妻は六英雄だが俺はしがない道具屋です

どらごんまじっく

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山賊のアジト

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「早く外に出ろ!」
俺とルーリエは馬車から外に出された……馬車の停車した場所は、どこかの洞窟の前だった……
「向こうへ歩け! キョロキョロ見るんじゃねえ!」

山賊に連れらて、俺たちは洞窟の中へと歩かされる。
「この中に入ってろ」
そう言って俺が入れられたのは鉄格子の牢獄であった──ルーリエも一緒に入ろうとするが、山賊に止められる。
「ヘヘヘッ……待て、お前はこっちだ……」
不敵な笑いに嫌な予感しかしない……
「どうしてだよ! こっちに一緒に入ってればいいだろ!」
「うるせえよ! 貴様に意見言う権利なんてねえんだよ!」
そう言いながら山賊は俺の顔を思いっきり殴りつけた──
「ぐはっ!」
山賊は牢屋の中に転げる俺を何度も蹴りつけながらヒステリックに罵声を浴びせてきた。
「俺に意見するんじゃねえ! クソ野郎が! てめーは生かされてるだけで幸せだと思ってやがれ! ほら! 殺すぞ!」
「やめて!! それ以上蹴ったらヒュレルが死んじゃう! 私はどうなっても良いから彼には手を出さないで!」

「くっ……ルーリエ……」
「ヒュレル……愛してる……私はあなたを愛してるの……」
ルーリエはそう叫びながら山賊に連れて行かれそうになる……

「その辺にしておきな、そいつらは大事な人質になる可能性がある、まだ手を出すんじゃないよ」
そう言ったのは山賊の頭だと思うわれる貫禄のある女山賊だった……
「しかし、カシラ! 俺……3日も女を抱いてねえんです……もうやりたくて堪らんのです……」
「チッ……これだから男は面倒臭いね……ほら……こっちきて汚いちんぽを出しな、俺が手でやってやるよ」
「本当ですか! カシラが俺のを握ってくれるんですね」
「早くしな! 気が変わるよ!」
「へい!」
そう言って山賊の男は、女山賊の前に行くとすぐにズボンを脱いだ……

「ほら、どうだ、気持ちいいか!」
「いいです……カシラの手だと思うだけで俺は……すげ……」
シュッシュッ……女山賊の手の動きが早くなる──
「カシラ! 俺……もう……」
「俺にかけるんじゃないよ! そっちに出しな!」

山賊は短く呻くと、白い液体を大量に放出した……

「それで……この女どうしたら……」
「男と一緒に牢屋に入れたら変なことおっ始めちまうかもしれないからね……そっちの部屋に監禁しときな」

「ちょっと……私もヒュレルと一緒に……」
「いいからこっちにこい!」
「ルーリエ! 絶対助けてやるからな!」
「ヒュレル! ヒュレル!」

ルーリエは洞窟のさらに奥にある部屋に連れて行かれた……何とかして助けないと……

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