちゃんが裁判所に送った回答書は、恐らく制作日数が約一か月。
そして枚数は、なんと十九枚……。
私は三枚で「多い」と言われたのに十九枚だ。しかも図やグラフまで入っており、『回答書』と言われなければ、何かプレゼンテーションの資料だと思うだろう。
そこには私が申立書に書いたことへの反論や(図やグラフでの説明付き)、私のことをどう思っていたのかがツラツラと書かれていた。因みに「自分はみんなに好かれて頑張ってます!」アピールもしていた。
私は読んでいる途中でパニック発作を起こしてしまい、プテラノドンにように「ギャーギャー」と喚き始めてしまった。そのため長男と次男が代わりに読んでくれたのだが、私の悪口がほとんどだったらしい。
ブルちゃんの主張は①舞々は仕事ができない②舞々は利用者からクレームもきていた③ブルちゃんは舞々が好きではない。というものだ。
普通回答書などは、調停員の心証を悪くしないため、相手の悪口はタブーだ。それなのに堂々と書き記されている。
しかも、どうやら所長と、他数名がブルちゃんに加担しているらしい。ブルちゃんが知らない情報まで書かれていた。
そして最後には「所長やみんなと、話し合って決めていきたいと思います」と書かれている。
どうやらブルちゃんは、一人で決められないらしい……。
『所長やみんな』という言葉で、私にプレッシャーをかけたいのが見え見えだ。
でも私は酷く落ち込み、オーバードーズをしてしまった。
なぜなら、大好きだった職場がみんな敵になってしまったような気がしたから……。
仕事だって頑張っていた。批判されるところなんてない。
私は地の底まで落ち込み、死にたいとまで思った。
死んでブルちゃんや所長に復讐してやろうとまで、思ってしまった……。
でも私にはできない。だって、私には可愛い子供もいるし、私を心配してくれる両親もいる。だから、この苦しみに耐えるしかない。だけど、苦しい……。
私は楽になりたい一心で、オーバードーズという禁忌に手を染めた。オーバードーズは決してしてはいけないことだ。わかりきっているけど、私は楽になりたかった。
本当に、本当に辛くて苦しかった。
調停なんてやろうと思ったことも後悔した。
そして、改めてブルちゃんのイカレッぷりを目の当たりにした。こうやって私は、毎日パワハラにあってきたのだ。
その翌日も落ち込み、何も手につかなかった。
今日の午前中も落ち込んでいて、頓服を飲んで凌いでいた。
とにかく、苦しくて辛くて、胸が張り裂けそうだった。
だから頓服を飲んで何とか凌いだ。
しかし今日の午後になって、急に悲しみが怒りに変わったのだ。
やっぱりイジメやパワハラなんてよくない。
それに自分で決めたことだ、突き進むしかない、と今は思っている。
諦めがついたのか、心が壊れたのかはわからない。
でも踊りたくなるような変なテンションだ。
今の時刻が14:30。もうすぐ日が暮れて夜になる。
果たしてお豆腐メンタルの舞々は、夜またプテラノドンになるのだろうか?
それとも、覚悟が決まり穏やかな夜を過ごしているのだろうか?
私の目には、泣きわめくプテラノドンが見えた気がした。
でも明日、私は調停に行く。
なぜなら、ブルちゃんが調停や裁判はやめてほしいと、回答書に書いてあったから――。
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