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パンドラの箱
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突如として上空に黒龍が発見され、迎撃のためプロビデンス防衛軍の基地からは白虎が飛びたった。上空では黒龍と白虎の戦闘が繰り広げられたが、今回も白虎が優勢だった。
白虎が黒龍を打ち落とすのを、地上で見ていたブースは喜び「あっちの方に落ちたみたいだぞ! 見に行こうぜ!」と黒龍が落ちた方へと走り出した。
「危ないから辞めた方が良いよ、あとでヘリオスに怒られても知らないから!」とニックが言った。ブースは振り返ると「ヘリオスなんか怖くないやい、ニックの意気地なし~」と走り去ってしまった。
ニックが「ヘリオス、ブースが……」とヘリオスを呼びに来た。ヘリオスがニックに「どうした? 泣いてちゃ解らないだろ」と言うと、ニックは「危ないから辞めろって言ったのに、ブースが……」と言った。ヘリオスが「だからブースがどうしたんだ!?」と聞くと、ニックは「ブースが黒龍が落ちたのを見に行っちゃて……」と言った。ヘリオスは慌てて「ニックはここで待ってろ」と言うと、黒龍が落ちたと思われる方へと走った。
黒龍が落ちたと思われる場所には穴が空いていた。ブースは「ここに落ちたのかな?」と、その穴を覗き込んでいた。 ヘリオスが追いつき「何やってるんだ、危ないだろ」と服を掴んだ瞬間、その穴から黒龍が飛び出して来た。
ヘリオスが間一髪「危ない」とブースを抱き寄せると、地盤が緩んでいたのか足元が崩れ2人は穴に落ちてしまった。ヘリオスは「大丈夫か? 怪我してないか?」とブースに言った。ブースはただ泣きじゃくるだけだった。
ヘリオスは立ち上がると辺りを見回した。頭上から光りが差し込んでいるものの、辺りは薄暗く「結構深いな、この穴から出る方法は……」とヘリオスは考えながら辺りに目を凝らしてみる。すると周りには瀬戸物の破片が散らばっており、その破片の間から白い棒のような物が飛び出していた。
ヘリオスは「何だろう?」と思い、その白い物を引き抜き確かめてみると、それは何かの骨だった。ヘリオスは思わず手にした骨を投げ捨て、驚きのあまり尻もちをついた。転んだ拍子に着いた手元には木箱があり、ヘリオスは壊した木箱の破片で手を怪我してしまった。
ヘリオスが「痛い!」と思い手を見ると、手から血が流れていた。ブースが「ヘリオス怪我したの? 大丈夫?」と言うと、ヘリオスは「大した怪我じゃないから心配するな」と言った。ヘリオスが「でも何でこんな物が……」と木箱に手を伸ばそうとした瞬間、辺りが暗くなった。
何事かと思いヘリオスがいままで光りの差していた穴を見上げると、黒龍が中を覗き込んでいる。ブースは「怖いよ~」と更に泣きじゃくるり、ヘリオスは泣きじゃくるブースを抱きしめ「俺がいるから大丈夫」と言った。
ヘリオスは『神様、ブースだけでも助けてください』と祈った。その時、足元で壊れた木箱の隙間から眩いばかりの光りがヘリオスの手首をさした。その光りが消えるとヘリオスの手首には金の龍が。ヘリオスが手首にチクッとした痛みを感じると、何処からとなく朱雀が現れ黒龍を弾き飛ばした。ヘリオスとブースは次の瞬間、朱雀に吸い込まれていた。
黒龍の操縦者は「新手の敵か? そんな話し聞いてないぞ、ここは一旦引いて報告しなければ」と直ぐさま飛び去った。
ブースが「すげ~ 、かっこい~」と目を輝かせる隣りで、ヘリオスは自分の身に何が起きたのか理解出来ずにいた。
白虎が黒龍を打ち落とすのを、地上で見ていたブースは喜び「あっちの方に落ちたみたいだぞ! 見に行こうぜ!」と黒龍が落ちた方へと走り出した。
「危ないから辞めた方が良いよ、あとでヘリオスに怒られても知らないから!」とニックが言った。ブースは振り返ると「ヘリオスなんか怖くないやい、ニックの意気地なし~」と走り去ってしまった。
ニックが「ヘリオス、ブースが……」とヘリオスを呼びに来た。ヘリオスがニックに「どうした? 泣いてちゃ解らないだろ」と言うと、ニックは「危ないから辞めろって言ったのに、ブースが……」と言った。ヘリオスが「だからブースがどうしたんだ!?」と聞くと、ニックは「ブースが黒龍が落ちたのを見に行っちゃて……」と言った。ヘリオスは慌てて「ニックはここで待ってろ」と言うと、黒龍が落ちたと思われる方へと走った。
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ヘリオスが間一髪「危ない」とブースを抱き寄せると、地盤が緩んでいたのか足元が崩れ2人は穴に落ちてしまった。ヘリオスは「大丈夫か? 怪我してないか?」とブースに言った。ブースはただ泣きじゃくるだけだった。
ヘリオスは立ち上がると辺りを見回した。頭上から光りが差し込んでいるものの、辺りは薄暗く「結構深いな、この穴から出る方法は……」とヘリオスは考えながら辺りに目を凝らしてみる。すると周りには瀬戸物の破片が散らばっており、その破片の間から白い棒のような物が飛び出していた。
ヘリオスは「何だろう?」と思い、その白い物を引き抜き確かめてみると、それは何かの骨だった。ヘリオスは思わず手にした骨を投げ捨て、驚きのあまり尻もちをついた。転んだ拍子に着いた手元には木箱があり、ヘリオスは壊した木箱の破片で手を怪我してしまった。
ヘリオスが「痛い!」と思い手を見ると、手から血が流れていた。ブースが「ヘリオス怪我したの? 大丈夫?」と言うと、ヘリオスは「大した怪我じゃないから心配するな」と言った。ヘリオスが「でも何でこんな物が……」と木箱に手を伸ばそうとした瞬間、辺りが暗くなった。
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ヘリオスは『神様、ブースだけでも助けてください』と祈った。その時、足元で壊れた木箱の隙間から眩いばかりの光りがヘリオスの手首をさした。その光りが消えるとヘリオスの手首には金の龍が。ヘリオスが手首にチクッとした痛みを感じると、何処からとなく朱雀が現れ黒龍を弾き飛ばした。ヘリオスとブースは次の瞬間、朱雀に吸い込まれていた。
黒龍の操縦者は「新手の敵か? そんな話し聞いてないぞ、ここは一旦引いて報告しなければ」と直ぐさま飛び去った。
ブースが「すげ~ 、かっこい~」と目を輝かせる隣りで、ヘリオスは自分の身に何が起きたのか理解出来ずにいた。
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