放課後ダンジョンクラブ 俺の彼女がVRの世界で堕とされていく……

どらごんまじっく

文字の大きさ
5 / 39

キャラメイキング

しおりを挟む
ダンジョン攻略を始める前に、冒険用キャラ設定を行う必要があった……誰がどんなジョブにするか話し合いが行われる……

「ジョブは数百種類あるけど、大きく分けると5タイプに分けられる、タンク、アタッカー、ヒーラー、サポーター、オールラウンダー、誰が何になってもいいと思うけど、ダンジョン攻略を本格的に考えるなら多少のバランスは考えた方がいいかもね」

「そうですよね、全員がヒーラーじゃキツそう……」
「とりあえず、メインメニューにジョブの一覧と説明があるからみんな、選んでみようか、後でバランスが悪くなるようなら考えよう」

メインメニューは任意で開くことができるウインドウで、そこからゲームのあらゆる行動を選択できるようになっていた……

「太陽、あんた何になるの?」
真琴が聞いてくる……

「そうだな……アタッカー職から選ぼうと思ってるけど……」
「え~私もアタッカーがいいから、太陽はタンクにしてよ」
「嫌だよ、お前がタンクになればいいだろ」
「私がそんなタイプに見える?」
「知るかよ」

そんな不毛な言い合いをしてると、優奈が困ったように聞いてきた。
「ねえ、太陽、私は何になればいいと思う……私こういうゲームしないからわからないんだけど……」

「優奈は絶対にヒーラーだよ、癒しって感じだからね」
俺が答えるように先に真琴がそう言い切った……確かにヒーラー向きだとは思うけど……

「ヒーラーか……どれがいいかな……」
「そうね、プリーストか、クレリックか……この巫女ってのも面白いんじゃない」
「じゃあ、私は巫女にするよ」
「いいね、アタッカーの私と相性ピッタリだよ」

たく……真琴は強引にアタッカーに決めるつもりだな……じゃあ、仕方ない……俺はタンクにするか……タンク職からニュアンスだけでパラディンを選んだ……

みんなそれぞれなりたい職業が決まり、一通り何になるか聞かれた。

「私は剣聖になります!」
真琴がそう言い切った……剣聖は二つの片手剣を自在に操るアタッカー職で、攻撃力はジョブ中最強クラスらしい……

「私は巫女で……ヒーラーです」
控えめに優奈がそう言う……

「俺はアークウィザードで魔法をばんばんぶっ放すよ」
兵司さんは魔法職を選んだようだ。

「私……ええと……エレメンタラーがいいです……」
瑠花が選んだエレメンタラーはオールラウンダーに分類されるようだ……

「う~ん、このスーパースターかなやっぱり……」
天職というか……咲良が選んだのはサポーター職のスーパースターである。

「私はやっぱりゴッドハンドかな……一番合ってるでしょ」
アリナの選んだのは肉弾戦のスペシャリストであるゴッドハンド……アタッカーだけど防御力も相当高い前衛職だそうだ……

そして俺は……
「俺はタンク職のパラディンになります」

みんなの希望を聞いて、遊馬さんが頷きながらこう言った。
「バランスは悪くなさそうだね……それじゃ、僕はシールドナイトにするよ、タンク職は二人はいた方がいいだろうし」

こうして俺たちの冒険者キャラが決まった……
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに

家紋武範
恋愛
 となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。  ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。

処理中です...