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俺のかわいい婚約者さま
婚約者さま 番外編4 何でもない日もあなたとなら @楓
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「薫さん、今日は天気もいいし少し散歩でもどうですか?」
「わぁ、楓君と出かけるのなんていつぶりだろう。嬉しいっ」
小さな子どものようにはしゃぐ薫さん。こんな事でも心から喜んでくれているのが分かる。
自然と俺も笑顔になり、心がほこほこと温かくなる。
「奏、お前も行くか?」
「んー、俺はいいや。二人で楽しんでおいでよ」
長男の奏13歳である。
奏は俺が薫さんの事を世界で一番愛している事を知っている。
勿論それは奏の事をないがしろにしているとか愛していないという意味ではない。
俺の中にはもうずっと薫さんの事とほんの少しの自分の事しかなかった。
そこに奏が加わって、薫さんに向ける愛情とは違った愛情ではあるが奏の事は大切に思っている。
聡い奏は時々こうやって気を遣って、俺と薫さんの二人だけの時間を作ってくれる。
我ながらよくできた息子だと思う。やっぱり薫さんの子どもだから優しいんだな。
それに、もしかしたらこの子は俺との約束を覚えているのかもしれない。
奏がまだ薫さんのお腹の中にいる時に毎日のように語り掛けていた。
『薫さんとの大切な時間をあげるから、一日の終わりには必ず俺の元へ返してね。俺たちのかわいいこぐま、約束だよ』
「そうか、じゃあ薫さん二人で行きましょうか」
「うん。奏、お土産買ってくるからね」
「はーい。いってらっしゃーい」
俺は薫さんの腰に腕を回し、歩き出した。少しでも長くあなたと歩けるようにゆっくりと。
俺は隣にあなたがいるだけで幸せです。
こんな何でもない日でもあなたと一緒なら、それは特別な日に早変わりする。
幸せで幸せ過ぎて胸がいっぱいになる。
目を細めすぐ傍にある薫さんの顔を見つめていると、俺の心の声が聞こえたのか薫さんが俺の耳元でそっと囁いた。
「俺もだよ」
-おわり-
「わぁ、楓君と出かけるのなんていつぶりだろう。嬉しいっ」
小さな子どものようにはしゃぐ薫さん。こんな事でも心から喜んでくれているのが分かる。
自然と俺も笑顔になり、心がほこほこと温かくなる。
「奏、お前も行くか?」
「んー、俺はいいや。二人で楽しんでおいでよ」
長男の奏13歳である。
奏は俺が薫さんの事を世界で一番愛している事を知っている。
勿論それは奏の事をないがしろにしているとか愛していないという意味ではない。
俺の中にはもうずっと薫さんの事とほんの少しの自分の事しかなかった。
そこに奏が加わって、薫さんに向ける愛情とは違った愛情ではあるが奏の事は大切に思っている。
聡い奏は時々こうやって気を遣って、俺と薫さんの二人だけの時間を作ってくれる。
我ながらよくできた息子だと思う。やっぱり薫さんの子どもだから優しいんだな。
それに、もしかしたらこの子は俺との約束を覚えているのかもしれない。
奏がまだ薫さんのお腹の中にいる時に毎日のように語り掛けていた。
『薫さんとの大切な時間をあげるから、一日の終わりには必ず俺の元へ返してね。俺たちのかわいいこぐま、約束だよ』
「そうか、じゃあ薫さん二人で行きましょうか」
「うん。奏、お土産買ってくるからね」
「はーい。いってらっしゃーい」
俺は薫さんの腰に腕を回し、歩き出した。少しでも長くあなたと歩けるようにゆっくりと。
俺は隣にあなたがいるだけで幸せです。
こんな何でもない日でもあなたと一緒なら、それは特別な日に早変わりする。
幸せで幸せ過ぎて胸がいっぱいになる。
目を細めすぐ傍にある薫さんの顔を見つめていると、俺の心の声が聞こえたのか薫さんが俺の耳元でそっと囁いた。
「俺もだよ」
-おわり-
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