君と飛ぶ夢

桜田 優

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1章 記憶

5話 え?

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クッキーも少なくなってしまって珈琲のお代わりを使用悩んでいた時の事だった
「あっ、時雨さん?」
時雨と達哉先輩の座ってる席の後ろからそう声がし、僕達は声のする方を見た
そこには長い後ろ髪で少し白っぽい髪の色をしている女の子が立っていた…
「あ…海夕ちゃん!」
「久しぶりです…」
ぺこっとおじきをしニコッとわらいかける
「とりあえず座りなよっ」
そういい先輩を僕の方に移動させて無理やり隣に座らせた
「えっと海夕さんは…」
「あ…初めまして…夕立 海夕ユウダチ ミユって言います…
 よろしくお願いします…」
座ったまま、またおじきミタイナカンジノシグサをする
「えっと、時雨さんとは中学校から仲良くさせてもらってます…」
「だから、敬語はなしって言ってんじゃん…」
「ご、ごめん…癖で…」
「もう…」
時雨は頬をふくらませてクッキーをほおばる
よくそんなにはいるな…
そうなことを思いながら海夕さんの方を見る
そうすると視線に気づいたのか首を傾げニコッと笑う
「どうしました?」
「……なんでもないよ」
こっちもニコッとわらう
「そうた…ねぇねぇ海夕ちゃん」
時雨は何かを思い出し、まだ首をかしげている海夕に話しかける
「なんで……なに?」 
「えっと、いま海夕ちゃんどこの大学行ってるんだっけ?」
「バッタ府立虫王町稲子大学の法学部です」
「あの?」
「すげぇ…」
何がすごいのかわからない…
首を傾げていると時雨が僕に
「バッタ府立虫王町稲子大学の法学部は、この和華機械島わかきかいしまのどの大学の法学部より学力が高くて入るのがものすごく難しい大学なんだよ日本で言う慶應義塾大学ぐらい
「へぇ…」
すごい頭いいんだ…そうなんだ…ふーん…
「あれ?僕達の通ってる大学は?」
「あー…七市立七味美術大学?
 んー…七市の中で3番目かな…」
「ふーん…」
結構頭いいんだな…こっちの僕は…
そんなことを話、時間が過ぎていく



「あ…もうこんな時間…そろそろ家に帰らないと」
「ほんとだー…」
もう5時…早いな…
「じゃ、春蠱くん、時雨ちゃん、海夕ちゃん、僕が払うよ」
「いや…私が」
「いいえ…私が…」
「え、じゃぁ、僕が払うよ」
あー、これ知ってる…
「いいのか?」
ニコッと笑い
いや、そういう流れにしたんでしょ
「ありがとう」
時雨ちゃん?!
「……やっぱり、悪いですから私も出しますよ…」
時雨さんと達哉先輩は海夕さんの方を見てびっくりし
「じ、じゃぁ…僕も少し」
「私も…」
そういい結局割り勘になるのでした…

よかった……
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