人妻六英雄は自ら股を開く

どらごんまじっく

文字の大きさ
8 / 106

友人との発明 ルーカス視点

しおりを挟む
「ヒュレル、立派な店だね」
今日は僕は、友人になったばかりのヒュレルの道具屋に訪れていた。

「王都に引っ越してきたばかりだから建物は新築なんだ」
「そっか、前はどこに住んでたんだい」
「王都から半日ほど南に行ったジンムの町だよ」
「ジンムの町か……一度行ったことあるよ、いい町だったと思ったけど、どうして王都に引っ越してきたんだい」
「アリナに王から王都への移住要請があったんだよ、だからこの店も国から援助金が出ていて、それでこんなに立派な店が持てたって話だ」
「へぇ~そうなんだ~やっぱり六英雄は待遇が違うね」
「その気になれば大金持ちにもなれるだろうけど、アリナはそういうの興味ないからな……」
「うちのエルレーンもそうだね、お金にはあまり興味ないみたい」
「言い換えればお金にしか興味がない人間は六英雄には選ばれないのかもしれないな」
「そうかもしれないね」

その日は僕の為に、ヒュレルは店を早く閉めた。
「ルーカス、ちょっとこれが新しい道具のアイデアなんだけど、見てくれるかい」
ヒュレルの道具のアイデアを見て、驚いた……こんな発想ができるなんて……
「遠距離映写水晶……すごいね……遠くの映像を写すことができるんだ……」
「映像だけじゃないぞ、声を送れるから映像を見ながら話もできるんだ」
「すごいな……」
「それでこのコアの部分なんだけど、魔法技術で次元球って物があったと思うんだけど……」
「あっ、なるほど、次元球の特性を使うのか……すごいよヒュレル……君は天才かもしれない」

次元球は錬金魔術で偶然生まれた物で、同じ魔法周波を持つ同士だと、お互いの情報を共有する特性を持つ……しかもこの共有には距離が関係ないって特徴もあるので、ヒュレルはこれを使って長距離で映像と音声を共有させようとしてるのだ。
「そう、この水晶に移った映像と、音玉で拾った声を次元球で共有して……」
「ふむふむ、なるほど、だったら次元球はここで魔法収束させて……」

その日、僕たちは寝ずにその新しい道具の開発を進めた……
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

入れ替わり夫婦

廣瀬純七
ファンタジー
モニターで送られてきた性別交換クリームで入れ替わった新婚夫婦の話

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

処理中です...