放課後ダンジョンクラブ 俺の彼女がVRの世界で堕とされていく……

どらごんまじっく

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ダンジョンへ

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ステータス画面から装備の購入、スキル調整などをして、俺たちは初のダンジョン攻略へと向かった……ダンジョンはプライベートエリアの広場に作られる……

それにしても……女子の格好が凄いんだけど……ゲームの装備だから仕方ないのかもしれないが……露出が半端ない……本人たちは平気なんだろうか……ちょっと優奈に小声で聞いてみる。

「やっぱりそうだよね……私も見えそうで怖いんだけど……」
と、ちょっと気にしてるみたいだ……まあ、真琴は全然平気そうだけど……あいつは例外だ。


「ここがダンジョンの入り口になるんだ……」
出現した青いゲートを見て真琴がそう言った……

「まずは一階層でレベル上げをしようか、すぐに奥に進んだら死んじゃいそうだし」
「死んだらどうなるんですか?」
「ここに戻ってくるね……」
「ペナルティとかはあるんですか」
「上位ダンジョンとかだったら装備を落としたりするみたいだけど、このダンジョンにペナルティはないかな……」

よかった……デスペナとか嫌なんだよな……

「だ……だけどこの世界って五感を感じるのが売りですよね、死んだりしたら痛くないんですか……」
瑠花がそう聞いてくる。

「それは大丈夫、痛みや苦しみとかはセーフティーラインがあって、ある程度でシャットアウトされるようになってるんだ」
「よかった……実は私もそれを気にしてたんだ」

真琴もそこを気にしてたようだ、まあ、普通に痛かったらゲームとして問題だよな。


ダンジョンは石造りの迷路のような作りになっていた……通路の幅は10メートルくらいで、高さは4~5メートルくらいだろうか……中は光苔が生えていて思ったより明るい……

「このダンジョンは階層によって作りがだいぶ違うって説明に書いてたけど、一階層はこんな感じなんだね」
遊馬さんがダンジョンの印象をそう言った……

「気持ち悪い敵が出てきたらやだな……」
咲良が顔をしかめてそう願っている……が、その願いは叶わなかった……

「敵だ! 太陽くん! 僕と前へ!」
現れた敵はグニャグニャした触手を持つモンスターで、数は五体……俺と遊馬さんは敵を前で受け止める。

触手で攻撃してくるが、やはりパラディンは防御力が高いのか、痛くも痒くもない……

「僕たちが敵を抑えているから、後ろから攻撃して!」
そう言われて、みんな、魔法などでその敵を攻撃した……やはり一階層の敵だけあって弱いみたいだ……魔法攻撃が命中するとブスブスとダメージを受けてヘナヘナと消滅していく……

全部倒すと、敵からのドロップ品を回収する……出てきたのはよくわからないアイテムだ……
「よし、順調だね、この調子でどんどん行こう」

その日は一階層をウロウロしてダンジョンに慣れるのと、レベル上げをして過ごした……

そして、どれくらい時間が経過しただろうか……レベルもみんな三つくらい上がって、ドロップしたアイテムでアイテムボックスがいっぱいになった頃、遊馬さんが一度戻ることを提案する……

「よし、疲れたし、そろそろ村に戻ろうか」
仮想世界なのに確かに疲れを感じる……本当にここはリアルな世界だ……


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